top of page

RTK受信機 レンタルの代替に最適:LRTKは1年単位で使える高精度測位サービス

タイマーアイコン.jpeg
この記事は平均5分で読めます
万能の測量機LRTKの説明

著者: LRTKチーム

目次

はじめに

RTKとは何か

RTK受信機をレンタルする理由

RTK受信機レンタルの課題

LRTKとは

LRTKのメリット

RTK受信機レンタルとLRTKの比較

LRTKによる簡易測量

まとめ

FAQ


はじめに

高精度な測位が求められる場面で活躍するのがRTK受信機です。しかし、RTK対応の測位機器は購入費用が高額なため、短期間だけ使いたい場合にはレンタルを検討する方も多いでしょう。実は、そのRTK受信機レンタルに代わる新たな選択肢として注目されているのが、高精度測位サービス「LRTK」です。本記事では、RTK受信機をレンタル利用する際の現状と課題を整理し、1年単位で使える高精度測位サービスLRTKがその代替として最適な理由をご紹介します。


RTKとは何か

RTK(Real Time Kinematic)とは、衛星測位システム(GPSなど)によってリアルタイムに高精度の位置測定を行うための技術です。通常のGPS単独測位では誤差が数メートル生じるのに対し、RTKではセンチメートル級の測位精度を実現できます。その仕組みは、固定された基準局(既知の正確な位置を持つ受信機)と移動体側の移動局(測量したい受信機)の2台で観測を行い、基準局が得た誤差情報を移動局にリアルタイム配信して位置補正するというものです。この補正によって、単独では5〜10mほどあった位置誤差を数センチ以内にまで縮小できます。


RTK測位によって、従来のGPSでは難しかった高さ方向の計測や、位置ズレのほとんどない精密な測位が可能になります。例えば、土地の高低差を正確に測ったり、建設現場で設計図通りの位置に杭を打ったりといった作業にもRTKの高精度が欠かせません。現在では土木測量や農業、ドローン測量など幅広い分野でRTK技術が活用されており、その中核となるのが高精度なGNSS受信機です。


RTK受信機をレンタルする理由

RTK対応のGNSS受信機(いわゆるRTK受信機)は非常に高価で、一般に数十万円から数百万円する専門機器です。そのため、「高精度な測位が必要だが購入するほど頻繁には使わない」というケースでは、レンタルで一時的に機材を借りる方が経済的と考えられます。短期間のプロジェクトや試験利用のためにRTK受信機をレンタルすれば、初期投資を抑えて必要な期間だけ高精度測位を活用できます。


レンタルを利用するもう一つの理由は、機器の管理やメンテナンスの手間を省ける点です。高精度GNSS機器は定期的なファームウェア更新やキャリブレーションが必要ですが、レンタルなら貸出業者が管理しているため利用者は煩雑な保守を意識せずに済みます。また、購入前のお試しとしてレンタルを活用し、実際の現場で使い勝手や精度を確認してから導入を判断する、といった使い方もできます。


RTK受信機レンタルの課題

一方で、RTK受信機のレンタルにはいくつかの課題やデメリットも存在します。第一に、利用コストの累積です。レンタル料金は日数や機材構成によっては高額になることもあり、繰り返し借りる場合は合計費用が無視できなくなります。「最初は短期のつもりが作業延長で期間が延び、結果的に当初想定より費用がかさんでしまった」というケースも少なくありません。年間で何度もRTK測位を利用するのであれば、その都度レンタル料を支払うより他の選択肢の方が割安になる可能性があります。


第二に、機材の確保と手続きの手間です。必要なタイミングで希望の機種がレンタル可能とは限らず、繁忙期には予約が埋まってしまうこともあります。レンタルのたびに日程調整や受け取り・返却の手続きを行うのも手間と時間がかかります。急な現場対応が必要になった際に、レンタル待ちで作業が遅れるリスクも考えられます。


第三に、機器の操作や環境構築の難しさです。レンタルしたRTK機器を十分に使いこなすには、初期設定や現場での設置・測位方法についての知識が求められます。例えば、基地局と移動局をセットで借りた場合、基準局を適切な場所に設置し、その座標を既知点として設定する必要があります。またはネットワーク型RTKサービスを利用する場合、GNSS受信機にNtrip接続の設定を行い、移動通信環境(SIMカードやポケットWi-Fiなど)を用意する必要があります。初めての方が短期間のレンタルでこれらを習得するのはハードルが高く、十分に性能を引き出せないまま返却期限を迎えてしまう恐れもあります。


LRTKとは

こうしたレンタル利用の課題を解決し、高精度測位をより手軽に長期間活用できるソリューションがLRTKです。LRTK(エルアールティーケー)は、株式会社レフィクシアが提供する高精度GNSS測位サービスで、1年単位で利用契約することで専用の小型測位デバイスとアプリケーションを使い、高精度なRTK測位を行えます。従来は専門機器が必要だったセンチメートル級測位を、手のひらサイズの受信機とスマートフォン/タブレットだけで実現するのが大きな特徴です。


具体的には、スマホやタブレットに取り付けて使用する小型のRTK対応GNSS受信機(LRTKデバイス)と、その測位データを扱う専用アプリから構成されています。LRTKデバイスはBluetoothやWi-Fiでモバイル端末と接続され、衛星からの測位信号を高精度に解析してスマホ上のアプリに送信します。アプリ側でリアルタイムに補正情報の適用や測位結果の表示・保存が行われ、ユーザーは画面上で現在位置や精度を確認しながら測量作業を進められます。


LRTKの大きな特長は、サービス利用型である点です。ハードウェアを購入するのではなく、1年間利用できるライセンスとして契約することで、必要な期間だけ高精度測位環境を確保できます。契約期間中はLRTKデバイスとアプリを自由に使っていただけるため、まるで自前のRTK受信機を所有しているかのように、いつでも好きなときに測位が可能です。短期レンタルとは異なり、年度を通じて継続的に利用できるため、複数プロジェクトや季節をまたいだ測量ニーズにも柔軟に対応できます。


LRTKのメリット

LRTKを活用することで、従来のRTK受信機レンタルにはない様々なメリットが得られます。


高精度:LRTKはRTK方式による測位に対応しており、水平位置で±1〜2cm、高さ方向で±3cm程度の精度を実現します。専用の基準局を設置しなくてもこの精度が得られ、一般的な単独GPS測位(誤差数m)とは桁違いの精密さです。取得した座標には緯度・経度だけでなく標高情報も含まれるため、土地の高さ測定にもそのまま活用できます。

手軽さ:スマートフォン一台とポケットに収まる小型受信機で動作するため、機材の持ち運びや準備が非常に簡単です。煩雑な配線や据え置き機器の設置も不要で、現地に到着してすぐ測位を開始できます。専用アプリは直感的な操作性を重視して設計されており、難しい設定なしにワンタッチで測位を実行可能です。初めてRTKを使う方でも短時間の説明を受ければ扱えるユーザーフレンドリーな構成になっています。

ポータブル性:LRTKデバイス本体は重量わずか数百グラム程度と軽量で、厚さも数センチとコンパクトです。例えば測量用ポール(一脚)やタブレット端末に取り付けても負担にならない設計で、長時間の巡回測量や山間部での測位作業でも荷物がかさばりません。リュックに収まる機材一式で現場を歩き回れるため、従来機材では難しかった高所や狭所での測量にも適しています。

即時利用:従来のレンタル機器のように都度の準備や調整を必要とせず、必要なときにすぐ使える即応性も魅力です。基地局を現地に設置したり撤収したりする作業が不要なため、測量作業全体の効率が大幅に向上します。時間に追われる現場でも、スマホを取り出して短時間で高精度測位を完了できるため、作業の合間にポイント測量をするような使い方も可能です。

通信環境への柔軟性:LRTKは日本の衛星測位補強サービスである「みちびき(QZSS)のCLAS信号」に対応しており、携帯電話の圏外地域でも衛星からの補強情報を受信して高精度測位が継続できます。また、スマホのネット接続を通じて民間のネットワーク型RTKサービス(Ntrip配信)を利用することもでき、現場の状況に応じて最適な方法で補正情報を取得可能です。山間部や都市部のビル陰など、多様な環境下で安定した測位精度を維持できます。

コスト効率:LRTKは年契約のサービス形態のため、年間を通じて繰り返し利用する場合に優れたコストパフォーマンスを発揮します。一度契約すれば追加料金なく何度でも使えるため、例えば月に数回程度の測量業務がある場合でも、その都度機材をレンタルするより総額コストを抑えられるケースが多くなります。また、初期費用も機器購入に比べれば大幅に低減でき、予算計画の立てやすさという点でもメリットがあります。

多用途:LRTKは単に現在位置を測るだけでなく、取得データの活用や応用計測にも力を発揮します。専用アプリを用いて、地図上への測点プロットや座標データの保存・共有が簡単に行えるほか、iPhone/iPadのカメラやAR(拡張現実)機能と連携して3D点群スキャンを行ったり、図面上の目標点を現場で可視化して杭打ち作業を支援したりすることも可能です。これらの機能により、単なるGNSS受信機の枠を超えた総合的な測位ソリューションとして活用できます。


RTK受信機レンタルとLRTKの比較

以上を踏まえ、従来のRTK受信機レンタルとLRTKサービスを比較してみましょう。それぞれの特徴を整理すると、以下のようになります。


レンタルは短期間だけ使うには便利ですが、頻繁に使う場合や継続的なプロジェクトには不向きです。一方のLRTKなら1年を通して好きなタイミングで利用でき、将来的な追加測量ニーズにも柔軟に対応できます。また「使いたいときに手元にない」という心配もなく、急な現場対応にも強いのが利点です。


LRTKによる簡易測量

LRTKを導入することで、これまで専門業者や重機材に頼っていた測量作業を、より簡易に自社内で行うことも可能になります。例えば、敷地の境界点の確認や高さの測定、農地の区画面積の計測など、比較的シンプルな測量業務であればLRTKを使って担当者自身で行えます。高精度なRTK測位がこれほど手軽に使えるようになったことで、現場のちょっとした計測ニーズにもすぐ応えられるようになります。


従来は測量会社へ依頼したり高価な機器を準備したりしていた作業でも、LRTKがあればスマートフォン片手に短時間でデータ取得が可能です。例えば、小規模な造成工事での出来形管理や、農地の水準測量、災害現場の状況記録といった用途でも、LRTKの精度と手軽さが威力を発揮します。「測りたい」と思ったときにすぐ測れる環境を整えておくことは、業務効率だけでなく現場判断の迅速化にも繋がります。


LRTKは専門の測量士でなくとも扱えるため、社員のスキルの幅を広げ、簡易測量の内製化を促すツールとしても期待できます。もちろん公式な基準点測量など高度な業務には専門知識が必要ですが、日常の測量作業であればLRTKだけで十分に対応可能です。高精度測位を身近なものにするLRTKは、現場における働き方を大きく変えつつあります。


まとめ

RTK受信機のレンタルは、高精度測位をスポット的に利用する上で一つの手段ですが、利用頻度が上がるにつれてコスト面や利便性の課題が顕在化します。その解決策として登場したLRTKは、1年単位の契約で使える高精度測位サービスという新しいアプローチで、レンタルの煩わしさを解消しながら安定してセンチメートル級測位を提供します。


LRTKを活用すれば、重く高価な機材に頼らずともスマートフォンだけで精密な測量が可能となり、現場作業の効率と柔軟性が飛躍的に向上します。必要なときにいつでも使える安心感から業務計画にも余裕が生まれ、測量に伴う段取り調整や待ち時間を削減できるでしょう。高精度測位の新定番とも言えるLRTKは、RTK受信機レンタルの代替として最適な選択肢です。高い精度と利便性を兼ね備えたこのサービスを活用し、ぜひ貴社の現場業務における生産性向上と省力化を実現してください。


FAQ

Q: RTKと通常のGPS測位との違いは何ですか? A: 通常のGPS単独測位では誤差が数メートル生じますが、RTKでは基準局からの補正情報を用いることで誤差を数センチまで縮小できます。つまりRTKは、より精密な位置測定が必要な場面で利用される技術です。高さ方向の測位や、複数地点でのずれのない計測が可能になる点も大きな違いです。


Q: LRTKの精度はどの程度ですか? A: LRTKでは、水平位置で約±1〜2cm、垂直方向で±3cm程度の精度が得られます。条件の良い環境下ではそれ以上の精度向上も可能で、静止して複数回測定を平均することでミリメートル単位の安定した結果を得ることもできます。これは、国土測量で用いられる1級GNSS測量機にも匹敵する精度です。


Q: LRTKを利用するために必要なものは何ですか? A: 基本的にはLRTKの受信機デバイスと、対応するスマートフォンまたはタブレット(iOS端末)だけで利用できます。専用アプリをインストールしたスマホとLRTKデバイスをBluetooth等で接続すれば、衛星測位と補正情報の受信が開始されます。インターネット経由の補正を使う場合は通信できる環境が必要ですが、衛星補強信号(CLAS)のみで運用する場合はスマホの電波圏外でも測位可能です。


Q: 「1年単位で使えるサービス」とはどういう意味ですか? A: LRTKは購入型ではなくサブスクリプション型(利用期間契約型)のサービスです。1年間の契約期間中、LRTKデバイスとアプリを自由にお使いいただけます。契約は必要に応じて更新可能で、更新すれば継続して利用できます。例えば「この1年間だけ必要」という使い方や、「毎年利用するので毎年契約する」といった柔軟な運用が可能です。


Q: レンタルと比較してコストメリットはありますか? A: はい、特に年間を通じて複数回利用する場合にはLRTKの方が経済的になるケースが多いです。レンタルでは利用するたびに費用が発生しますが、LRTKは契約期間内であれば何度使っても追加費用が不要です。そのため、例えば月に何度も測量が発生するような現場では、レンタルを繰り返すよりLRTK契約の方がトータルコストを抑えられるでしょう。また、機器購入に比べても初期の支出が少なく、導入しやすい点もメリットです。


Q: GNSSや測量の専門知識がなくても使えますか? A: はい。LRTKは専門知識のない方でも扱えるよう、シンプルな操作体系と親切なユーザーインターフェースを備えています。専用アプリ上で「測位開始」ボタンを押すだけで自動的に高精度測位が始まり、現在の測位精度や衛星数も画面で確認できます。初めて使う場合でも短時間のトレーニングやマニュアル参照で基本的な操作を習得でき、多くの現場担当者が問題なく利用しています。


Q: どのような用途に向いていますか? A: LRTKは建設・土木分野の測量はもちろん、農業(圃場の区画測定など)、林業(森林調査)、災害現場の記録、ドローンによる空撮測量の精度向上など幅広い用途に活用できます。小規模な工事の出来形確認や、地図作成のための基礎点測量、土地測量、設備設置箇所の位置出しなど、「高精度な位置情報が欲しいあらゆる場面」で威力を発揮します。屋外でGNSS信号を受信できる場所であれば、基本的にどんな現場でも利用可能です。


Q: 山間部や通信圏外の現場でも使えますか? A: はい、LRTKデバイスはみちびき衛星から配信される補強信号(CLAS)を受信できるため、携帯電話の電波が届かない地域でも単独で高精度測位が可能です。ただし、深い森林の中やトンネル内など、GNSS衛星自体の電波が受信できない場所では測位が難しくなります。これは従来のGPS機器と同様です。逆に空が開けていて衛星が見通せる場所であれば、通信インフラに依存せず日本全国で安定した測位精度を得られます。


Q: LRTKの導入方法を教えてください。 A: LRTKの導入には、提供元であるレフィクシア社との契約が必要です。お問い合わせやお申し込みを行うと、契約手続き後にLRTKデバイス一式がお手元に届きます。あとはスマホにアプリを入れて初期設定を行えば、すぐにご利用開始いただけます。導入に際しての詳細な手順やサポート体制については、LRTK公式サイトやサポート窓口で案内されていますので、興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。


LRTKで現場の測量精度・作業効率を飛躍的に向上

LRTKシリーズは、建設・土木・測量分野における高精度なGNSS測位を実現し、作業時間短縮や生産性の大幅な向上を可能にします。国土交通省が推進するi-Constructionにも対応しており、建設業界のデジタル化促進に最適なソリューションです。

LRTKの詳細については、下記のリンクよりご覧ください。

 

製品に関するご質問やお見積り、導入検討に関するご相談は、

こちらのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。ぜひLRTKで、貴社の現場を次のステージへと進化させましょう。

bottom of page