top of page

88条申請の提出タイミングを新人にも伝える7項目

タイマーアイコン.jpeg
この記事は平均7分45秒で読めます
万能の測量機LRTKの説明

著者: LRTKチーム

目次

88条申請の提出タイミングを新人に教える重要性

項目1 88条申請は工事開始前の安全計画に関わる手続きだと伝える

項目2 工事開始の14日前までが基準になるケースを教える

項目3 14日前は準備開始日ではなく提出期限だと説明する

項目4 対象工事かどうかを早めに確認する習慣を教える

項目5 工程表と現場カレンダーで逆算管理する方法を教える

項目6 図面と安全資料の準備に時間がかかることを伝える

項目7 迷った時は早めに上長や安全担当へ相談すると教える

新人教育で88条申請の提出遅れを防ぐ社内ルール

まとめ


88条申請の提出タイミングを新人に教える重要性

88条申請を新人に教える時、最初に伝えるべきことは「何日前までに出すのか」だけではありません。もちろん、建設工事に関する88条申請では、工事開始の14日前までに届け出る必要があるケースがあり、この日数は非常に重要です。しかし、実務では14日前という数字だけを覚えていても、提出遅れや資料不足を防ぐことはできません。


新人が「88条申請 何日前」と検索する場面は、工事開始日が近づいてから期限を確認しているケースが多いと考えられます。この段階で初めて対象工事かどうかを調べたり、図面や工程表を集めたりすると、提出期限までの余裕がなくなります。88条申請は、着工直前に急いで処理する書類ではなく、工事計画や安全対策と一体で進めるものだと理解してもらう必要があります。


新人にとって難しいのは、88条申請が単なる事務手続きに見えやすいことです。届出書の様式を埋め、図面を添付し、期限までに提出するという作業だけに見えると、工事内容や安全対策との関係が見えにくくなります。しかし実際には、作業範囲、仮設計画、施工方法、危険防止措置、工程表、管理体制などが関係します。提出タイミングを正しく教えるには、申請の意味と工程管理の関係をセットで伝えることが大切です。


また、新人は「着工日」「工事開始日」「準備工開始日」「対象作業開始日」の違いをまだ十分に理解していないことがあります。現場では、資材搬入や仮設設置が先に始まり、その後に本工事が始まることもあります。どの日付を基準に提出期限を考えるのかを曖昧にすると、14日前の逆算を間違える可能性があります。


新人教育では、88条申請の提出タイミングを、工程表の中でどう管理するかまで教えることが重要です。工事開始日の14日前という基準、要否確認の時期、資料回収の期限、社内確認の期限、提出日、着工前チェック日を一連の流れとして説明します。これにより、新人は「提出日だけ守ればよい」のではなく、「提出できる状態を前倒しで作る必要がある」と理解できます。


この記事では、88条申請の提出タイミングを新人にも伝えるための7項目を解説します。現場経験の浅い担当者でも理解しやすいよう、88条申請の意味、14日前提出の考え方、逆算管理、対象工事の確認、資料準備、相談ルールまで、実務で使える形に整理します。


項目1 88条申請は工事開始前の安全計画に関わる手続きだと伝える

新人に88条申請を教える時は、まず「これは工事開始前の安全計画に関わる手続きです」と伝えることが大切です。単なる書類提出として教えると、新人は様式を埋めることだけに意識が向き、工事内容や安全対策との関係を理解しにくくなります。


88条申請では、工事の内容、施工方法、工程、安全対策、仮設設備、作業範囲などを整理する必要があります。これは、工事を安全に進めるための計画を事前に確認できる状態にするという意味を持ちます。そのため、提出タイミングを教える時も、「いつ出すか」だけでなく、「なぜ着工前に出す必要があるのか」を説明します。


新人には、88条申請を「工事が始まる前に、危険な作業や安全対策を整理しておくためのもの」と説明すると理解しやすくなります。たとえば、高所作業があるなら墜落防止、掘削があるなら崩壊防止、解体があるなら飛来落下や倒壊防止、重機作業があるなら接触防止や立入禁止範囲の設定が必要です。こうした内容が計画として整理されていなければ、現場で安全に作業を進めることはできません。


新人がよく誤解しやすいのは、申請を「工事が決まった後に事務側が処理するもの」と考えてしまうことです。しかし、88条申請は施工計画と密接に関係しています。現場の工程、図面、仮設計画、安全書類、協力会社の施工手順が整っていなければ、申請資料も整いません。したがって、申請担当者だけでなく、現場担当、設計担当、安全担当、協力会社が関係する手続きだと教える必要があります。


また、88条申請は提出期限に遅れると、着工スケジュールに影響する可能性があります。新人には、申請の遅れが単なる書類の遅れではなく、現場の開始判断、職人や重機の手配、資材搬入、協力会社の予定にも影響することを伝えます。こうした影響を理解すると、新人も期限管理の重要性を実感しやすくなります。


教育の場では、実際の工程表を見せながら説明すると効果的です。工事開始日があり、その前に申請提出期限があり、さらにその前に図面確定や社内確認、協力会社資料の回収があることを示します。これにより、88条申請が単独の事務作業ではなく、着工前準備の一部であることが分かります。


新人に最初に伝えるべきことは、88条申請は「あとで出す書類」ではなく「工事を始める前に安全計画を整えるための手続き」だということです。この理解があると、提出タイミングや資料準備の意味も自然に理解しやすくなります。


項目2 工事開始の14日前までが基準になるケースを教える

新人に提出タイミングを教えるうえで、必ず押さえておきたいのが、工事開始の14日前までという基準です。建設工事に関する88条申請では、工事開始の14日前までに届け出る必要があるケースがあります。「88条申請 何日前」と検索する実務担当者が最も知りたいのも、この提出期限です。


ただし、新人には単に「14日前まで」とだけ教えるのでは不十分です。なぜなら、すべての工事が同じように対象になるわけではなく、工事内容や規模、作業方法によって確認すべき内容が変わるためです。14日前という基準を覚えたうえで、まず対象工事かどうかを確認する必要があると伝えます。


また、14日前の計算で重要なのは、基準となる工事開始日を正しく把握することです。新人は、契約上の工期開始日や工程表の一番上に書かれた日付だけを見て判断しがちです。しかし、実際の現場では、仮設工事、準備工、解体、足場設置、重機搬入、対象作業の開始日が別々になることがあります。どの日付を基準に考えるべきかを確認する習慣が必要です。


新人に説明する時は、「14日前を計算する前に、何の開始日なのかを確認する」と教えるとよいです。工事開始日、対象作業開始日、現場入りの日、準備工開始日が混在している場合は、上長や安全担当に確認します。日付の意味が分からないまま逆算すると、提出期限を誤る原因になります。


14日前という期限は、提出日としての最終ラインに近いものとして扱うべきです。新人には、14日前に準備を始めるのでは遅いと伝える必要があります。提出に必要な資料は、届出書だけではありません。工程表、図面、施工方法、安全対策、管理体制、協力会社資料などをそろえる時間が必要です。そのため、実務では工事開始日の数週間前から準備を始めることになります。


休日や連休の考え方も教えておくと実務で役立ちます。14日前の日付が土日や祝日、長期休暇に重なる場合、実際に提出や社内確認ができる日が前倒しになることがあります。新人には、カレンダー上の14日前だけでなく、営業日や社内承認の所要時間も見るように伝えます。


さらに、工程変更があった場合は14日前の計算も変わることを教えます。着工日や対象作業開始日が前倒しされると、提出期限も前倒しになります。工程表が更新されたら、88条申請の提出期限に影響がないかを確認する習慣が必要です。


新人には、14日前という数字を暗記させるだけではなく、工事開始日を確認し、対象作業の開始日を見て、提出期限を逆算し、資料準備の時間を確保する流れとして教えることが重要です。


項目3 14日前は準備開始日ではなく提出期限だと説明する

新人に最も強く伝えたいポイントの一つが、14日前は準備開始日ではなく提出期限だということです。88条申請で「工事開始の14日前まで」という基準を聞くと、新人は「14日前になったら準備すればよい」と誤解することがあります。しかし、実務ではそれでは間に合いません。


88条申請の準備には、複数の作業があります。まず、対象工事かどうかを確認します。次に、工事概要を整理し、工程表を確認し、図面を集め、仮設計画や施工方法を確認します。さらに、安全対策の内容を整理し、協力会社から必要資料を回収し、社内確認を行い、修正してから提出します。これらを14日前の当日から始めると、提出期限に間に合わない可能性が高くなります。


新人には、「14日前には提出できる状態になっていなければならない」と説明します。つまり、14日前までに届出書や添付資料が整っており、社内確認も完了し、提出できる状態である必要があります。資料を集め始める日ではなく、完成した資料を提出する日として考えることが大切です。


この考え方を理解してもらうには、逆算の例で説明すると効果的です。工事開始日が決まったら、まず14日前を提出期限として設定します。その数日前には社内確認を終える必要があります。さらにその前には図面や安全資料をそろえる必要があります。協力会社に資料を依頼するなら、もっと前に依頼しなければなりません。こうして逆算すると、実際の準備開始はかなり早い段階になることが分かります。


新人がやりがちな失敗は、届出書の作成だけに注目することです。届出書の入力自体は短時間でできる場合もありますが、添付資料の準備には時間がかかります。特に図面が古い、施工方法が未確定、協力会社資料が届いていない、工程表が変更中といった状況では、申請資料全体が完成しません。


また、社内承認や確認にも時間が必要です。現場代理人、安全担当、管理者、協力会社などが確認する場合、一度で承認されるとは限りません。修正や追加資料が必要になることがあります。新人には、提出期限の前に「社内確認期限」と「修正期限」を設ける考え方を教えます。


14日前を提出期限として理解すると、現場工程への意識も変わります。工事開始日が変更された時に、提出期限も変わることに気づけます。着工日が早まった場合、資料準備の余裕が減るため、すぐに上長や関係者へ共有する必要があります。


新人に教える時は、「14日前に気づいたら遅い場合がある」と明確に伝えることが大切です。88条申請の提出タイミングは、提出日だけでなく、資料準備と社内確認の逆算で管理するものです。この理解があれば、新人でも早めに動く必要性を判断できるようになります。


項目4 対象工事かどうかを早めに確認する習慣を教える

88条申請の提出タイミングを新人に教える時は、対象工事かどうかを早めに確認する習慣も重要です。提出期限を知っていても、そもそも申請が必要な工事かどうかの判断が遅れれば、準備開始が遅れてしまいます。


新人は、工事件名や現場の雰囲気だけで「これは申請が必要そう」「これは不要そう」と判断してしまうことがあります。しかし、88条申請の要否は、工事件名だけでは決まりません。工事の内容、規模、構造、作業方法、仮設設備、危険性などを見て判断する必要があります。


たとえば、同じ改修工事でも、高所作業を伴う場合、解体や撤去を含む場合、足場や支保工を使う場合、重機作業がある場合、掘削や構造物への影響がある場合では、確認すべき内容が変わります。新人には、工事名ではなく「実際に何をする工事か」を見るように教えます。


対象工事かどうかの確認は、工程表が完成してからではなく、できるだけ初期段階で行います。見積段階、受注時、施工計画の初期段階、工程表作成時に、88条申請の対象になる可能性があるかを確認します。早い段階で「対象の可能性あり」と分かれば、図面や施工計画の準備も前倒しできます。


新人には、判断に迷ったら自分だけで決めないことも教えます。88条申請の要否は、安全担当、上長、経験者、所轄労働基準監督署への確認が必要になることがあります。新人が一人で「不要」と判断してしまうと、後から申請漏れに気づくリスクがあります。迷った時は早めに相談することが、実務上は非常に重要です。


対象判定のために、新人が集めるべき情報も具体的に教えます。工事場所、工事開始日、作業内容、対象構造物、作業範囲、施工方法、仮設設備、使用機械、協力会社の作業内容、安全上の懸念点を整理できれば、上長や安全担当も判断しやすくなります。情報が不足したまま相談しても、結論が出にくくなります。


また、工程変更や施工方法の変更があると、対象判定も変わる可能性があります。最初は申請対象外と判断していても、後から作業範囲が広がったり、仮設計画が変わったり、重機作業が追加されたりすれば、再確認が必要になる場合があります。新人には、「一度確認したら終わり」ではなく、「変更があれば再確認」と教えることが大切です。


対象工事かどうかを早めに確認する習慣が身につけば、提出タイミングの遅れを大きく減らせます。88条申請の期限管理は、提出日から始まるのではなく、対象工事の可能性に気づくところから始まります。


項目5 工程表と現場カレンダーで逆算管理する方法を教える

新人に88条申請の提出タイミングを伝える時は、工程表と現場カレンダーで逆算管理する方法を教えることが重要です。口頭で「早めに準備して」と伝えるだけでは、具体的にいつ何をすればよいのか分かりません。新人が実務で動けるようにするには、日付に落とし込んで管理する方法を教える必要があります。


まず、工程表から工事開始日を確認します。次に、工事開始日から14日前を逆算し、88条申請の提出期限として現場カレンダーに登録します。ただし、ここで終わりではありません。提出期限の前に、要否確認、工事概要の確定、図面確定、協力会社資料の回収、安全対策資料の確認、社内承認、修正の期限を入れていきます。


新人には、提出期限だけをカレンダーに入れても不十分だと教えます。提出日だけ登録していると、その日が近づくまで準備状況が見えません。実務では、提出期限の前にいくつもの中間期限があります。中間期限をカレンダーに入れることで、資料の遅れや確認漏れに早く気づけます。


現場カレンダーに登録する時は、予定名を分かりやすくすることも教えます。「申請」「確認」だけでは、何の予定か分かりません。「現場名 88条申請 要否確認」「現場名 88条申請 図面確定」「現場名 88条申請 社内確認」「現場名 88条申請 提出期限」のように、案件名と作業内容を入れると、後から見ても分かりやすくなります。


また、通知設定の使い方も実務では役立ちます。提出期限当日に通知が来ても遅いため、要否確認や図面回収などの中間期限に通知を設定します。新人には、重要な予定には事前通知を入れ、期限前に状況を確認する習慣を持たせるとよいです。


工程表が変更された時の対応も教えます。現場では、天候、資材、設計変更、協力会社の都合などで工程が変わることがあります。工事開始日や対象作業開始日が変わったら、88条申請の提出期限も見直す必要があります。工程表だけ更新して現場カレンダーが古いままでは、期限管理が崩れます。


新人には、工程会議や打合せで着工日が変わったら、必ず88条申請への影響を確認するように教えます。特に着工日が前倒しになる場合は注意が必要です。提出期限までの余裕が一気になくなる可能性があります。


逆算管理を教える時は、カレンダーを「予定を入れる道具」ではなく、「提出遅れを防ぐ道具」として使うことを伝えます。工事開始日、提出期限、中間期限、確認期限を見える化することで、新人でも次に何をすべきか分かりやすくなります。


項目6 図面と安全資料の準備に時間がかかることを伝える

新人が88条申請の提出タイミングを誤りやすい理由の一つに、図面と安全資料の準備時間を軽く見積もってしまうことがあります。届出書の様式を埋めるだけなら短時間でできると感じても、実際には添付資料の準備に時間がかかります。この点を最初に教えておくことが重要です。


88条申請で必要になる資料は、工事内容によって異なりますが、工事概要、工程表、位置図、平面図、立面図、断面図、仮設計画図、施工方法、安全対策、管理体制などが関係する場合があります。これらは、単に既存の資料を集めればよいとは限りません。申請用に工事範囲や安全対策が分かるように整理する必要があります。


新人には、図面の準備では最新版確認が重要だと教えます。古い図面を使うと、工事範囲、仮設配置、搬入経路、作業場所が実際の計画と違ってしまう可能性があります。設計変更や工程変更が反映されているか、図面番号や作成日が正しいか、申請に使う図面として確定しているかを確認する必要があります。


また、図面は設計用と申請用で見せ方が異なる場合があります。設計図としては正しくても、申請資料としては作業範囲や危険箇所が分かりにくいことがあります。新人には、図面を見る時に「この図面で何を説明したいのか」を考えるように教えます。作業範囲、仮設位置、立入禁止範囲、重機配置、搬入経路、安全設備の位置が分かるかを確認します。


安全資料の準備にも時間がかかります。施工方法、作業手順、危険防止措置、管理体制は、現場の実態に合っていなければなりません。「安全に作業する」「十分注意する」といった抽象的な表現だけでは、計画として不十分になりやすいです。どの危険に対して、どの対策を、どの工程で、誰が行うのかを整理する必要があります。


協力会社から資料をもらう場合も、時間を見込む必要があります。足場、解体、掘削、重機作業、設備設置など、専門工事会社が施工手順や安全対策を持っている場合、元請側だけでは資料を完成できないことがあります。新人には、協力会社資料は依頼してすぐ届くとは限らないと伝え、早めに依頼する習慣を教えます。


提出前には、資料同士の整合確認も必要です。工程表では足場設置後に高所作業を行うことになっているのに、仮設計画図に足場が示されていない場合、資料に矛盾があります。施工方法では重機を使うことになっているのに、平面図に重機配置や立入禁止範囲がない場合も、修正が必要です。


新人には、「資料を集める時間」と「資料を確認して直す時間」は別だと教えます。図面や安全資料がそろっただけでは完成ではありません。申請資料として整合しているかを確認し、必要に応じて修正する時間が必要です。この理解があれば、14日前の提出期限に対して、かなり前から準備を始める理由が分かります。


項目7 迷った時は早めに上長や安全担当へ相談すると教える

88条申請の提出タイミングを新人に教えるうえで、最後に重要なのが、迷った時は早めに上長や安全担当へ相談するというルールです。新人が一人で判断を抱え込むと、対象工事の見落とし、提出期限の誤認、資料不足、工程変更の反映漏れにつながる可能性があります。


新人は、どの段階で相談すればよいのか分からないことがあります。まだ情報が不完全だから相談しにくい、基本的なことを聞くのが不安、忙しい上長に確認しづらいと感じることもあります。しかし、88条申請では、早めの相談が手戻りを減らします。情報が完全にそろっていなくても、対象工事の可能性に気づいた段階で相談することが大切です。


相談すべき場面を具体的に教えると、新人は動きやすくなります。工事開始日が近い時、14日前提出に間に合うか不安な時、対象工事かどうか判断できない時、図面が不足している時、協力会社資料が届かない時、工程が変更された時、施工方法や仮設計画が変わった時は、早めに相談するように伝えます。


ただし、相談する時は、何も整理せずに聞くのではなく、分かっている情報をまとめることも教えます。工事件名、工事場所、工事開始日、作業内容、対象となりそうな作業、工程表、図面の有無、困っている点を整理してから相談すると、上長や安全担当も判断しやすくなります。


新人には、「分からないことを聞く」のではなく、「判断に必要な情報を集めて確認する」と考えさせるとよいです。たとえば、「この工事は88条申請が必要ですか」と聞くだけでなく、「この作業内容で、開始日はこの日、足場を使う予定ですが、88条申請の対象確認が必要でしょうか」と相談できれば、実務的な判断につながります。


所轄労働基準監督署への事前相談が必要になる場合もありますが、新人が単独で進めるのではなく、上長や安全担当と相談したうえで行うことが望ましいです。相談時の前提条件を整理し、確認内容を記録し、社内に共有する流れを教えます。


また、相談した内容は記録に残す習慣も必要です。いつ、誰に、どの前提で相談し、どのような判断になったのかを残しておくと、後から確認できます。新人教育では、相談して終わりではなく、判断根拠を残すことまで教えると、次回以降の案件にも活かせます。


88条申請では、早く相談することが工程遅延防止につながります。新人には、「迷ったらすぐ聞く」だけではなく、「期限に影響しそうなことは早めに共有する」と伝えることが重要です。提出タイミングの管理は、個人の記憶ではなく、チームで確認する業務だと理解してもらう必要があります。


新人教育で88条申請の提出遅れを防ぐ社内ルール

88条申請の提出タイミングを新人に伝えるだけでなく、提出遅れを防ぐ社内ルールを整えることも重要です。新人教育は、担当者の理解を深めるだけでは不十分です。実務で迷った時に確認できる仕組みがなければ、忙しい現場では期限管理が後回しになることがあります。


まず、案件開始時の確認項目に88条申請の要否確認を入れます。見積段階、受注時、施工計画作成時、工程表作成時など、どのタイミングで要否確認を行うのかを決めておくと、新人でも動きやすくなります。要否が不明な場合は「確認中」として管理し、いつまでに誰が確認するのかを決めます。


次に、工事開始日から逆算する標準スケジュールを作ります。工事開始日の14日前が提出期限になるケースを前提に、さらに前倒しで要否確認、資料回収、図面確定、安全資料確認、社内承認、修正、提出の期限を設定します。案件ごとに調整は必要ですが、標準の流れがあると新人も全体像をつかみやすくなります。


現場カレンダーや管理表を使った見える化も有効です。工事件名、工事開始日、88条申請の要否、提出期限、資料担当、図面担当、協力会社資料の回収状況、社内確認日、提出日を一覧で管理します。新人には、どこを見れば期限が分かるのか、どの項目が未完了なのかを確認する方法を教えます。


また、過去案件の資料を教育用に整えておくと理解が進みます。実際の工事概要、工程表、図面、安全対策資料、提出までの流れを見せることで、88条申請がどのような資料で構成されるのかが分かります。ただし、過去資料はそのまま流用するものではなく、今回の工事条件に合わせて確認する必要があると伝えます。


新人には、提出前チェックの視点も教えます。届出書の記載だけでなく、工事概要と工程表の日付が合っているか、図面と作業範囲が一致しているか、施工方法と安全対策がつながっているか、協力会社資料が最新か、管理体制が現場実態と合っているかを確認します。こうした視点が身につくと、単なる書類作成から一歩進んだ実務対応ができるようになります。


さらに、工程変更時の再確認ルールも必要です。新人は、最初に提出期限を確認すれば終わりだと思いがちです。しかし、着工日や対象作業開始日が変われば、88条申請の提出タイミングも見直す必要があります。工程会議で日付が変わった時、施工方法が変わった時、仮設計画が変わった時は、申請への影響を確認するルールを教えます。


社内ルールでは、新人が相談しやすい窓口を明確にすることも大切です。安全担当、上長、申請経験者など、誰に確認すればよいのかが分かっていれば、判断を抱え込まずに済みます。特に88条申請に不慣れな新人には、判断を急がせるよりも、早めに共有させる仕組みが必要です。


新人教育で重要なのは、一度の説明で終わらせないことです。実際の案件に合わせて、工程表を見ながら提出期限を逆算し、必要資料を確認し、提出前チェックを行うことで理解が深まります。88条申請の提出タイミングは、座学だけでなく実務の流れの中で教えることが効果的です。


まとめ

88条申請の提出タイミングを新人にも伝えるには、単に「工事開始の14日前まで」と教えるだけでは不十分です。建設工事に関する88条申請では、工事開始の14日前までに届け出る必要があるケースがありますが、この14日前は準備開始日ではなく提出期限として考える必要があります。


新人には、88条申請が工事開始前の安全計画に関わる手続きであることを最初に伝えます。そのうえで、工事開始日の確認、対象工事の判定、提出期限の逆算、図面や安全資料の準備、協力会社資料の回収、社内確認、迷った時の相談ルールを一連の流れとして教えることが大切です。


特に重要なのは、工事開始日と対象作業開始日を混同しないことです。工程表に書かれた日付の意味を確認し、14日前提出の基準日を正しく把握する必要があります。また、工程変更があった場合は、提出期限や申請資料への影響を再確認する習慣も欠かせません。


新人教育では、現場カレンダーや管理表を使い、提出期限だけでなく、中間期限を見える化することが有効です。要否確認、図面確定、協力会社資料回収、安全資料確認、社内承認、提出日をカレンダーに登録すれば、新人でも次に何をすべきか分かりやすくなります。


88条申請は、提出日を守るだけでなく、着工前に安全計画を整えるための実務です。新人が早い段階でこの考え方を理解できれば、申請漏れ、資料不足、提出遅れ、工程遅延を防ぎやすくなります。


また、新人が88条申請の資料準備をスムーズに進めるには、現場情報を分かりやすく記録しておくことも大切です。工事範囲、仮設位置、搬入経路、危険箇所、周辺状況が整理されていれば、図面や安全対策資料の確認がしやすくなります。


LRTKは、iPhoneに装着して使えるGNSS高精度測位デバイスとして、現場の位置情報を高精度に取得し、写真、測点、作業範囲の記録と結びつけやすくします。88条申請そのものを作成する道具ではありませんが、新人が現場状況を正確に把握し、工事範囲や仮設位置、危険箇所、搬入経路を整理する基礎情報づくりに役立ちます。88条申請の提出タイミングを新人にも分かりやすく教え、着工前の資料準備や現場確認を効率化したい場合は、LRTKのような高精度な現場記録の仕組みを取り入れることで、教育と実務の両方を進めやすくなります。


LRTKで現場の測量精度・作業効率を飛躍的に向上

LRTKシリーズは、建設・土木・測量分野における高精度なGNSS測位を実現し、作業時間短縮や生産性の大幅な向上を可能にします。国土交通省が推進するi-Constructionにも対応しており、建設業界のデジタル化促進に最適なソリューションです。

LRTKの詳細については、下記のリンクよりご覧ください。

 

製品に関するご質問やお見積り、導入検討に関するご相談は、

こちらのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。ぜひLRTKで、貴社の現場を次のステージへと進化させましょう。

bottom of page