目次
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
発電量が低いと感じたときに最初に確認したいこと
太陽光発電を使っている家庭で「最近、発電量が低い気がする」「思ったほど電気代が下がらない」と感じることは珍しくありません。発電量が低いと、昼間に自家消費できる電気が減り、電力会社から買う電気が増えるため、電気代の削減効果が小さくなります。
ただし、発電量が低い原因はひとつではありません。天気や季節の影響で一時的に下がっている場合もあれば、パネルの汚れ、影、機器の不具合、電気の使い方が原因になっている場合もあります。
まず大切なのは、「本当に発電量が低いのか」と「発電量が低いことで電気代が増えているのか」を分けて考えることです。発電量が少なくても、昼間の電気使用を減らしたり、使う時間帯を変えたりすれば、電気代を抑えられる余地はあります。
確認したいポイントは次の3つです。
1つ目は、前年同月や前月と比べて発電量がどれくらい違うかです。太陽光発電は、夏に多く冬に少なくなる傾向があります。梅雨や台風の時期、曇りや雨が続く時期も発電量は落ちます。そのため、単純に「先月より少ない」だけで判断すると、自然な季節変動を故障と勘違いすることがあります。
2つ目は、売電量と買電量のバランスです。発電量そのものが低くなくても、昼間に電気をあまり使わず、夜に多く使っていると、電気代削減の効果は出にくくなります。発電した電気を売るよりも、家庭内で使ったほうが電気代削減につながりやすいケースも多いため、時間帯の見直しが重要です。
3つ目は、モニターやアプリの表示に異常がないかです。急に発電量がゼロに近くなった、晴天なのに明らかに発電していない、特定の日から急に発電量が落ちた、という場合は、機器のエラーや接続不良の可能性があります。
「発電量が低い」と感じたら、すぐに高額な設備交換を考えるのではなく、まずは原因を切り分け、電気の使い方を整えることが電気代削減への近道です。
発電量が低い主な原因
発電量が低い原因には、自然条件によるものと、設備や使い方によるものがあります。原因を知っておくと、無理な節電をしなくても効率よく対策できます。
天気や季節による発電量の低下
太陽光発電は、日射量の影響を大きく受けます。晴れの日は発電しやすく、曇りや雨の日は発電量が低くなります。特に冬は日照時間が短く、太陽の高度も低くなるため、同じ晴天でも夏より発電量が少なくなることがあります。
また、梅雨のように曇天や雨天が続く時期は、1日単位だけでなく月間の発電量も下がりやすくなります。この場合、設備の異常ではなく自然な変動であることが多いため、年間を通して見ることが大切です。
パネルの汚れや落ち葉
太陽光パネルの表面に砂ぼこり、黄砂、花粉、鳥のフン、落ち葉などが付着すると、太陽光が十分に届かず発電量が低くなることがあります。少しの汚れで大きく低下するとは限りませんが、汚れが広範囲に付着している場合や、鳥のフンのように一部を強く覆う汚れがある場合は影響が出やすくなります。
屋根上のパネルは普段見えにくいため、発電量の低下に気づいて初めて汚れを疑う人も多いです。安全面を考えると、無理に自分で屋根に上がるのではなく、必要に応じて専門業者に確認してもらうのが安心です。
建物や木による影
新しく建った隣家、伸びた庭木、電柱、アンテナなどによって、以前よりパネルに影がかかるようになることがあります。太陽光パネルは一部に影が入るだけでも、発電効率が下がる場合があります。
特に朝夕は太陽の角度が低いため、影が長く伸びやすくなり ます。日中の一部時間だけ影がかかっている場合でも、年間で見ると発電量に影響することがあります。
パワーコンディショナーの不具合
太陽光発電では、パネルで作った電気を家庭で使える電気に変換するために、パワーコンディショナーが使われます。この機器にエラーや劣化があると、発電した電気をうまく利用できず、発電量が低く表示されることがあります。
晴れているのに発電量が極端に少ない、モニターにエラーが出ている、異音や異臭がある、ブレーカーが落ちるといった症状がある場合は、早めに点検を依頼しましょう。
パネルや設備の経年劣化
太陽光パネルは長期間使える設備ですが、年数が経つにつれて少しずつ発電性能が低下することがあります。急激な低下ではなく、長い期間をかけて緩やかに下がることが一般的です。
ただし、施工不良、配線トラブル、機器故障などがあると、想定以上に発電量が低くなることもあります。設置から年数が経っている場合は、保証内容や過去の点検履歴を確認しておくと安心です。
発電量が低いと電気代が上がりやすい理由
発電量が低いと、家庭で使える自家発電分が減ります。その結果、電力会社から購入する電気が増え、電気代が上がりやすくなります。
ただし、電気代が高くなる原因は「発電量が低いから」だけではありません。家電の使い方、生活時間、契約している料金プラン、季節ごとの冷暖房使用量なども大きく関係します。

