top of page

LRTKスターターキットとは?圏外でも即運用できる最新測量ツール

タイマーアイコン.jpeg
この記事は平均7分で読めます
万能の測量機LRTKの説明

著者: LRTKチーム

目次

LRTKスターターキットとは何か?構成内容の紹介

圏外でも使える理由(みちびき・CLAS補正)

初めてでも簡単に使える理由(スマホ連携とアプリ)

活用シーン:山間部・災害現場・出来形・杭打ち・境界確認など

スターターキットのメリットと導入効果(省人化・即応性)

LRTK測量の位置づけと今後の展望(測量の民主化)

LRTKを使った簡易測量への自然な導入(最後に)

FAQ


LRTKスターターキットとは何か?構成内容の紹介

LRTKスターターキットとは、スマートフォンに取り付けて使用する超小型の高精度GNSS測位デバイス「LRTK Phone」と、その運用に必要なアクセサリ類をまとめた最新の測量キットです。従来の測量機器と比べて圧倒的にコンパクトで、LRTK Phone本体は重さ約165g・厚さ1cm程度のスマホサイズながら、水平±1~2cm・垂直±3cmというセンチメートル級の測位精度を実現します。このスターターキットには、LRTK Phone本体に加えて圏外対応の外部アンテナや、現場で安定して測量するための専用一脚(ポール)と二脚スタンドなどが含まれており、携帯電話の電波が届かない環境でも即座に高精度測位を行える「オールインワン」パッケージになっています。


LRTK PhoneはiPhoneやiPadの背面に装着して使用する設計で、スマホとワイヤレス接続して動作します。専用アプリ「LRTKアプリ」をスマホにインストールし、LRTK Phoneの電源を入れて数十秒待てば初期化が完了し、すぐに測位を開始可能です。キット付属の一脚にLRTK Phoneを取り付ければ、本格的な測量ポールとしても使用でき、高さオフセット(機器高)の補正もアプリ上でワンタップ設定できるため、初心者でも戸惑うことなく正確な測点を取得できます。LRTKスターターキットさえ導入すれば、スマホひとつで位置座標付きの点群計測や杭打ちの位置出しまでこなせる最新ソリューションであり、まさに「ポケットに入る測量機器」で現場測量のスタイルを一新するツールと言えるでしょう。


圏外でも使える理由(みちびき・CLAS補正)

LRTKスターターキットの大きな特長の一つが、「通信圏外」でもセンチ単位の測位が可能な点です。その秘密は、日本の準天頂衛星システム「みちびき」が提供するCLAS(センチメータ級測位補強サービス)の活用にあります。CLASは国土地理院の電子基準点網から生成された誤差補正情報を衛星経由で配信する仕組みで、従来は数メートルあったGPS測位の誤差を数センチまで縮小できる次世代の補強技術です。LRTK Phoneはこの衛星補強信号(CLAS)に対応した受信機であり、スマホと組み合わせて使用することで、日本全国どこでもリアルタイムに高精度測位が可能となっています。


通常、高精度なRTK測量を行うには基地局からインターネット経由で補正情報を受信したり、専用の無線機器を用いて基準局との通信を維持する必要がありました。しかしLRTKではみちびき衛星から直接補正データを受け取れるため、山間部や災害現場など携帯通信網が圏外となる環境でも単独でセンチ級の測位が継続できます。例えば従来なら「RTKが切れて測位不能」となるような山奥でも、LRTKスターターキットなら衛星からの補強信号さえ受信できれば高精度測位が可能です。これは大規模災害で通信インフラがダウンしてしまった状況下でも、自力で位置情報を取得できることを意味します。もちろん通信圏内であれば、国土地理院の電子基準点ネットワークを利用したネットワーク型RTK測位にも対応しており、用途に応じて補正方法を使い分ける柔軟性も備えています。


要するに、LRTKスターターキットが「圏外でも使える」のは、みちびき(CLAS)によってインターネットに頼らず誤差補正が行えるからなのです。キットに含まれる高感度アンテナを一脚先端に取り付ければ見通しの悪い場所でも衛星からの信号を捉えやすくなり、山林部などでも安定して測位精度を維持できます。これにより、基地局設営や通信環境の確保に時間を割くことなく、どんな現場でも機動的に測量を開始できるのが大きな強みです。


初めてでも簡単に使える理由(スマホ連携とアプリ)

従来の測量機器は操作に専門知識が必要で、機材自体も大型・重量のため2人以上での運用が当たり前でした。これに対しLRTKスターターキットは、スマートフォン連携による直感的な操作性シンプルなセットアップによって、測量の専門家でなくとも扱いやすい設計になっています。LRTK PhoneはスマホとBluetooth等でワイヤレス接続され、専用アプリ上ですべての測位操作やデータ管理を行います。スマホの画面上で「測位開始」ボタンをタップするだけでリアルタイムに現在位置の座標を取得でき、測点の記録や図面上での確認も指先ひとつで完結します。煩雑な機器の初期設定や座標系の設定作業も不要で、現場に着いてすぐ測り始められる手軽さは革新的です。


また、スマホアプリならではの便利機能も充実しています。例えば、測位時間の平均化による高精度化もアプリ内で自動処理でき、数秒間測定を行って平均値をワンタップで算出することが可能です(平均化すれば精度はさらに向上します)。一脚を使用する際も前述の通り、高さオフセット補正が簡単に行えるため、従来機器のようにポール長を手計算して入力するような手間はありません。さらに、LRTKアプリにはAR(拡張現実)機能が搭載されており、スマホのカメラ映像に設計上の目標点や3Dモデルを重ねて表示することで、杭打ち位置の誘導や出来形の確認を直感的に行えます。iPhoneのLiDARスキャナとも連携しており、現場をかざすだけで周囲の地形をスキャンし、数分で詳細な3D点群データを取得することも可能です。取得した点群には自動的に高精度な座標が付与されるため、後から位置合わせをする必要もなく、その場で体積計算や断面図作成まで実施できます。このように、従来は別々の高額機器やソフトが必要だった測量の諸作業を、スマホとLRTKだけでオールインワンにこなせる点も、初心者にとって扱いやすい理由の一つでしょう。


まとめると、LRTKスターターキットは「誰でも使える測量機」を目指して開発されており、スマホに慣れた人であれば短時間のレクチャーで使いこなせる設計になっています。実際、福井市が行った災害現場での試験運用では、測量技師ではない職員がiPhoneにLRTKを取り付けて必要な測量を現地で完結させることができたと報告されています。専門的な知識がなくとも「スマホを操作する感覚」で精密測位が行える――この手軽さこそが、LRTKスターターキットが初めての人にも受け入れやすい最大の理由です。


活用シーン:山間部・災害現場・出来形・杭打ち・境界確認など

LRTKスターターキットは、様々な現場での測量業務を簡易化・効率化します。ここでは特に想定される活用シーンの例として、「山間部」「災害現場」「出来形管理」「杭打ち作業」「境界確認」の5つを取り上げ、その有用性を紹介します。


山間部での測量: 携帯電波が届かない山間部でも、LRTKはみちびきの衛星補強を活用して単独でcm級測位が可能です。例えば森林測量では、従来は誤差が大きく困難だった山中でのGNSS測位も、LRTKなら直接衛星から補正情報を受け取るため高精度を維持できます。軽量コンパクトな機器をリュックに入れて険しい山道を移動でき、内蔵バッテリーで約6時間駆動するため長時間の調査にも対応できます。人里離れた山林内で境界杭の確認や地形測量を行う場合でも、基地局設置や通信の心配なく1人で測量が完結できる点は大きな利点です。

災害現場での測量: 土砂崩れや地震などの災害直後の現場では、迅速な状況把握と安全確保が求められます。LRTKスターターキットは重い三脚機材を担いで危険地帯に入る必要がなく、離れた場所からでも被災箇所を計測できるため、二次災害のリスクを減らしつつスピーディに対応できます。実際に、大雨で山腹が崩落した現場では、職員がLRTK付きスマホで周囲を歩いて3D点群スキャンを行い、わずか数分で崩壊斜面の詳細な立体モデルを取得しています。この高精度点群データからその場で崩落土砂の体積計算を行い、搬出すべき土量を即座に見積もることにも成功しました。従来は測量→オフィスで解析という流れで数日かかっていた工程が現地で即完了したことで、復旧計画の立案を大幅に早められたのです。また、寸断された道路の断面形状を点群データから測定して仮設道路設計に役立てる、崩落前後の地形を比較して必要な盛土・切土量を算出するといった高度な解析も、現場でリアルタイムに行えるようになります。災害対応では「早さ」と「安全」が命題ですが、LRTKスターターキットはその両方を高い次元で実現できるツールとして期待されています。

出来形管理: 土木工事における出来形管理とは、完成した構造物が設計図どおりの形状・寸法で施工されたかを確認する品質管理プロセスです。LRTKスターターキットを使えば、道路や法面などの仕上がり形状を手早く計測し、設計値との誤差をその場で検証できます。例えば舗装工事後の路面高をLRTKで測定すれば、基準高とのズレを即時に把握可能ですし、盛土や掘削の出来形を点群スキャンして設計データの3Dモデルと重ね合わせれば、全体の過不足を直感的に評価できます。従来は一部断面を抽出して推定していた出来形確認も、LRTKなら現場全体を網羅した詳細データに基づき即時・高精度に行えるため、品質確保と是正判断のスピードが飛躍的に向上します。また、取得データには全球測位の座標が付与されているので、各点が公共座標系で記録され、出来形図書の作成や報告書作成にも直結します。工事関係者間で出来形情報を共有する際も、LRTKクラウドに点群や写真をアップロードすればオフィスから3Dモデルを確認できるため、合意形成がスムーズになる効果も期待できます。

杭打ち作業(丁張・位置出し): 建設現場での杭打ちや丁張の位置出し作業にもLRTKスターターキットは有効です。従来、この作業は測量士がトータルステーションで角度・距離を測りながら2人1組で行うのが一般的でした。しかしLRTKでは、あらかじめ設定した座標値に対してスマホ画面上で誘導が行われるため、1人でも杭打ち位置を正確に特定できます。アプリの画面やAR表示で「目標点まで◯m」「○○方向へ△△cm」等の案内が出るため、経験の浅い作業員でも迷わず所定の位置に杭を設置可能です。これにより、基準点の設置や構造物の位置出し作業が効率化され、人員削減と時間短縮に繋がります。誰かが機器を覗いて誰かが杭を持つ、といった従来の手間がなくなり、測位と杭打ちを一人二役でこなせるのは現場施工において大きなメリットです。

境界確認: 土地や工事箇所の境界確認作業にもLRTKスターターキットは威力を発揮します。あらかじめ既知の境界点座標をクラウド経由でアプリに読み込んでおけば、現地でその位置まで誘導してくれるため、山林や原野でも目印のない境界ポイントを迷わず探し当てることができます。既設の境界杭がある場合は、その杭の座標をLRTKで測定して即座に確認でき、図面上の位置と食い違いがないかその場で判断できます。自治体の職員が立会いのもと境界立ち合いを行うようなケースでも、LRTKスターターキットがあればその場で電子野帳に高精度座標を記録できるため、後日の調整や再測の手間を省けます。従来は測量士に依頼していた境界確認の簡易な作業も、自社で短時間に済ませられるようになる点で、LRTKは境界業務の効率化とコスト削減にも貢献するでしょう。


スターターキットのメリットと導入効果(省人化・即応性)

以上のように、LRTKスターターキットは様々な場面で測量の手間を省き、スピードアップを実現することが分かりました。それら個別の話を総括して、導入によるメリットを改めて整理すると、特に「省人化」と「即応性(迅速な対応)」の二点で従来手法に対する優位性が際立っています。


まず省人化については、LRTKが単独作業を可能にする点が重要です。通常2人1組で行っていた測量作業も、LRTKなら1人で完結できるケースが多く、人員不足に悩む現場で大きな効果を発揮します。例えば、広域の被災現場を限られた測量班でカバーしなければならない状況でも、各担当者がLRTKキットを携行すれば分散して同時並行的に測量が進められます。技術者の高齢化が進み若手が不足する中で、「専門の測量士がいなくても現場担当者が自ら測れる」環境を提供できることは、組織全体の省力化に繋がります。また、LRTKは受信専用のため無線従事者免許など特別な資格が不要である点も、省人化の一環と言えます。誰でも扱える機器であるからこそ、人材の有効活用や部署横断的な支援が行いやすくなるでしょう。


次に即応性(迅速さ)のメリットです。LRTKスターターキットは機器のセットアップや測位の初期化に時間がかからず、現地に到着してすぐに作業を始められます。災害対応においては、この「すぐ測れる」即時性が被害状況の早期把握と的確な初動判断に直結します。実際、LRTK導入によって崩落斜面の体積算出や道路寸断箇所の寸法測定が現地で即座に行えるようになり、復旧計画の立案スピードが飛躍的に向上した事例があります。クラウドを介したデータ共有機能も備えており、測ったその場で本社や関係者と情報共有ができるため、意思決定の迅速化にも寄与します。さらに、LRTKなら計測と同時に結果が得られるため、その場で次のアクションを起こせます。例えば出来形管理で誤差が判明すれば即修正に着手できますし、杭打ちで位置がずれていればすぐ修正測量が可能です。これは、測量→事務所で計算→結果確認→是正、とタイムラグがあった従来フローに比べ画期的な時短効果です。


その他の効果としては、コスト低減安全性向上も挙げられます。LRTKスターターキットは複数の計測機能を一つにまとめているため、トータルステーションやレーザースキャナ等を個別に揃えるより導入コストを抑えられる場合があります(価格は本稿執筆時点では非公開ですが、他社の月額課金型サービス等と比べてランニングコスト面でも有利とされています)。また、軽量な機材で危険な現場に深入りせずに遠隔計測できるため、作業員の安全確保にも繋がります。特に崖崩れ現場やトンネル内部の点検など、人が立ち入るリスクが高いケースでも、離れた位置からスマホのカメラとLiDARで状況を把握できるのは大きな安心材料です。総じて、LRTKスターターキットの導入は「少ない人数で・すぐ測れて・安全に」という現場ニーズに応えるものであり、業務効率と安全性を同時に底上げする効果が期待できます。


LRTK測量の位置づけと今後の展望(測量の民主化)

LRTKスターターキットがもたらす変化は、単なる機器更新に留まらず、測量という業務のあり方そのものに影響を与えつつあります。従来は専門技術者に委ねられていた高精度測量が、今や「誰もが使える」レベルの手軽さで現場に持ち込めるようになったからです。この流れはまさに「測量の民主化」とも言うべきもので、資格を持った測量士だけでなく施工管理技術者や自治体職員など広い層が自ら測量を行える時代が始まりつつあります。背景には、測量分野の人手不足や技術者高齢化といった問題がありますが、LRTKのようなスマホ測量ツールはその解決策の一つとして注目されています。実際、2024年の働き方改革関連法による残業規制の強化もあり、少人数・短時間で成果を出せる測量手法へのニーズは年々高まっています。そうしたニーズに応える形で登場したLRTKは、「携帯型で誰でも使えるRTK測位機」という発想のもと開発されており、公共測量・民間測量を問わず幅広い現場で採用が進み始めています。


今後の展望として、LRTKに代表されるスマホ測量技術はさらに進化・普及していくでしょう。ハードウェア面では、みちびき衛星の増強(※現在4機体制から将来的に7機体制へ)によりCLASの精度と可用性が向上し、都市部でも衛星補強を受けやすくなると期待されます。また、スマートフォン自体の性能向上(カメラ画素数やLiDARレンジ拡大、CPU高速化など)も追い風で、より詳細な3Dスキャンやリアルタイム処理が可能になるでしょう。LRTKシリーズとしては、ドローン搭載型や360度カメラ連携など、異なるプラットフォームへの展開も視野に入っているようです。実際、Lefixea社(LRTK開発元)はLRTK LiDARやLRTK Droneといった製品も提供し始めており、スマホのみならず多様なデバイスでcm精度測位を実現するエコシステムを構築しつつあります。これにより、地上・空中を問わず「測りたい時にすぐ測れる」環境が整っていくでしょう。


こうした新技術は、測量の専門家にとって脅威ではなくむしろ強力なアシスタントとなります。ルーチンな出来形確認や材料搬出量算定などは現場スタッフがLRTKで自主的に行い、測量士はより難易度の高い測量設計や検証に注力するといった役割分担が可能になります。ひいては測量の生産性が全体として底上げされ、限られた人員であってもこれまで以上に精密かつ迅速な空間データ取得が可能になるでしょう。LRTKスターターキットは、そうした新時代の測量スタイルを先取りする立役者として位置づけられます。今後ますます高精度化・簡便化が進めば、測量という行為自体が「誰でも日常的に行う当たり前の技術」となっていくかもしれません。LRTKはその第一歩であり、測量の世界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を象徴する存在と言えるでしょう。


LRTKを使った簡易測量への自然な導入(最後に)

最後に、LRTKスターターキットを現場に導入する意義についてまとめます。従来から小規模な現場では、巻尺や簡易GPSを用いた「簡易測量」で済ませるケースも多く見られました。しかし精度面で不安が残るこれらの手法に代わり、LRTKスターターキットを活用することで「手軽さはそのままに精度を飛躍的に向上させる」ことが可能になります。言い換えれば、これまで専門機器が必要だとして敬遠されていた高精度測量を、自然な形で日常業務に取り込めるようになるのです。


例えば、従来は施工管理担当者が自ら測量するのは難しい場面でも、LRTKがあれば気負いなく測定にトライできるようになります。高さの確認や境界位置のチェックといった作業を、自分のスマホでサッと行えるようになれば、測量待ちによる工程の遅れも減り、現場の自主検測が当たり前の文化になるでしょう。これは「測量=専門部署だけの仕事」という従来の常識を覆し、誰もが必要に応じて測量を担う時代への移行でもあります。もちろん、公的な基準点測量や境界確定業務など高度な部分は引き続き専門家の役割ですが、LRTKスターターキットがその入り口となって現場の簡易測量に広く浸透すれば、業界全体の生産性とデータ活用度は飛躍的に高まるはずです。


初めて高精度測位に触れる方にとっても、LRTKスターターキットは格好の入門ツールとなるでしょう。スマホの親しみやすいUIを備え、最低限のトレーニングで使い始められるため、「まずはやってみる」というハードルを下げてくれます。実際に使ってみれば、その精度と便利さに驚くと同時に、現場で得られるデータの有用性を実感できるはずです。そうした小さな成功体験の積み重ねが、現場のDX推進や業務改善の意欲向上にも繋がっていくでしょう。LRTKスターターキットは、自然な形で最新技術を現場に溶け込ませる触媒となり、結果として組織のイノベーションを底支えする存在になると期待されます。


センチ精度測位が身近になることで、これまで見えなかった課題が見えるようになり、新たなソリューションも生まれてきます。LRTKスターターキットの導入は、その第一歩です。ぜひこの機会に最新の測量ツールを手に取り、現場業務のアップデートを体感してみてはいかがでしょうか。測量の世界が一歩前進するその瞬間を、LRTKがサポートしてくれることでしょう。


FAQ

Q: LRTKスターターキットの「LRTK」とは何の略称ですか? A: 「LRTK」は製品名として使われている言葉で、明確な単語の略というより“スマホ用のRTK測位システム”を表すブランド名です。中でも「RTK」はReal Time Kinematic(リアルタイムキネマティック)の略で、GNSSの高精度測位方式を指します。LRTKという名称には、スマートフォンでRTK測位を実現するコンセプトが込められており、「携帯型のRTK」という意味合いで捉えると分かりやすいでしょう(※「L」は特定の単語を指す公式な説明はありませんが、開発元の社名や「Lite(軽量)」を連想させるとの声もあります)。


Q: 従来のRTK測量機器と比べて何が違うのですか? A: 最大の違いは、基地局や通信が不要な点です。従来型のRTK測量器は、近くに基準局を置いたりネット経由で補正情報を得る必要がありましたが、LRTKはみちびき衛星のCLAS補強信号を直接受信して補正するため、単独で完結します。また、従来機は数kgの重量で据え付けや操作にも2人以上を要しましたが、LRTKはスマホ装着型で数百グラム程度と軽く、1人で手軽に運用可能です。さらに、LRTKはスマホのカメラやLiDARを活用した点群計測・AR機能などマルチな機能を備えており、単なるGNSS受信機に留まらない幅広い活用ができます。要は、LRTKスターターキットは「誰でも持ち運べるオールインワン測量機」として、従来機器の専門性・重量・機能限定性を打破した点が大きく異なるのです。


Q: 本当に電波圏外の現場でセンチメートル級測位ができるのですか? A: はい、可能です。LRTKスターターキットは準天頂衛星みちびきのCLAS信号に対応しており、携帯電話の圏外地域でも衛星から直接補正情報を得て高精度測位を維持できます。例えば山岳部の森林内や、大規模災害で通信インフラが途絶した地域でも、上空にみちびき衛星さえ見えていればリアルタイムに数cm精度の位置を測れます。スターターキットには電波の弱い環境下で威力を発揮する外部アンテナも付属しているため、空が開けていない場所でも安定して衛星信号をキャッチしやすくなっています。これらにより「どこでも使えるRTK」を実現しているのがLRTKの強みです。


Q: 測位の精度はどれくらいですか?土木測量に十分な精度でしょうか? A: LRTK Phoneによる測位精度は、水平位置でほぼ±1~2cm、鉛直方向で±3cm程度と公表されています。現場での実証実験でも、水準測量(一級水準機)と比較して高低差が5mm以内に収まる精度が確認されており、従来の光学測量機や高級GNSS機器にも匹敵するレベルです。この精度は一般的な土木測量(出来形管理や丁張設置など)において十分実用範囲と言えます。なお、最高精度を得るには衛星からの補強情報を受けて「Fix解(固定解)」と呼ばれる解法を維持する必要がありますが、LRTKアプリ上で解のステータスを確認しながら測定することで安定した精度を確保できます。


Q: 利用開始するには何が必要ですか?セット内容以外に用意するものは? A: 基本的にはLRTKスターターキット一式と対応するスマートフォン(またはタブレット)があればすぐに利用を開始できます。LRTKアプリは現在iOS(iPhone・iPad)向けに提供されていますので、iPhoneまたはiPadをご用意ください。スターターキットにはLRTK Phone本体のほか、外部アンテナ・一脚・二脚・固定用ブラケット・充電ケーブルなど必要な機材が一通り含まれています。まずApp Storeから無料の「LRTK」専用アプリをダウンロードし、案内に従ってユーザー登録や初期設定を行います。あとはLRTK Phoneをスマホに装着して電源を入れ、アプリと接続するだけで測位が開始できます。特別な校正作業や基地局設置も不要で、文字通り“開封してすぐ”現場で使い始めることができます。


Q: 測量の専門知識や資格がなくても本当に使いこなせますか? A: はい、専門資格がなくても運用可能です。LRTKスターターキットは測量未経験者でも直感的に扱えるよう設計されており、実際に現場では短時間のレクチャーだけで運用を開始できた事例もあります。基本的な操作はスマホ上のボタン操作や画面表示の確認が中心で、難しい計算や設定はアプリが自動で処理します。例えば高さ補正や平均測位もワンタップで完結し、測位結果は自動的に地図座標に変換されます。無線局を開設しない受信専用機器なので、電波法の資格も不要です。もっとも、測量成果を正しく解釈するための基礎知識(座標系や測量手法の基礎)はあるに越したことはありませんが、少なくとも機器操作面では専門的な訓練がなくても十分活用できるでしょう。不安な点はメーカー提供のマニュアルやサポート窓口も充実していますので、そうしたフォローを受けながら習熟していくことも可能です。


LRTKで現場の測量精度・作業効率を飛躍的に向上

LRTKシリーズは、建設・土木・測量分野における高精度なGNSS測位を実現し、作業時間短縮や生産性の大幅な向上を可能にします。国土交通省が推進するi-Constructionにも対応しており、建設業界のデジタル化促進に最適なソリューションです。

LRTKの詳細については、下記のリンクよりご覧ください。

 

製品に関するご質問やお見積り、導入検討に関するご相談は、

こちらのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。ぜひLRTKで、貴社の現場を次のステージへと進化させましょう。

bottom of page