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点群ビューアおすすめ8選|重い点群がサクサク開ける無料・有料の選び方

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万能の測量機LRTKの説明

著者: LRTKチーム

目次

点群ビューアとは?

点群ビューアを選ぶ際のポイント

1. オープンソースの点群ビューア(無料)

2. ブラウザ型点群ビューア(無料)

3. ブラウザ型点群ビューア(無料)

4. 点群ビューアソフト(無料)

5. 点群処理ソフト(有料)

6. 点群処理ソフト(有料)

7. クラウド型点群管理サービス(有料)

8. 点群クラウド管理プラットフォーム(有料)

無料版と有料版はどちらを選ぶべき?

まとめ


点群データとは、レーザースキャナーやフォトグラメトリ(写真測量)などで取得される無数の点の集合からなる3次元データです。建設・土木や測量の現場では、この点群データを3Dで可視化・活用するために点群ビューアと呼ばれるソフトウェアが欠かせません。ところが点群データは数百万~数億点にも及ぶ大容量になることが多く、普通のPCや一般的なCADソフトでは「重くて開けない」「操作がカクカクする」といった課題に直面しがちです。そこで本記事では、重い点群データでもサクサク快適に表示できるおすすめの点群ビューア8選をご紹介します。無料で使えるものから業務向けの有料ソフトまで幅広く取り上げ、用途に応じた選び方のポイントも解説します。


点群ビューアとは?

点群ビューアとは、3D点群データ(LASやLAZ形式など)を読み込み、コンピュータ上で立体的に表示・閲覧するためのソフトウェアです。取得した膨大な点の集合に色付けや高さ情報を適用し、画面上で自由に回転・拡大縮小しながら観察できます。平面図や写真だけでは分からない地形の凹凸や構造物の形状を直感的に把握できるのが特徴です。距離や面積を計測したり、断面図を表示したりと、単なる表示に留まらず簡易な解析機能を備えたビューアも多く存在します。


従来、点群データを扱うには高価なCADソフトや専用ソフトウェアが必要でした。しかし最近では、オープンソースの無料ビューアやWebブラウザ上で動作するクラウド型のビューアも登場しており、専門部署以外でも手軽に点群を活用しやすくなっています。以下では、特に「データ容量が大きい点群をストレスなく開ける」ことに注目し、代表的な点群ビューアを厳選して紹介します。


点群ビューアを選ぶ際のポイント

表示性能と対応データ量の面では、大規模な点群を扱う場合、まず重要なのはソフトの表示性能です。数千万点以上のデータを読み込むには64bit対応やGPU支援など高速処理への対応が必須です。点群を階層的に管理し、表示範囲に応じて必要な点だけ描画する「レベル・オブ・ディテール(LOD)」技術を備えたビューアは、大容量データでも軽快にナビゲーションできます。またLAS/LAZ、E57など主要なファイル形式への対応状況も確認しましょう。業界標準のLAS/LAZ形式に対応していれば、様々な測量機器やオープンデータの点群も読み込めて汎用性が高まります。


機能と用途適合性についても選定のポイントになります。単に閲覧するだけでなく、現場のニーズに合った機能があるかも重要です。例えば距離・面積の計測、断面図の作成、点群の間引きやフィルタリング、複数点群の位置合わせ(オーバーレイ)など、高度な解析・編集が必要なら有料ソフトが有利です。一方、「見るだけ」で十分な用途なら無料のビューアで事足りるケースもあります。また、クラウド共有や複数人での同時閲覧が必要ならWebベースのビューア、CAD図面やBIMモデルと組み合わせて活用したいならCAD連携機能のあるビューア、といったように用途に適した種類を選ぶことも大切です。


コストとライセンスも重要な観点です。無料ソフトはコストゼロで導入でき手軽ですが、機能制限やサポート体制の弱さに注意が必要です。業務で恒常的に使うなら、信頼性や機能充実度の面で有料ソフトの方が結果的に効率アップに繋がる場合もあります。有料版は大容量データの安定処理や自動解析機能、メーカーからのサポート提供などメリットが多いです。予算や利用頻度に応じ、まず無料版で試してから必要に応じて有料版へ移行するのも良いでしょう。それでは、具体的なおすすめ点群ビューア8選を見ていきましょう。


1. オープンソースの点群ビューア(無料)

点群処理では定番ともいえるオープンソースの無料ソフトです。もともとフランスで土木測量分野向けに開発された経緯があり、数千万~数億点規模の巨大な点群データでも軽快に表示できる高い処理性能が最大の特徴です。


WindowsはもちろんMacやLinuxでも動作し、LAS/LAZやPLY、E57など主要フォーマットに対応しています。基本的なUIは英語ですがシンプルで、視点移動やズームも直感的に行えます。範囲選択による不要点の削除や、点の色によるフィルタリング、2点間距離計測や断面スライス表示など機能も豊富です。点群から地表面だけを抽出したりメッシュ化するといった高度な解析もプラグインで可能となっており、無料ながら大規模点群処理のデファクトスタンダードとして業界で広く利用されています。


また国内外でユーザーコミュニティが形成されており、操作方法や活用事例の情報も豊富に共有されています。


2. ブラウザ型点群ビューア(無料)

ブラウザ型点群ビューアは、Webブラウザ上で点群を表示・共有できるオープンソースのビューアです。特徴はインストール不要でブラウザから直接大容量点群を閲覧できる点です。ブラウザ型点群ビューアでは点群データを八分木(Octree)という階層構造に変換して読み込むことで、表示距離に応じて点の詳細度を自動調整(LOD表示)します。そのため数千万点クラスのデータでも、一般的なPCやタブレットから滑らかに3D閲覧が可能です。


インターネット越しに点群を共有できるため、現場で取得した点群を即座にクラウド経由で関係者と確認する、といった使い方ができます。距離や面積の計測、任意断面の切り出し表示といった機能も備えており、専用ソフトがなくてもブラウザだけで手軽に点群データを活用できる環境を提供します。ただし、事前にデータをブラウザ型点群ビューア形式に変換する必要がある点には注意が必要です(公式のコンバーターツールが提供されています)。国内でも国土地理院が災害調査での点群データ共有にブラウザ型点群ビューアを活用するなど、専門外の現場へも利用が広がっています。


3. ブラウザ型点群ビューア(無料)

点群データを360度パノラマ画像のように表示できるユニークな無料ビューアです。スタンドアロン(単体実行型)のソフトウェアで、LASやPTSなどの点群を読み込み、取得地点ごとのパノラマビューで直感的に点群空間を見渡すことができます。まるでストリートビューの要領で、スキャン現場を仮想的に歩き回るように閲覧できるため、3Dに不慣れな人でも現地の状況を把握しやすいのが強みです。


また主要なCADソフトと連携し、CAD図面上の気になる箇所をクリックするとその位置の点群パノラマを素早く表示するといった双方向操作も可能です。距離や高さの計測機能も備えており、専門的な3D/CADスキルがない関係者とも点群データを共有・協議しやすい環境を提供します。現場で取得した大量の点群を効率よく可視化しつつ、設計図やBIMモデルとの照合にも役立つ実務向けのツールです。例えば室内のレーザースキャン点群をパノラマ化し、離れたオフィスで現地の様子を疑似体験できるようにするなど、リフォーム計画や設備点検の効率化にも役立ちます。


4. 点群ビューアソフト(無料)

点群データ閲覧用の無償アプリケーションです。LAS形式をはじめCSVやTXTなどのポイント座標データも読み込め、インストール不要ですぐに利用できる手軽さが特徴の点群ビューアソフトです。複数億点におよぶ点群や大規模な地形モデルでも視点操作が軽快で、専門家でなくとも直感的に3Dデータを扱えるよう設計されています。


ビューア上で2点間の距離や囲んだ範囲の面積を測定できるほか、任意の断面図を切り出してその断面をCAD図面として出力する機能も備えています。背景に航空写真や図面を重ねて表示することも可能で、点群と他の空間情報を重ね合わせて視覚的に確認できます。自治体や測量会社では、作成した点群成果をクライアントと共有する用途でこのビューアが活用されており、ソフトを持っていない相手先でも無料で高精細な3D成果を確認できるツールとして重宝されています。特に地方自治体では3D都市モデルの検討や測量成果の共有シーンで利用が進んでおり、発注者・受注者間の3D情報共有を支える標準ツールの一つとなっています。


5. 点群処理ソフト(有料)

点群処理ソフトは、点群処理ソフトウェア会社が提供する業務用の点群処理ソフトウェアです。写真からの3Dモデル生成やレーザースキャンデータの統合など、現実世界の計測結果をデジタル化するための機能を幅広く備えています。大容量の点群でもハイスペックPC上でスムーズに扱える最適化がされており、複数のスキャンデータを統合(レジストレーション)して1つの座標系にまとめる処理も自動化されています。出来上がった点群データに対して不要部分のトリミングやノイズ除去を施したり、写真テクスチャの貼り付けによるリアルな可視化も可能です。


主要なCADソフトやBIMソフト、土木設計ソフトなど他の点群処理ソフトウェアベンダー製品との親和性も高く、点群を設計図面やBIMモデル作成に活用するワークフローがスムーズに実現できます。クラウドへのエクスポート機能もあり、関係者とWeb経由で成果を共有することも容易です。業界標準CADベンダーによる信頼性の高いソフトであり、大規模プロジェクトでも安定して利用できる点が評価されています。


6. 点群処理ソフト(有料)

点群処理ソフトは大規模点群処理ソフトです。工場プラントや大規模施設のスキャンデータなど数億点規模の点群でもリアルタイムに近い応答速度で描画・操作できる高度なエンジンを搭載しています。


最大の特徴は、点群からCADモデルへの変換を強力に支援する機能群です。例えばパイプ配管にレーザースキャンの点群を当てた場合、不完全な点の列でも円柱形状を自動認識し、配管として3Dモデル化する自動抽出機能を備えています。同様に床や壁面など平面部の自動検出、鋼材やダクトの自動モデリングなど、膨大な点群から設計に必要な要素を素早く取り出すことが可能です。これにより、従来は熟練者が何日もかけて行っていた既存設備の図面化作業が大幅に効率化されます。また干渉チェックやシミュレーション機能も充実しており、新設機械や構造物を仮配置して点群上で取り付けシミュレーションするといったことも可能です。


実際に大規模プラントの改修設計や工場ラインの再配置検討などで導入が進んでおり、点群を用いたデジタルツイン構築に欠かせないソフトの一つとなっています。高額なプロ向けソフトですが、その分大規模案件での業務効率改善や高精度な現況把握に大きく貢献するツールと言えます。


7. クラウド型点群管理サービス(有料)

クラウド型点群管理サービスは、クラウド型の点群・3Dモデル統合プラットフォームです。建設業向けに設計されており、現場で取得した点群データや設計BIMモデルをクラウド上に集約して一元管理することができます。国土地理院の地形図やオープンストリートマップとの連携により、3D地図空間上に工事現場の点群を重ねて表示できるのが特徴です。


各種データはブラウザ経由で閲覧するため、高性能PCがなくても現場事務所や出先からタブレットで巨大点群を確認できます。出来形管理や出来高評価に役立つダッシュボード表示、関係者間でのコメント共有や進捗状況の見える化など、施工管理のDXを促進する機能が豊富です。またVR/AR技術を活用し、遠隔地から点群空間内でリモート立会い検査を行うことも可能です。リアルタイムで現場の3D情報を共有・協議できるため、移動コスト削減や意思決定の迅速化に繋がります。クラウドならではのセキュリティと即時共有のメリットを活かし、インフラ工事の情報共有基盤として注目されています。国土交通省のi-Construction施策とも連動し、複数の大手建設会社で現場管理ツールとして導入が始まっています。


8. 点群クラウド管理プラットフォーム(有料)

点群クラウド管理プラットフォームは、Webベースの点群ビューア兼情報共有ツールです。名前が示す通り360度カメラ画像と3D点群データを統合できるのが特徴で、建築物やプラント施設内外のスキャン結果を、撮影した全方位写真と共にWeb上で一体的に閲覧できます。


例えば老朽化インフラの維持管理では、過去と現在の点群を重ねて比較し、変化箇所を自動検出するといった活用がされています。発見した変位や異常箇所には、その地点にコメント(アノテーション)を付与し、内蔵のチャット機能で担当者同士が情報共有することが可能です。URLリンクを共有するだけで、離れた拠点のメンバーともブラウザ上で同じ3D空間を見ながら議論できるため、報告・指示のスピードが飛躍的に向上します。点群に加えてBIM/CADモデルや各種ドキュメントも紐付けられるため、現場のあらゆる情報を一元管理できるプラットフォームとしても機能します。災害現場の状況把握から建物の定期点検まで、幅広い分野で活用が進んでいる最新ツールです。


建築分野から土木インフラ分野まで柔軟に適用でき、3D点群と360度映像を融合したデジタルツイン基盤として今後の展開が期待されています。


無料版と有料版はどちらを選ぶべき?

ここまで無料・有料それぞれ代表的な点群ビューアを見てきましたが、実際に導入する際にはどちらを選ぶべきでしょうか。結論から言えば、目的とデータ量によって使い分けるのがおすすめです。まず、点群データを初めて扱う方や社内の試験的な利用であれば、オープンソースの点群ビューアやブラウザ型点群ビューアなど無料ツールから始めてみると良いでしょう。コストをかけずに基本的な閲覧・計測ができ、自社データとの相性や操作感を確かめることができます。無料ソフトで物足りなくなった場合や、業務で本格的に活用する段階になったら、有料ソフトの導入を検討するのが無駄がありません。


一方、最初から大規模プロジェクトで利用する場合や、点群を使った高度な解析・モデリングが求められる場合には、初期投資をしてでも有料ソフトを選ぶ価値が大きいです。たとえば数十億点規模のプラント設備全体を扱うようなケースでは、点群処理ソフトのように専用最適化されたエンジンを持つソフトでないと現実的な速度で操作できません。また多数の関係者と点群や設計情報を共有しながらプロジェクトを進めるなら、クラウド型点群管理サービスや点群クラウド管理プラットフォームのようなクラウドサービス型ビューアが威力を発揮します。これらは月額費用等が発生しますが、現場DXや業務効率化によるリターンを考えれば十分に投資に値するでしょう。


重要なのは、自社のニーズに合ったツールを見極めることです。点群データの典型的な利用シーン(例:出来形管理、設備メンテナンス、文化財記録など)に対して、必要な機能が揃っているか、扱えるデータ規模は十分か、既存の業務フローに統合しやすいか、といった観点で比較検討しましょう。本記事で紹介したポイントを参考に、目的に合う最適な点群ビューアを選んでみてください。


まとめ

点群ビューアは、大容量の3Dデータを直感的に扱い現場業務の効率化を図る上で欠かせないツールです。無料・有料を問わず様々な選択肢がありますが、重い点群データを快適に扱うには、それぞれのソフトが得意とする機能やパフォーマンスを把握した上でシーンに応じて使い分けることが重要です。特に最近はクラウド技術の進展によって、従来は高価なワークステーションが必要だった処理もWebブラウザ経由で手軽に行えるようになりました。例えばiPhone装着型のGNSS高精度測位デバイス「LRTK」を活用すれば、スマートフォンで取得した点群に正確な位置情報を付与し、その場でクラウドにアップロードして即座にブラウザで確認するといったことも可能です。最新のツールとデバイスを組み合わせることで、3D点群データの利活用はこれまで以上に身近でスピーディーなものになっています。ぜひ自社のニーズに合った点群ビューアを導入し、現場のDX推進や業務効率アップに役立ててみてください。


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