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88条申請はいつ出す?初めての現場向け確認6項目

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万能の測量機LRTKの説明

著者: LRTKチーム

目次

88条申請はいつ出すべきかを最初に整理する

初めての現場で88条申請が不安になりやすい理由

確認1 工事開始日の何日前までに提出が必要か

確認2 そもそも88条申請の対象工事か

確認3 工事開始日をどの日付で見るか

確認4 必要書類をいつまでにそろえるか

確認5 協力会社や社内確認に何日必要か

確認6 工程変更時に再確認する仕組みがあるか

初めての現場で提出遅れを防ぐ進め方

現場情報を正確に残して申請準備を進める考え方

まとめ


88条申請はいつ出すべきかを最初に整理する

88条申請を初めて担当する現場で、最も先に確認したいのは「いつ出すのか」という提出時期です。実務では「88条申請は何日前までに必要か」「着工の何日前に出せばよいのか」「準備はいつから始めるべきか」という疑問がよく出ます。結論としては、建設工事では工事開始の14日前までの届出が関係するケースが多くあります。ただし、工事や設備の内容によっては、工事開始の30日前までの届出が関係する場合もあります。


そのため、初めての現場では「88条申請は14日前」とだけ覚えて進めるのは危険です。まず、その工事が88条申請の対象なのか、どの種類の届出に該当するのか、工事開始日をどの日付で見るのかを確認する必要があります。提出期限は、この確認ができて初めて正しく逆算できます。


88条申請は、労働安全衛生法第88条に基づき、一定の工事や設備に関する計画を工事開始前に届け出る手続きです。目的は、危険が大きい作業や設備について、事前に計画内容を整理し、安全に施工できる状態を確認することにあります。つまり、88条申請は単なる事務書類ではなく、着工前の安全管理に関わる重要な準備です。


初めての現場でありがちな失敗は、提出期限だけを確認して、必要書類や社内確認の時間を見落とすことです。仮に工事開始の14日前までに提出が必要なケースであっても、14日前に書類作成を始めてよいわけではありません。申請書、工程表、図面、施工計画、安全対策、協力会社資料、社内確認をすべてそろえるには、さらに前から準備を始める必要があります。


特に、現場の工事内容がまだ変わる可能性がある場合や、協力会社の施工方法が確定していない場合は、早めの確認が欠かせません。提出期限の直前に施工範囲や作業方法が変わると、図面や施工計画の修正が必要になり、申請準備が大きく遅れます。


この記事では、「88条申請 何日前」で検索している初めての実務担当者に向けて、88条申請をいつ出すべきかを判断するための確認項目を6つに分けて解説します。提出期限、対象工事の確認、工事開始日の考え方、必要書類、社内確認、工程変更時の対応まで、現場で迷いやすいポイントを実務目線で整理します。


初めての現場で88条申請が不安になりやすい理由

88条申請が初めての担当者にとって分かりにくい理由は、提出期限だけでは判断できない要素が多いからです。一般的な書類提出であれば、提出日と必要書類を確認すれば進められる場合があります。しかし、88条申請では、工事の内容、規模、作業方法、工程、仮設、安全対策、関係者の役割がすべて関係します。


まず、対象工事の判断が難しい点があります。工事名だけを見ても、88条申請が必要かどうかは分かりません。同じような工事名であっても、掘削の深さ、構造物の高さ、作業場所、仮設設備、使用機械、作業方法によって判断が変わることがあります。初めての現場では、どこを見れば対象判定ができるのか分からず、判断を後回しにしてしまうことがあります。


次に、工事開始日の考え方が分かりにくい点があります。現場には、契約上の着工日、現場乗り込み日、準備工開始日、仮設開始日、対象作業開始日、本体工事開始日など、複数の日付があります。88条申請の提出期限を判断するときは、対象となる作業がいつ始まるのかを明確にする必要があります。ここが曖昧だと、何日前までに提出すべきかも曖昧になります。


さらに、必要書類の準備に時間がかかる点も不安の原因です。申請書だけでなく、工事概要、図面、工程表、施工計画、安全対策、協力会社からの作業資料などが必要になることがあります。これらは一人の担当者だけで完結しないことが多く、設計担当、施工担当、安全担当、協力会社との調整が必要です。


初めての現場では、誰に何を依頼すればよいかも迷いやすくなります。図面は設計担当、施工方法は現場担当、作業手順は協力会社、安全対策は安全担当というように、情報が分散しているためです。提出期限が近づいてから集め始めると、資料がそろわず、修正時間も不足します。


また、88条申請は現場の工程変更の影響を受けます。工事開始日が前倒しになれば、提出期限も前倒しになります。施工方法が変われば、申請資料の内容も見直しが必要です。初回提出の準備だけでなく、工程変更時に申請内容を再確認する運用も必要になります。


このように、88条申請が不安になりやすいのは、単に法令の知識が必要だからではありません。工程管理、書類管理、現場確認、協力会社調整、安全管理がつながっているためです。初めて担当する場合は、提出期限だけを見るのではなく、確認すべき項目を順番に整理して進めることが大切です。


確認1 工事開始日の何日前までに提出が必要か

88条申請で最初に確認する項目は、工事開始日の何日前までに提出が必要かです。実務上、建設工事では工事開始の14日前までの届出が関係するケースが多くあります。一方で、一定の機械、設備、建設物などに関する計画では、工事開始の30日前までの届出が関係する場合もあります。そのため、初めての現場では、まず提出期限の種類を確認することが重要です。


ここで注意したいのは、「何日前」という日数だけを暗記しても十分ではないということです。88条申請は、工事や設備の種類によって届出内容や期限が異なる可能性があります。対象となる作業が建設工事の計画届に当たるのか、設備や機械に関する計画届に当たるのかを確認しなければ、正しい提出期限を判断できません。


また、14日前や30日前という期限は、資料作成を始める日ではなく、提出が完了しているべき期限として考える必要があります。実務では、提出期限の数日前を社内の提出目標日に設定し、さらにその前に資料完成日を設定するのが安全です。提出期限ぎりぎりに書類を作成すると、社内確認、修正、添付資料の差し替え、提出先確認に対応できなくなります。


例えば、工事開始の14日前までに提出が必要な場合でも、社内では20日前を提出目標、25日前を資料完成目標、30日前を協力会社資料の回収目標にするような考え方ができます。実際の日数は現場の規模や会社の確認体制によって変わりますが、提出期限から逆算して複数の締切を作ることが重要です。


初めての担当者が間違えやすいのは、カレンダー上の日数だけで逆算することです。提出期限が土日祝日や長期休暇に重なる場合、実際にはその前の営業日に提出できるように準備する必要があります。また、社内承認者が不在になる日や、協力会社の休業日も考慮しなければなりません。


提出期限を確認したら、工程表に明記します。工程表には、工事開始日、88条申請の法定提出期限、社内提出目標日、資料完成日、協力会社資料提出期限を分けて入れると管理しやすくなります。「88条申請」とだけ書くのではなく、期限の意味を分けて記載することで、関係者が同じ認識を持てます。


最初の確認項目として大切なのは、何日前に出すかを知るだけではなく、その日までに何を終えていなければならないかを理解することです。88条申請では、提出期限を守るために、書類作成、資料回収、内容確認、社内承認の時間を含めて逆算する必要があります。


確認2 そもそも88条申請の対象工事か

2つ目の確認項目は、そもそもその工事が88条申請の対象かどうかです。提出期限を調べる前に、この対象判定を行わなければなりません。対象工事ではない場合は、88条申請としての提出は不要になる可能性があります。一方で、対象工事であるにもかかわらず見落としてしまうと、提出期限に間に合わなくなるリスクがあります。


対象判定では、工事名だけで判断しないことが大切です。初めての現場では、工事名や工種名を見て「これは一般的な工事だから対象外だろう」と考えてしまうことがあります。しかし、88条申請の対象になるかどうかは、作業の内容、規模、構造、施工方法、使用機械、仮設の内容、作業環境などによって変わります。


例えば、掘削を伴う工事では、深さや地山の状態、作業方法が関係します。高所での作業では、高さ、作業床、仮設設備、墜落防止措置が関係します。解体や除去を伴う工事では、対象物や作業方法、飛散防止対策などが関係します。設備や機械を設置する工事では、設置するものの種類や規模、主要構造部分の変更の有無などが確認対象になります。


初めての現場では、まず工事概要書、設計図、施工範囲図、工程表、施工計画の初期案を集めます。そのうえで、どの作業が危険性の高い作業に該当する可能性があるのかを確認します。まだ施工計画が完全に決まっていない段階でも、対象の可能性があるかどうかを早めに見ることが重要です。


対象判定では、協力会社の作業内容も確認します。元請側の工事概要だけでは対象外に見えても、実際に協力会社が行う作業を確認すると、届出が必要になる場合があります。特に、仮設、掘削、解体、揚重、高所作業、特殊な設備の設置などは、実際の作業手順を確認しないと判断しにくいことがあります。


また、一度対象外と判断した場合でも、施工方法や作業範囲が変わったら再確認が必要です。初回計画では対象外でも、工法変更によって対象になることがあります。反対に、作業範囲や方法の見直しによって、別の整理が必要になることもあります。対象判定は一度だけの作業ではなく、工程の節目で見直すものとして考えると安全です。


対象かどうか判断に迷う場合は、社内の安全担当者や過去の類似案件を確認し、必要に応じて提出先への相談を検討します。初めての担当者が一人で判断を抱え込むと、見落としや過剰判断につながることがあります。対象判定の根拠を資料として残しておくと、後から工程変更があった場合にも見直しやすくなります。


確認3 工事開始日をどの日付で見るか

3つ目の確認項目は、工事開始日をどの日付で見るかです。88条申請の提出期限は工事開始日から逆算するため、この日付の取り方が非常に重要です。初めての現場では、契約上の工期開始日だけを見て判断してしまいがちですが、実務上は対象作業の開始日を確認する必要があります。


現場には複数の開始日があります。契約上の着工日、現場事務所の設置日、資材搬入日、仮設工の開始日、準備工の開始日、掘削開始日、足場設置開始日、本体工事開始日、協力会社の乗り込み日などです。88条申請で重要になるのは、対象となる作業がいつ始まるかです。


例えば、現場全体の工期開始日はまだ先でも、対象となる仮設作業や準備作業が先に始まる場合があります。この場合、対象作業の開始日を基準に考えないと、提出期限を誤る可能性があります。逆に、契約上の着工日は早くても、88条申請の対象作業は後日開始する場合もあります。このような場合でも、どの日付を基準にするかを明確にしておく必要があります。


初めての現場では、工程表に対象作業を細かく分けて記載することが大切です。単に「着工」と書くだけでは、何の作業が始まるのか分かりません。準備工、仮設、対象作業、本体工事を分けて、どの日に何が始まるのかを明確にします。


工事開始日を確認するときは、現場担当者だけでなく、協力会社にも確認します。協力会社の実際の乗り込み日や作業開始日が、元請の工程表とずれていることがあるからです。特に、前段取りや先行作業として協力会社が現場に入る場合、その作業が88条申請の対象に関係するかを確認する必要があります。


また、工程表が変更された場合は、工事開始日の再確認が必要です。天候、資材納期、前工程の遅れ、発注者調整、近隣対応などにより、対象作業の開始日が前後することがあります。開始日が後ろ倒しになる場合は余裕が生まれることもありますが、前倒しになる場合は提出期限を満たせなくなる可能性があります。


工事開始日の確認は、提出期限の逆算だけでなく、申請資料の内容にも関係します。申請書、工程表、施工計画、協力会社資料に記載された日付が一致していなければ、提出前に修正が必要になります。日付の不一致は小さなミスに見えますが、書類全体の整合性に影響します。


初めての現場では、工程表の中に「88条申請の基準日」として対象作業の開始日を明記するとよいです。これにより、関係者全員が同じ日付を基準に提出期限を確認できます。工事開始日の認識をそろえることが、提出遅れを防ぐ第一歩です。


確認4 必要書類をいつまでにそろえるか

4つ目の確認項目は、必要書類をいつまでにそろえるかです。88条申請では、提出期限そのものに注意が向きがちですが、実際に時間がかかるのは必要書類の準備です。申請書だけなら比較的短期間で作成できる場合でも、添付資料や確認資料がそろわなければ提出できません。


必要書類は工事内容によって異なりますが、一般的には、工事概要、工程表、図面、施工計画、安全対策、作業方法の説明、仮設計画、協力会社資料などが関係します。初めての現場では、まず必要な資料を洗い出し、誰が作成するのか、いつまでにそろえるのかを決める必要があります。


特に遅れやすいのは図面です。平面図、断面図、施工範囲図、仮設図などが必要になる場合、設計変更や施工方法の調整によって修正が繰り返されることがあります。最新版の図面がどれか分からないまま進めると、申請直前に差し替えが発生します。図面には版数や作成日を明記し、申請に使う最終版を管理することが大切です。


施工計画も早めに整える必要があります。作業手順、使用機械、作業員の配置、仮設設備、安全対策、立入禁止措置、作業主任者や資格者の配置など、現場実態に合った内容を整理します。標準的な文章をそのまま使うのではなく、その現場の作業範囲や危険要因に応じた内容にする必要があります。


協力会社からの資料も見落としやすい部分です。実際に作業する協力会社が持っている作業手順、機械情報、作業体制、安全対策の情報がなければ、申請資料の内容が実態とずれる可能性があります。協力会社には、必要な資料を具体的に依頼し、提出期限を明確に伝えます。


必要書類をそろえる期限は、提出期限よりも前に設定します。提出日の直前に資料がそろう計画では、確認や修正の時間がありません。実務上は、資料完成日、社内確認日、修正完了日、提出予定日を分けて設定するのが安全です。


初めての現場では、必要書類の一覧を作ることが有効です。工事概要、工程表、図面、施工計画、安全対策、協力会社資料、提出先確認、社内承認というように、項目ごとに準備状況を管理します。書類を一つずつ確認することで、提出直前に不足が見つかるリスクを減らせます。


また、書類同士の整合性も確認します。工事名、場所、工期、作業範囲、図面番号、施工方法、使用機械、作業体制が書類ごとに違っていると、修正が必要になります。必要書類をそろえるだけでなく、内容が一致しているかを確認することが重要です。


確認5 協力会社や社内確認に何日必要か

5つ目の確認項目は、協力会社や社内確認に何日必要かです。88条申請の準備では、申請担当者が書類を作成する時間だけでなく、関係者が内容を確認する時間も必要です。初めての現場では、この確認期間を短く見積もってしまい、提出直前に慌てることがあります。


協力会社との確認では、作業方法、使用機械、作業範囲、作業人数、資格者、安全対策、仮設計画などを確認します。協力会社が複数ある場合、それぞれの作業範囲と責任分担を整理する必要があります。一社の資料が遅れるだけでも、全体の施工計画に影響することがあります。


協力会社から資料をもらった後も、そのまま申請資料に使えるとは限りません。工事名が違っている、工程が古い、図面の版が違う、作業範囲が曖昧、安全対策が一般的すぎるといった場合は、修正や再提出が必要です。そのため、協力会社資料の提出期限は、申請提出日の直前ではなく、余裕を持って設定する必要があります。


社内確認では、対象判定、提出期限、工事開始日、必要書類、図面、施工計画、安全対策、協力会社資料の整合性を確認します。会社によっては、安全担当、現場責任者、工事部門、管理部門、品質部門など、複数の確認者が関わる場合があります。確認者が多いほど、確認期間は長めに見ておく必要があります。


初めての担当者が注意すべきなのは、社内確認は一回で終わらないことがあるという点です。初回確認で修正指示が出て、修正後に再確認が必要になることがあります。図面差し替え、工程修正、安全対策の追記、協力会社資料の再確認などが発生すると、予定より時間がかかります。


また、確認者の不在にも注意が必要です。出張、休暇、現場対応、会議などにより、確認者がすぐに確認できない場合があります。提出期限が近い時期ほど、関係者の予定も含めて早めに確認しておくと安全です。


工程表には、協力会社資料依頼日、協力会社資料提出日、社内初回確認日、修正完了日、社内最終確認日、提出予定日を分けて入れるとよいです。これにより、申請担当者だけでなく、関係者全員が自分の締切を認識できます。


確認期間を十分に取ることは、単に提出遅れを防ぐためだけではありません。申請資料の内容を現場実態に合わせ、安全対策の漏れを減らすためにも重要です。初めての現場では、分からない点が出ることを前提に、確認と修正の時間を確保することが大切です。


確認6 工程変更時に再確認する仕組みがあるか

6つ目の確認項目は、工程変更時に88条申請を再確認する仕組みがあるかです。初めての現場では、最初に申請準備をしただけで安心してしまうことがあります。しかし、現場では工程や施工方法が変わることがあり、その変更が88条申請に影響する場合があります。


最も注意すべきなのは、対象作業の開始日が前倒しになる場合です。提出期限は工事開始日から逆算されるため、開始日が早まれば、提出期限も早まります。例えば、当初は十分な準備期間があると思っていても、先行作業の調整により対象作業が前倒しになれば、提出期限に間に合わなくなる可能性があります。


工程が後ろ倒しになる場合でも、確認は必要です。作業時期が変わることで、天候条件、周辺作業、交通条件、地盤状況、仮設計画が変わることがあります。申請時に作成した施工計画や安全対策が、変更後の現場条件に合っているかを確認します。


施工方法が変わる場合も、88条申請への影響を確認する必要があります。使用機械の変更、仮設方法の変更、作業範囲の拡大、作業手順の変更、協力会社の変更などがあると、申請資料の内容と実際の施工がずれる可能性があります。提出済みの場合でも、内容に大きな変更があれば、どのように扱うべきかを確認します。


初めての現場では、工程変更会議や施工検討会の中に「88条申請の影響確認」を入れるとよいです。工程変更を決める際に、対象作業開始日、提出状況、申請資料との整合、安全対策の変更有無を確認します。これを習慣化すれば、申請担当者だけが後から変更を知るという状況を防げます。


また、工程表上で88条申請の行を独立して管理することも有効です。提出期限、提出予定日、資料完成日、社内確認日を工程表に入れておけば、工程変更時に影響が見えやすくなります。申請関係の予定が工程表に載っていないと、着工日だけが変更され、申請期限の見直しが抜けてしまいます。


工程変更時の再確認では、記録を残すことも大切です。いつ、どの変更があり、88条申請への影響を誰が確認したのかを記録しておけば、後から経緯を説明しやすくなります。特に複数の担当者が関わる現場では、記録がないと判断の引き継ぎが難しくなります。


88条申請は、提出すれば終わりというものではありません。申請内容と実際の施工が一致していることが重要です。工程変更や施工方法の変更があるたびに再確認する仕組みを作ることで、初めての現場でも安全に準備を進められます。


初めての現場で提出遅れを防ぐ進め方

初めて88条申請を担当する場合は、手順を分けて進めることが重要です。最初からすべての書類を完成させようとすると、どこから手を付ければよいか分からなくなります。まずは、対象判定、基準日確認、必要書類の洗い出し、資料依頼、社内確認、提出準備という流れで整理します。


最初に行うべきことは、工事概要の把握です。工事名、施工場所、工事内容、作業範囲、工期、主な施工方法を確認します。この段階で、88条申請の対象になる可能性がある作業を拾い出します。対象の可能性が少しでもある場合は、早めに安全担当者や経験者に確認します。


次に、工事開始日を確認します。ここでは、現場全体の着工日だけでなく、対象作業の開始日を確認します。準備工や仮設作業の中に対象となる作業が含まれる場合もあるため、工程表を細かく見ます。工程表に対象作業が明記されていない場合は、現場担当者に確認して追記します。


その後、提出期限を逆算します。14日前または30日前のどちらが関係するかを確認し、法定期限だけでなく、社内提出目標日、資料完成日、協力会社資料提出日を設定します。提出期限に対して、資料準備が間に合うかをこの段階で確認します。


必要書類の洗い出しでは、工事概要、工程表、図面、施工計画、安全対策、協力会社資料、社内確認資料を整理します。どの資料が確定していて、どの資料が未確定なのかを分けます。未確定資料については、担当者と提出予定日を決めます。


協力会社には、必要な情報を具体的に依頼します。「申請に必要な資料をください」という依頼ではなく、作業手順、使用機械、作業範囲、作業人数、安全対策、資格者情報、仮設計画など、必要な項目を明確に伝えることが大切です。依頼内容が具体的であれば、再提出や追加確認を減らせます。


社内確認では、対象判定、提出期限、工事開始日、書類の整合性を確認します。工事名、場所、工期、作業範囲、施工方法、図面番号などが書類ごとに一致しているかを見ます。初めての担当者は、チェックする観点をあらかじめ決めておくと確認漏れを減らせます。


最後に、提出前の最終確認を行います。提出先、提出方法、添付資料、控え、社内保存先を確認します。提出後も、提出日、提出資料、控えの保管場所を記録しておきます。後日、工程変更や施工方法変更があった場合に、提出済み資料をすぐ確認できるようにしておくことが重要です。


初めての現場では、分からないことを後回しにしないことが最も大切です。88条申請は、早めに確認すれば対応しやすい手続きです。一方で、着工直前まで放置すると、資料不足や工程変更により対応が難しくなります。早めに対象判定を行い、工程表に申請準備を組み込むことで、提出遅れを防ぎやすくなります。


現場情報を正確に残して申請準備を進める考え方

88条申請の準備では、書類だけでなく現場情報の整理も重要です。工事範囲、作業場所、仮設位置、搬入経路、重機の作業範囲、立入禁止範囲、既設構造物との位置関係、周辺道路や隣接地との関係などは、図面だけでは把握しきれないことがあります。


初めての現場では、現場写真を多く撮っても、後から見返したときに「どの位置を撮った写真か分からない」という問題が起きやすくなります。写真と図面の位置関係が分からないと、施工範囲や安全対策の確認に時間がかかります。特に、広い現場、似たような地形が続く現場、既設構造物が多い現場では、位置の記録が重要になります。


88条申請の資料では、工事範囲や作業場所を正確に説明する必要があります。現場の位置関係が曖昧なままだと、図面、施工計画、安全対策の整合確認に手間がかかります。現地で確認した内容を、写真やメモだけでなく、位置情報と組み合わせて記録しておくと、関係者間の認識合わせがしやすくなります。


例えば、対象作業の範囲、仮設設備の設置予定位置、重機の作業範囲、搬入経路、立入禁止区域、危険箇所を現地で記録しておけば、社内確認や協力会社との打ち合わせで説明しやすくなります。現場に行っていない確認者にも、どこで何を行うのかを具体的に伝えられます。


LRTKは、iPhoneに装着して使えるGNSS高精度測位デバイスです。現場で取得した位置情報を活用することで、施工範囲や確認箇所を座標付きで記録しやすくなります。88条申請そのものを作成するものではありませんが、申請準備に必要な現場確認、写真記録、施工範囲の整理、安全対策箇所の共有を効率化する手段として活用できます。


初めての現場では、現場情報を正確に残すことが、書類準備の手戻りを減らすことにつながります。図面と現地の位置関係が整理されていれば、工事範囲の説明、仮設計画の確認、安全対策の検討が進めやすくなります。LRTKのような高精度測位デバイスを現場記録に取り入れることで、88条申請の事前準備をより確実に進めやすくなります。


まとめ

88条申請をいつ出すべきかは、工事内容と対象作業の開始日によって判断します。建設工事では工事開始の14日前までの届出が関係するケースが多くありますが、工事や設備の内容によっては30日前までの届出が関係する場合もあります。そのため、初めての現場では「何日前」という日数だけを見るのではなく、対象工事かどうか、工事開始日をどの日付で見るかを最初に確認することが大切です。


確認すべき項目は6つあります。1つ目は、工事開始日の何日前までに提出が必要かです。法定期限だけでなく、社内提出目標日や資料完成日も逆算します。2つ目は、そもそも88条申請の対象工事かどうかです。工事名だけで判断せず、作業内容、規模、施工方法、使用機械、仮設内容を確認します。


3つ目は、工事開始日をどの日付で見るかです。契約上の着工日だけでなく、対象作業の開始日を確認します。4つ目は、必要書類をいつまでにそろえるかです。申請書、図面、施工計画、安全対策、協力会社資料を提出期限より前にそろえます。5つ目は、協力会社や社内確認に何日必要かです。資料の回収、確認、修正、再確認の時間を工程に入れます。6つ目は、工程変更時に再確認する仕組みがあるかです。着工日や施工方法が変われば、提出期限や申請資料の内容も見直します。


初めての現場では、88条申請を特別な書類作業として後回しにするのではなく、工程管理の一部として扱うことが重要です。工程表の中に、対象判定日、資料回収日、社内確認日、提出予定日を入れておけば、関係者全員で期限と役割を共有できます。


また、現場情報を正確に記録することも、申請準備の効率化につながります。施工範囲や危険箇所、仮設位置、搬入経路を写真や位置情報と組み合わせて残しておけば、図面や施工計画との照合がしやすくなります。LRTKのようなiPhone装着型GNSS高精度測位デバイスを活用すれば、現場の位置情報を手軽に記録し、88条申請に必要な現場確認や関係者共有を進めやすくなります。提出期限を守るためにも、早めの対象判定、計画的な書類準備、正確な現場記録を組み合わせて進めることが大切です。


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