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太陽光発電所で発電量増加を考えるとき、最初に見たいのは設備全体の発電量だけではありません。全体の数値が少し下がっているだけに見えても、実際には一部のストリングだけが大きく落ち込み、ほかのストリングの発電量に埋もれて見えにくくなっている場合があります。反対に、全体の発電量だけを見て異常なしと判断してしまうと、長期間にわたって改善できた可能性のある発電機会を見落とすことがあります。
ストリング別点検は、発電量増加を考えるうえで、現場の状態を細かく切り分ける実務です。発電所全体を一つのかたまりとして見るのではなく、ストリングごとの電流、電圧、発電傾向、影、汚れ、接続状態を確認し、低下要因を特定しやすくします。本記事では、発電量増加を目指す実務担当者に向けて、ストリング別点検を進めるための5手順を、現場で使いやすい流れに沿って解説します。
目次
• ストリング別点検が発電量増加に必要な理由
• 手順1 現状データをストリング単位で整理する
• 手順2 同条件のストリングを比較して低下箇所を絞る
• 手順3 影・汚れ・草木・積雪など外部要因を確認する

