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LRTK測位写真で一人測量を実現:現場効率を大幅に向上

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万能の測量機LRTKの説明

著者: LRTKチーム

目次

従来測量の課題:人手と時間の負担

測位写真とは何か?

LRTK測位写真で実現する一人測量

測位写真がもたらす現場効率向上のポイント

LRTKによる簡易測量のすすめ

FAQ


近年、建設や土木の現場で一人測量への期待が高まっています。これまで測量作業は複数人のチームで行うのが一般的でしたが、技術の進歩により一人でも精度の高い測量を完結できる可能性が出てきました。本記事では、キーワードである「測位写真」に注目し、LRTKという最新ソリューションを例に一人測量を実現する方法と、その効果について解説します。現場の生産性向上や働き方改革につながる次世代の測量手法をわかりやすく紹介します。


従来測量の課題:人手と時間の負担

建設現場での測量は、完成した構造物や地形を設計図どおりに仕上げるために欠かせない工程です。しかし、従来の測量手法にはいくつかの課題がありました。まず専門の測量士と複数人の人手が必要で、トータルステーションやレベルといった機器を扱う際には、1人が測定機を操作しもう1人が標尺を持つなどチーム作業となるのが一般的でした。そのため人員の確保が必須であり、人手不足が深刻化する昨今では大きな負担でした。また一点一点を丁寧に測る必要があるため作業時間が長く、広い現場では測点の数も膨大になりがちで、調査に数日~数週間かかることもあります。こうした状況では、限られたポイントしか測れず、測り漏れによって後になって問題が発覚するリスクもありました。さらに高低差や厚みなどを現場で測定し記録する手作業はヒューマンエラーが起きやすく、例えば写真の撮り忘れや記録ミスが品質管理上の課題となっていました。


このように従来の測量は「人手がかかる」「時間がかかる」「漏れやミスのリスクがある」という問題を抱えていたのです。国土交通省が推進する*i-Construction*や建設DXの流れの中で、これらの課題を解決すべく現場のデジタル化が求められています。そこで登場したのが、スマートフォンやGPS(GNSS)の新技術を活用した簡易測量のアプローチです。


測位写真とは何か?

測位写真」とは、写真撮影と同時にその撮影位置を高精度に記録する手法です。通常、スマートフォンで撮影した写真には撮影場所の位置情報(ジオタグ)が付与されますが、その誤差は一般的に5~10m程度と粗く、正確な測量には使えません。これに対し測位写真では、RTK(Real Time Kinematic)と呼ばれるリアルタイム測位技術を用いてセンチメートル級の位置座標を得て、その写真にタグ付けします。例えば、LRTKシステムを使えばiPhoneのカメラで写真を撮るだけで、撮影地点の緯度・経度・高さが数cmの精度で記録されるのです。加えて、撮影した方位(カメラの向き)も同時に保存されるため、写真がどの方向を向いて撮られたかまで把握できます。


この測位写真により、写真と測量データが一体化します。現場で気になるポイントを撮影すれば、その写真自体が精密な測量点の記録として機能します。従来であれば測量機で座標を測定し、別途メモや図面に記録し、必要に応じて写真を撮影するという複数の手順が必要でした。しかし測位写真ならシャッターを押すワンアクションで位置と画像を同時取得できるため、大幅な手間の軽減につながります。例えばコンクリート構造物のひび割れ調査では、ひび割れ箇所を写真に収めるだけでその正確な位置を地図上に記録できます。災害現場の状況記録でも、撮影した各写真が地理座標付きでクラウドに保存されるため、後から被害範囲を地図で確認したり複数人で共有したりしやすくなります。


要するに測位写真とは、「高精度な位置情報付き写真」です。これを可能にする鍵がRTK測位技術であり、専用の高精度GNSS受信機とスマホアプリの組み合わせによって実現されています。


LRTK測位写真で実現する一人測量

では、LRTKによる測位写真を活用するとどのように一人で測量作業が完結できるのでしょうか?ここではLRTKシステムの概要と機能を踏まえて、一人測量が可能になる理由を説明します。


LRTKは、スマートフォン(現在は主にiPhone/iPad)に取り付ける超小型のRTK-GNSS受信機デバイス「LRTK Phone」と、その測位データを扱う専用のスマホアプリ、およびクラウドサービスから構成されるソリューションです。スマホにLRTK受信機を装着しアプリを起動すると、ネットワーク型RTK補正情報(Ntrip経由の仮想基準局データ)や日本の準天頂衛星システム(みちびき)の*CLAS*信号を利用して、即座にセンチ級の測位が始まります。RTKの仕組みにより単独測位では除去できなかった誤差要因がリアルタイムに補正され、現場でも位置精度1~2cm程度という驚異的な精度で自分の位置を特定できます。


測位が安定して「固定解」と呼ばれる高精度状態になると、あとはスマホひとつで測る・記録する作業が完結します。LRTKアプリには直感的なユーザーインターフェースが用意されており、画面のボタンをタップするだけで測位とデータ記録が可能です。例えば、ある地点の座標を記録したければ「測点記録」ボタンをタップするだけで現在位置を保存できますし、連続的に測点を取得したい場合は連続測定モードに切り替えて歩き回るだけで点群データ(多数のポイントの集合体)を取得することもできます。これにより、広い範囲を一人で歩いて測量し地形の3Dスキャンを行うことも容易です。


中でも強力なのが、先述の測位写真機能です。スマホのカメラで撮影すると、その写真ファイルにRTKで求めた高精度の位置座標と方位情報が自動的にタグ付けされます。現場で気になる箇所を見つけたら写真を撮るだけで、その場所の測量が完了するイメージです。例えば工事現場で配管や杭の設置状況を記録する際も、写真さえ残せば位置座標が後から図面に起こせるため、メジャーや測量機で逐一測る手間がありません。しかもクラウド連携もワンタップで可能なので、撮った傍から写真データと座標が事務所や関係者と共有できます。


さらにLRTKアプリにはAR(拡張現実)機能を活用した非接触測位誘導ナビの機能も搭載されています。例えば、記録したポイントに対してスマホ越しに仮想のマーカーや杭を表示し、その方向へ進めば近づくにつれ距離が表示されるといったガイド機能があります。これにより、測設作業(杭打ちや位置出し)も一人でこなすことができます。また、カメラ映像上で遠くの目標物をターゲット指定し、その位置を算出するようなAR被写体測位も可能です。これを使えば危険な場所や立ち入れない場所でも、遠方から人が近づかずに座標を取得できます。従来は誰かが危険箇所に行ってプリズムを立てたり目印を置いたりしなければ測れなかった地点も、LRTKなら一人で安全に測定できるわけです。


以上のように、LRTK測位写真を中心としたスマホRTKシステムを用いれば、「測る」「示す」「記録する」すべての作業を一人でこなせるようになります。高精度GNSSによる位置取得とスマホアプリの融合によって、これまで測量班に頼っていた工程も現場担当者自身で完結可能な時代が到来したと言えるでしょう。


測位写真がもたらす現場効率向上のポイント

LRTKの測位写真やスマホ測量によって、現場の作業効率は飛躍的に向上します。その主なポイントを整理してみましょう。


人員の省力化: 一人測量が可能になる最大のメリットは人手の削減です。測量チームを編成せずとも現場担当者1人でデータ取得ができるため、人員を他の作業に振り向けることができます。実際に「一人でできるので他の人手を別作業に回せて生産性が上がった」という現場の声もあり、限られた人員で効率よくプロジェクトを進めることが可能です。

作業時間の短縮: 測位写真は写真撮影と同時に測量が完結するため、従来比で作業時間を大幅に短縮します。多数のポイントを測る場合でも、歩き回りながら連続測定すれば一度に広範囲をカバーできます。ある現場では「従来は数人がかりで1日かかった測量が、スマホの点群スキャンで数分で完了した」という報告もあるほどです。即座に結果が得られるため、その場で品質確認や次の工程への判断も素早く行えます。

データの網羅性向上: 測位写真や点群測量を活用すると、現場全体を高密度に計測できるため測り漏れが減ります。従来は要所だけの点測量だったものが、連続データによって現場をまるごと記録できるようになります。これにより、「後になって未測定箇所の不具合に気付く」といった事態を防ぎ、初回で検査に合格できる可能性が高まります。

安全性の向上: 一人測量と非接触測位により、危険な場所での計測リスクも低減します。急傾斜地や交通量の多い道路脇でも、離れた安全な場所から写真測量やARによる座標取得ができるため、作業員が危険区域に立ち入る回数を減らせます。これは労働災害の防止にも直結する重要な効果です。

リアルタイムな共有と活用: 測位写真データはクラウドを通じて即座に共有・蓄積できます。これにより現場で測ったデータを事務所に持ち帰って処理する手間がなく、オフィスにいながら現場の状況を把握したり、複数人で同時にチェックしてフィードバックを行ったりすることが可能です。データの即時共有は意思決定の迅速化につながり、手戻りや待ち時間を減らします。


以上のポイントから、測位写真をはじめとするスマホ測量技術は、効率・精度・安全のすべてにおいて従来手法を上回る成果をもたらすことがわかります。測量作業に要していた人員と日数を大幅に圧縮しつつ、品質の高いデータが得られるため、現場全体の生産性が向上します。


LRTKによる簡易測量のすすめ

ここまで見てきたように、スマートフォンとRTK技術の組み合わせは測量の世界に大きな変革を起こしつつあります。LRTKのようなソリューションを導入すれば、これまで専門の測量班に任せていた作業も誰もが手軽に行える簡易測量へと姿を変えられます。複雑な機器操作や煩雑な手順に悩まされることなく、現場の担当者自身が必要なデータをその場で取得し、即座に活用できる時代が来たのです。


スマホでRTK測量ができる利点は、単に作業効率が上がるだけでなく、現場の働き方そのものを変える可能性を秘めています。例えば、従来は測量士の到着を待ってからでないと進められなかった工程も、今や現場技術者の判断でスピーディーに進行できます。また、測量結果がリアルタイムにデジタル共有されることで、遠隔地から複数人が同時に関与して即座にフィードバックを行うといった新しい協働も容易になります。まさに「1人1台の測量機」が合言葉となりつつあり、スマホRTKが現場のスタンダードになる日も近いでしょう。


新しい技術を導入する際は不安も伴いますが、LRTKの場合は手持ちのスマートフォンさえあれば始められる手軽さも魅力です。興味を持たれた方は、小規模な現場や試験的な導入からでも、このスマホでできる簡易測量を体験してみてはいかがでしょうか。センチメートル級の位置情報を自在に扱えるようになれば、現場の生産性と創造性は飛躍的に向上するはずです。未来の測量スタイルを切り拓く一歩として、ぜひLRTKの活用を検討してみてください。


FAQ

Q: 測位写真とはどのような機能ですか? A: 測位写真は、写真撮影と同時に高精度な測位を行い、その写真データに位置座標をタグ付けする機能です。LRTKの場合、スマホに取り付けたRTK-GNSS受信機で取得したセンチメートル精度の位置情報を写真ファイルに書き込むため、撮影した写真ごとに正確な緯度・経度・高さを記録できます。通常のスマホ写真に比べ圧倒的に高精度な「位置情報付き写真」が得られる点が特徴です。


Q: 測位写真で得られる位置情報の精度はどのくらいですか? A: 条件が良好であれば、水平位置で約1~2cm、鉛直方向で約3~5cm程度の誤差に収まる精度が期待できます。これは従来の単独測位(5~10m程度の誤差)とは一線を画する高精度です。RTK方式で誤差補正を行うことで達成されるもので、広い空が開けた屋外環境ではトータルステーションに迫る測位精度がスマホでも得られることが確認されています。ただし高層ビル街や森林の中など衛星からの電波が遮られる環境では、一時的に数十cm程度の誤差が出る場合もあります。重要なポイントでは従来機器で再確認するなど、現場状況に応じた使い分けを推奨します。


Q: 本当に一人で測量作業ができるのですか? A: はい、LRTKのようなスマホ測量システムを使えば多くの場合一人で完結できます。たとえば従来は1人が測量機を操作し1人がスタッフ(標尺)を持っていた場面でも、LRTKなら一人で自身の位置を測定できます。さらにARによる非接触測位機能のおかげで、誰かが遠隔の目標地点に立つ必要もありません。一人で広範囲を機動力高く回れるため、測点の記録や点群スキャンなどの業務では特に効率的です。現場監督からは「一人でできるので他の人員を別の作業に回せた」という声も上がっており、人手不足の解消や生産性向上に大きく貢献します。ただしミリ単位の厳密な精度が要求される変位計測や、屋内・地下など衛星測位ができない環境では、従来通り専門機器が必要になるケースもあります。状況に応じて適材適所で使い分けるのが理想です。


Q: 操作が難しそうですが、機械が苦手でも使えますか? A: ご安心ください。LRTKアプリは誰にでも使いやすいよう直感的な操作体系になっています。地図上に現在位置が表示されたスマホ画面で、必要なボタンをタップするだけで測点の記録や写真撮影が行えます。例えば「現在地を測点として保存」はワンタップ、「写真を撮って保存」もワンタップというように、複雑な設定や計算はシステムが自動処理してくれます。スマホや地図アプリの基本操作に慣れていれば難しい知識は不要で、短い講習を受ければすぐに現場で活用し始められるでしょう。また、アプリ内にはヘルプも用意されており、万一操作に迷った場合もサポート体制が整っているので安心です。


Q: スマホ測量で従来の測量機器(トータルステーションや高精度GPS受信機)を置き換えられますか? A: 用途によります。一般的な地形測量や出来形(施工後の形状)計測、杭の位置出しなど多くの場面ではスマホRTKで代用可能です。特に広範囲の測量や逐次的な点の記録、写真点群の取得といった作業では、一人で素早く動けるスマホRTKが有利でしょう。一方、ミリ単位の精度が要求される沈下・変位の測定や、トンネル内・屋内での測位が必要なケースでは、依然としてトータルステーションや特殊な測定機器が不可欠です。したがってスマホRTKは新しい選択肢として従来機器を補完し効率化する用途で活用されることが多く、「これ一台で全てを置き換える」というよりは現場ニーズに応じて併用する形が望ましいと言えます。


Q: 山間部など通信圏外の現場でも利用できますか? A: はい、利用できます。LRTK受信機は日本の準天頂衛星みちびきが提供するCLAS(センチメータ級測位補強サービス)に対応しており、通信圏外でも衛星から補正情報を直接受信できます。そのため携帯電波の届かない山奥や離島部でも、空が開けて衛星さえ捉えられればセンチ級測位を維持可能です。実際に携帯圏外の山林測量や災害現場でLRTKが活用された例もあり、通信インフラに依存しない測量ツールとして有効に機能しています。ただしトンネル内やビルの地下など、衛星電波そのものが受信できない環境ではさすがにRTK測位は困難です。その場合は従来手法との併用や、地上測量への切り替えといった工夫が必要になるでしょう。


Q: LRTKはAndroidのスマートフォンでも使えますか? A: 2026年現在、LRTKシリーズは主にiOS(iPhone/iPad)向けに提供されています。Apple製デバイスは高精度GNSSデータへのアクセスやセンサーの安定性が高いため、まずiOS対応で製品化されています。ただしAndroid版を望む声も多く、将来的な対応が検討されています。最新情報は公式発表をご確認いただきたいですが、現時点ではAndroidユーザーの方が利用するにはiOS端末とLRTK受信機を組み合わせる必要があります。またスマートフォンだけでなくiPadなどタブレット端末でも利用可能で、実際に現場用にiPadとLRTKを組み合わせて活用している例もあります。


LRTKで現場の測量精度・作業効率を飛躍的に向上

LRTKシリーズは、建設・土木・測量分野における高精度なGNSS測位を実現し、作業時間短縮や生産性の大幅な向上を可能にします。国土交通省が推進するi-Constructionにも対応しており、建設業界のデジタル化促進に最適なソリューションです。

LRTKの詳細については、下記のリンクよりご覧ください。

 

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