top of page

iPhoneだけでcm級RTK測位|クラウド連携型サブスクサービス

タイマーアイコン.jpeg
この記事は平均4分15秒で読めます
万能の測量機LRTKの説明

著者: LRTKチーム

目次

iPhoneで実現するcm級RTK測位

クラウド連携型RTKサービスの強み

サブスク型サービスで導入が手軽に

従来手法との比較: 一括購入・レンタル vs サブスク

現場での活用例: 測量から点群取得、ARまで

LRTKを活用した簡易測量・点群取得・ARナビゲーション

FAQ


iPhoneで実現するcm級RTK測位

近年、スマートフォンに搭載されるGPS/GNSSモジュールの精度は飛躍的に向上しており、最新のiPhoneでは複数周波数の衛星信号に対応して誤差数十cm程度の測位も可能になってきました。日本では準天頂衛星「みちびき」からの補強信号により、従来よりスマホ単体の位置精度が高まっています。しかし、測量や土木の現場では1〜2cmの精度が求められる場面も多く、さらに高精度な測位が必要です。


この課題を解決するのが、RTK(リアルタイムキネマティック)測位とスマートフォンの融合です。RTKとは、基地局(基準点)と移動局(測位端末)との間でGNSSデータをやり取りし、リアルタイムに誤差補正を行うことでセンチメートル級の位置精度を得る方式です。従来は専用の大型機器が必要でしたが、最近ではiPhoneやiPadに取り付ける超小型のRTK-GNSS受信機が登場し、iPhoneだけでcm級測位を実現できるようになりました。重量わずか100g台の小型デバイスをスマホに装着し、補正情報を受信することで、従来数mの誤差だったスマホの測位が一気に数cmレベルまで高まります。


こうしたソリューションにより、現場で使用するスマートフォンがそのまま高精度な測量機器に変身します。ポケットに収まるサイズでバッテリーも内蔵しているため、持ち運びや現場での取り回しも容易です。各作業員が1人1台スマホRTKを携帯できる時代が始まりつつあり、必要なときにすぐ自分で測位できる手軽さが大きなメリットとなっています。


クラウド連携型RTKサービスの強み

スマートフォンを用いたRTK測位ソリューションでは、取得したデータを即座にクラウドへアップロードし、現場とオフィス間でリアルタイムに共有できる点が大きな強みです。測位した点の座標値や写真、メモなどはその場でクラウド上に記録され、ウェブブラウザを通じて関係者全員が確認できます。現場で測定した位置情報が自動的に地図上にプロットされるため、いちいち手書きで記録したりUSBでデータを持ち帰ったりする手間がかかりません。


例えば、現場監督がiPhoneで測位・撮影した高精度な写真データをクラウドにアップすれば、オフィスの技術者は即座にその写真と位置を地図上で閲覧し、状況を把握できます。これにより、従来のように「現場で測った数値を電話で伝える」あるいは「メモを書いて後で入力する」といったアナログな手順が不要となり、情報共有のスピードが飛躍的に向上します。また、クラウド上にデータが蓄積されることで、日報や報告書の作成も簡易化され、過去の測定履歴を後から振り返ることも容易です。写真や点群データに正確な位置タグが付与されているため、時系列で状況を追跡したり、CAD図面やGISシステムと連携して活用したりすることもできます。


クラウド連携により、現場の測位データは一元管理されます。端末ごとにデータが散逸する心配もなく、万が一デバイスを紛失してもクラウド上にバックアップが残ります。さらに、権限を設定すれば外部協力会社や発注者とも測位結果を共有でき、プロジェクト全体の透明性とコラボレーションが高まります。これらの特徴は、単なる高精度測位だけでなく、現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する上でも大きなメリットと言えます。


サブスク型サービスで導入が手軽に

高精度測位の現場導入ハードルを下げているもう一つのポイントが、サブスクリプション型(定額制)サービスで提供されていることです。従来、RTK-GNSS機器を導入しようとすると、本体と基地局セットで数百万円規模の初期投資が必要でした。それに対し、サブスク型サービスでは機器一式やソフトウェア利用料が月額料金に含まれており、初期コストを抑えてスタートできます。設備を購入せずリース感覚で利用できるため、資本支出ではなく経費扱いで導入しやすい点もメリットです。


サブスクサービスでは、最新のデバイスやアプリケーションが常に提供されます。利用中はアップデートやメンテナンスが自動で行われ、ユーザー自身で煩雑な管理をする必要がありません。機器の故障時もサービス提供側がサポートや交換に対応してくれるため、現場運用での不安が減ります。また、必要な期間や台数に応じて契約を柔軟に増減できる場合も多く、プロジェクトの規模に合わせてスケーラブルに活用可能です。


一方、機器を一括購入した場合、導入時に多額の費用がかかるだけでなく、技術の進歩による陳腐化リスクや、運用しない期間の遊休コストも発生します。サブスク型であれば、こうしたリスクを回避しながら常に最新環境を利用できるため、特に新技術の導入に慎重な企業にとっても試しやすい選択肢と言えるでしょう。初期負担の小ささと導入後の手厚いサポートによって、現場への展開スピードも格段に向上します。


従来手法との比較: 一括購入・レンタル vs サブスク

RTK測位を現場で活用する方法として、近年のスマホRTK以前は主に以下の2通りが一般的でした。それぞれの特徴を、サブスク型サービスとの対比で見てみましょう。


専用機器を一括購入する場合: 自社でRTK-GNSS受信機や基地局を購入すれば、いつでも自由に使えるという利点があります。しかし導入費用が非常に高額である上、機器の校正・維持管理やソフトウェア更新にも手間とコストがかかります。高度な計測機器ゆえに操作習熟にも時間が必要で、専門の測量技術者がいなければ現場で使いこなすのは難しい場合もあります。また、購入した機材が常にフル稼働するとは限らず、使わない期間も資産として抱える非効率さがあります。

必要時に機器をレンタルする場合: プロジェクトごとにRTK機器をレンタルする方法は、初期投資を抑えつつ最新機種を利用できる点で有効です。しかし、レンタル費用は短期では安くても、頻繁に借りると累積コストが嵩みがちです。必要なタイミングで機材の予約が取れないリスクや、機器受け取り・返却の手間も発生します。一時的に借りた機材では自社ノウハウが蓄積しにくく、都度設定や操作方法を確認する必要があるなど、現場で即座に使えない不便さもあります。

サブスク型サービスを利用する場合: 上記の課題を解決するのがサブスクリプション型のRTK測位サービスです。初期費用を大幅に抑えつつ、常に手元に高精度測位ツールを確保できるため、必要なときにいつでも即利用できます。スマホアプリを主体とした直感的な操作環境により、専門家でなくとも扱いやすく、教育コストも低減します。機器やソフトは契約中常に最新の状態に保たれ、利用料に保守サポートも含まれるため、現場担当者は測位業務に専念できます。レンタルのような煩雑な手配も不要で、組織内でノウハウを蓄積しながら継続的に活用できる点もメリットです。


このように、従来方式と比べてサブスク型のスマホRTKサービスは、コスト・運用面のハードルを下げつつ、現場での即応性と継続利用による蓄積効果を両立できるアプローチと言えます。


現場での活用例: 測量から点群取得、ARまで

スマホRTKソリューションは、幅広い現場業務に応用できます。まず建設・土木の分野では、これまで測量チームに依頼していた丁張り出し(墨出し)や出来形管理のためのポイント測設を、現場監督や作業員自身がその場でこなせるようになります。図面上の座標を現地に設置する作業も、スマホを見ながら誘導されるので、一人で精度良く行うことが可能です。これにより、測量待ちによる工程の滞りを減らし、必要な位置出しを即座に行って作業効率を大幅に向上できます。また、測った点の間の距離や高低差、面積などもアプリ上で自動計算できるため、現場で迅速に必要な計測結果を得られます。


インフラ点検や災害調査の現場でも、スマホRTKは威力を発揮します。橋梁や道路のひび割れ箇所、地盤沈下の様子などをiPhoneで撮影すれば、各写真にcm級の位置情報と撮影方位がタグ付けされます。後からその写真を地図上で正確に位置表示でき、時期を変えた再調査時には同じ場所・同じ角度で写真を撮り直すことも容易です。


実際、ある地震被災地ではスマホRTKにより電柱の傾きや道路亀裂を計測・記録し、クラウド経由で迅速に関係者と共有するといった活用が行われました。大掛かりな機材を持ち込めない狭い現場や山間部でも、スマホと小型受信機さえあれば高精度な測位データを取得できるため、災害対応の初動記録にも役立ちます。


さらに、3D点群の取得にもスマホRTKが応用されています。近年のiPhoneはLiDARスキャナーを搭載しており、周囲の構造物や地形を手軽にスキャンして点群化できます。この点群データにRTKで得た高精度な位置座標が付加されれば、各点群を公共座標系で統一して扱うことができます。例えば、掘削現場の形状をスキャンして出来形を確認したり、遺構や構造物の変位を高精度に記録するといった用途です。従来は据置型のレーザースキャナーが必要だった場面でも、スマホとRTKによる点群計測が可能になることで、誰でも簡易的な3D記録を行えるようになります。


スマホRTKならではの先進的な機能として、ARナビゲーションによる位置誘導も注目されています。RTKで取得した座標データを基に、スマホ画面上に矢印やターゲットをAR表示して目標地点まで案内してくれる機能です。これを使えば、過去に撮影・測量したポイントと全く同じ場所にピンポイントで戻ることができます。定点観測の再訪や地下埋設物の位置特定など、応用範囲は広がっています。現場に近づくと、画面上で上下左右のズレ量がリアルタイム表示され、まるでトータルステーションを用いた一人測量のように、数センチの精度で目標点に誘導してくれます。こうしたAR活用により、測位データの利用シーンはさらに拡大しています。


LRTKを活用した簡易測量・点群取得・ARナビゲーション

上記で述べたスマホRTKのメリットを体現する具体的なサービスとして、東工大発ベンチャー企業レフィクシア社のLRTKがあります。LRTKはiPhoneやiPadに装着して使う超小型のRTK-GNSSデバイスと、その専用アプリ・クラウドサービスから構成されたクラウド連携型サブスクサービスです。重量約125g・厚さ13mmのポケットサイズ受信機を専用ケースでスマホに装着し、Bluetoothで接続するだけで、スマホがセンチメートル級測位の万能測量機に早変わりします。


LRTKでは、Ntrip対応のネットワーク型RTK補正情報や日本の衛星測位補強サービス(みちびきのCLAS)を利用して、リアルタイムに高精度測位を実現します。取得した位置座標はアプリ内でワンタッチ記録でき、測点名や時刻とともにクラウドへ自動アップロードされます。記録データはWeb上のLRTKクラウドで即座にマップ表示・共有でき、測定点間の距離計測や日報出力機能も備わっています。写真を撮影すれば緯度・経度・高さに加え撮影方向まで自動記録され、オフィス側から現場の写真を精密な位置情報付きで閲覧可能です。さらに過去に記録したポイントへのナビゲーション機能(AR案内)により、現地での再測や定点観測もスムーズに行えます。


こうした充実した機能を持ちながら、LRTKは1人1台の現場ツールとして手軽に導入できることを目指して開発されています。従来機器に比べリーズナブルなサブスク料金で利用可能なため、部署やチーム単位で配備しやすく、現場全体の生産性向上に直結します。実際にLRTKを導入した現場では、「測量作業の待ち時間が減り自律的に計測できるようになった」や「現場記録の精度とスピードが飛躍的に上がった」といった声が聞かれ、iPhone+RTK+クラウドの三位一体ソリューションが現場DXの推進役となっています。このように、スマホとRTK、クラウドの融合によるセンチメートル測位ソリューションは、今後さらに多くの現場で活用が広がっていくでしょう。


FAQ

Q: iPhoneだけで本当にセンチメートル級の精度が出せるのですか? A: 専用のRTK-GNSS受信機と補正情報サービスを併用することで、iPhoneでもcm級測位が可能です。最新のiPhoneは高性能なGNSSチップを搭載していますが、単体では数十cm程度の精度です。そこでLRTKのような外付けデバイスとネットワーク型RTK(または衛星補強信号)を利用することで、誤差数センチの高精度測位を実現しています。実際に開放的な屋外環境であれば、スマホでも従来の測量機器に匹敵する測位精度が得られることが実証されています。


Q: RTK測位に自前の基地局や無線免許は必要ですか? A: いいえ。サブスク型サービスでは既存の基準点ネットワークや衛星補強システムから提供される補正情報を使用するため、自社で基地局を設置する必要はありません。また、スマホは携帯通信網や衛星信号を受信するだけなので、特別な無線免許も不要です(基地局を独自運用する場合は免許が必要になるケースもありますが、サービス利用時は気にする必要はありません)。


Q: サブスクサービスを利用すると、どんなものが提供されますか? A: 通常は、高精度GNSS受信機となるデバイス本体、スマホ・タブレット用の専用アプリ、測位データを管理・共有するクラウドプラットフォーム、そして高精度測位のための補正情報(ネットワーク型RTKなど)利用権がセットになっています。つまり、現場で測位するためのハード・ソフトと、データ共有の仕組み、補正情報サービスまで一括で提供されるのが一般的です。


Q: 測位データの連携や出力は可能ですか? A: はい。記録した測位データや写真はクラウド上で保存・管理できるほか、必要に応じてCSVやDXF形式でダウンロードしたり、GIS・CADソフトに取り込んだりすることもできます。サービスやアプリによっては、現場から直接報告書を出力したり、他の業務システムとAPI連携することも可能です。高精度座標なので、後から他の測量成果と突合せたりBIMモデルに反映したりといった活用もしやすくなります。


Q: 圏外の山間部や屋内でも利用できますか? A: 屋外で衛星からの電波を受信できる環境であれば、携帯圏外でも利用可能な仕組みがあります。例えばLRTKは日本版GPSである「みちびき」の提供するCLAS信号に対応しており、携帯通信が届かない山間部でも衛星からの補強情報でcm級測位を行えます。ただしGNSSそのものが届かないトンネル内や屋内では測位が困難です。その場合はトンネル出口での基準点測位やIMU(慣性計測装置)との併用など別途対応が必要となります。


LRTKで現場の測量精度・作業効率を飛躍的に向上

LRTKシリーズは、建設・土木・測量分野における高精度なGNSS測位を実現し、作業時間短縮や生産性の大幅な向上を可能にします。国土交通省が推進するi-Constructionにも対応しており、建設業界のデジタル化促進に最適なソリューションです。

LRTKの詳細については、下記のリンクよりご覧ください。

 

製品に関するご質問やお見積り、導入検討に関するご相談は、

こちらのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。ぜひLRTKで、貴社の現場を次のステージへと進化させましょう。

bottom of page