目次
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
発電量が低いと感じたら最初に確認すること
太陽光発電の発電量が低いと感じたとき、最初にやるべきことは「故障かどうか」を急いで決めつけることではありません。まずは、天候・季節・前年同月比・パワーコンディショナの表示・売電明細を見比べて、正常な変動なのか、設備異常なのかを切り分けることが大切です。
太陽光発電は、季節や天候によって発電量が変動します。資源エネルギー庁も、再生可能エネルギーは季節や天候によって発電量が変動すると説明しています。つまり、雨の日や曇りの日、冬場などに発電量が少なく なること自体は自然なことです。
ただし、次のような状況なら注意が必要です。
特に重要なのは「前年同月との比較」です。たとえば、今年の1月と去年の8月を比べると、日照条件が違うため発電量が低く見えるのは当然です。一方で、去年の4月と今年の4月を比べて、晴天日の発電量が大きく下がっているなら、パネル・パワコン・配線・接続箱・計測機器のどこかに問題がある可能性があります。
発電量が低い状態が数日だけなら様子見でよい場合もありますが、1か月以上続く、または快晴日でも明らかに発電しない場合は、専門業者による点検を依頼したほうが安心です。
発電量が低い太陽光の点検費用の目安
発電量が低い太陽光発電の点検費用は、住宅用か産業用か、屋根上作業が必要か、電気測定まで行うかによって変わります。住宅用の基本的な点検であれば、1回あたり2万円〜5万円前後を目安に考えるとよいでしょう。簡易点検は1万円〜3万円、精密点検は3万円〜5万円程度が一般的とされる例もあります。
住宅用太陽光発電の定期点検費用については、1回あたり2万円〜3万円程度を目安としている事例もあります。点検には、パネルや架台の目視確認、パワーコンディショナや接続箱の電圧測定、絶縁抵抗測定、報告書作成などが含まれる場合があります。
産業用や低圧発電所では、定期点検・電気測定のスポット費用が2万2,000円〜5万5,000円、パネル洗浄が5万5,000円〜11万円、パワコン修理・交換が3万3,000円〜33万円以上とされる事例もあります。設備容量が大きいほど、点検範囲・移動費・報告書作成・緊急対応の有無で費用が上がりやすくなります。
パワーコンディショナの交換は高額になりやすく、工事費込みで20万円〜40万円程度という目安があります。別の事例では、本体価格と工事費を合わせて30万円〜35万円程度と説明されています。発電量が低い原因がパワコンにある場合は、点検費用 だけでなく交換費用も見込んでおく必要があります。
ただし、最初から高額な修理を前提にする必要はありません。ブレーカーの状態、パワコンのエラーコード、パネル表面の汚れ、周辺の影など、原因が比較的わかりやすいケースもあります。まずは「点検費用」「追加作業費」「修理に進む場合の見積もり」「保証や保険の適用可否」を分けて確認しましょう。
発電量が低い主な原因7つ
発電量が低い原因は、単純な天候不良から機器故障まで幅広くあります。焦ってパネル交換やパワコン交換を決める前に、原因を整理しておくと、業者への相談もスムーズになります。
1. 季節・天候による自然な低下
太陽光発電は、晴れの日と雨の日、夏と冬、朝夕と昼間で発電量が大きく変わります。曇りや雨が続いた月は、発電量が低くなっても異常とは限りません 。比較するなら、同じ月・同じような天候・同じ時間帯の発電量を見ることが重要です。
また、真夏は日射量が多い一方で、パネル温度の上昇によって効率が落ちることがあります。夏だから必ず最大発電量になるとは限らないため、「暑いのに発電量が少ない=故障」とはすぐに判断しないようにしましょう。
2. パネルに影がかかっている
発電量が低い原因として多いのが、建物・樹木・電柱・アンテナ・落ち葉などによる影です。JPEAは、太陽電池モジュールにはなるべく影がかからないようにすることが重要で、薄い影でも発電量は低下すると説明しています。落ち葉など不透明な物体が貼りついた場合は、影による発電量低下以上に出力が落ちることがあり、長期間続くとホットスポット現象が発生する場合もあります。
特に注意したいのは、設置当初は問題なかったのに、数年後に発電量が低くなるケースです。庭木が伸びた、隣家が建った、アンテナを移設した、物置を置いたなど、後から影の条件が変わることがあります。朝・昼・夕方で影の位置が変わるため、1日の中で何度か確認すると原因を見つけやすくなります。
3. パネル表面の汚れ
ほこり、黄砂、花粉、鳥のフン、落ち葉、排気ガスの油分などがパネル表面に付くと、発電量が下がることがあります。JPEAは、ごみやほこりが太陽電池モジュール表面に付くと発電量が数%程度下がることがあり、平均的な都市部では汚れによる出力低下はおよそ5%以下と説明しています。一方で、日本では定期的な降雨や風で洗い流され、一般の住宅地区では日常的に屋根へ登って掃除する必要はほとんどないとも説明されています。
つまり、軽いほこりだけなら過度に心配しなくてよい場合があります。しかし、鳥のフンが同じ場所に固着している、交通量の多い道路沿いで油性の汚れが付いている、工場や畑の近くで粉じんが多い、勾配が緩く雨で流れにくいといった条件では、洗浄を検討する価値があります。
4. パワーコンディショナの劣化・故障
パワーコンディショナは、太陽光パネルで発電した直流電力を家庭で使える交流電力に変換する重要な機器です。ここに不具合があると、パネルが発電していても家庭内利用や売電に反映されにくくなります。
JPEAは、太陽電池モジュールは20年以上、パワーコンディショナは10〜15年と言われていると説明しています。また、住宅用のパワーコンディショナは4年に1度、業務用は6か月に1回の点検を行い、必要に応じて部品交換や機器交換を行うよう案内しています。
設置から10年以上経っている場合、発電量低下、エラー表示、停止と再起動の繰り返し、異音、異臭、ファンの異常、表示パネルの不具合などがあれば、パワコン点検を優先しましょう。保証期間内なら無償対応できる可能性もあるため、保証書を探しておくことも大切です。
5. 配線・接続箱・ブレーカーの異常
発電量が低い原因は、パネルやパワコンだけではありません。配線の接触不良、ケーブルの劣化、接続箱内部の腐食、端子のゆるみ、ブレーカーの不具合、絶縁低下などでも発電量は落ちます。
この部分は目視だけでは判断しにくく、電圧測定や絶縁抵抗測定などの専門的な点検が必要です。特に、雨の後だけ発電が不安定になる、ブレーカーが落ちる、焦げたようなにおいがする、接続箱やパワコン周辺が異常に熱いといった場合は、放置せず早めに専門業者へ相談してください。
6. 太陽光パネルの経年劣化・破損
太陽光パネルは長く使える設備ですが、性能は少しずつ変化します。JPEAは、発電効率の低下について年間0.5%前後の劣化が蓄積し、25〜30年後には出力が80%以下になることもあると説明しています。また、経年劣化によってセルのクラック、層間剥離、ホットスポットなどが発生しやすくなるとも示しています。
自然な経年劣化であれば、急激に発電量が落ちるというより、年単位で少しずつ低下することが多いです。一方、雹・台風・飛来物・積雪・施工不良などでパネルが割れたり内部が損傷したりすると、急に発電量が下がることがあります。目に見える割れがなくても内部のセルに異常がある場合があるため、異常が続くなら精密点検を依頼しましょう。
7. 出力制御・計測機器・モニターの問題
発電量が低いように見えても、実際には設備故障ではなく、出力制御やモニター側の表示不具合が関係していることもあります。資源エネルギー庁は、電気が需要以上に発電されて余るおそれがある場合、再生可能エネルギーの出力制御が行われることがあると説明しています。
また、発電モニターや通信機器が故障していると、実際の発電量と表示がずれることがあります。「モニター上は発電していないのに、売電明細では売電がある」「アプリだけ数値が更新されない」といった場合は、モニターや通信の問題も疑いましょう。
自分でできるセルフチェック5項目
専門業者に依頼する前に、自分で安全に確認できることがあります。ただし、屋根に登る、パネルを外す、配線を触る、パワコンを分解する、高圧洗浄機を使うといった作業は危険です。特に屋根上の作業は転落・感電・パネル破損のリスクがあるため、無理に行わないでください。
1. 発電量を前年同月と比較する
まず、発電モニターやアプリで月別の発電量を確認します。比較対象は「前年同月」です。たとえば、今年の3月が低いと思ったら、去年の3月、できれば一昨年の3月とも比べます。
1日単位だと天候差が大きすぎるため、最初は月単位で見るのがおすすめです。前年同月より10%程度低いだけなら天候差の可能性もありますが、20%〜30%以上低い状態が続くなら、点検を検討する価値があります。
2. パワコンの表示・エラーコードを確認する
パワコン本体にエラーコード、警告ランプ、停止表示が出ていないか確認します。メーカー名、型番、エラーコード、表示された日時をメモしておくと、業者やメーカー窓口に相談しやすくなります。
エラーコードはメーカーごとに意味が違います。自分でリセットできるものもありますが、繰り返し表示される場合は根本原因が残っている可能性があります。何度も停止する場合は、自己判断で放置しないようにしましょう。
3. ブレーカーが落ちていないか確認する
分電盤や太陽光用ブレーカーが落ちていないかを確認します。停電後、雷雨後、電気工事後などにブレーカーが切れていることがあります。
一度戻して正常に動く場合もありますが、何度も落ちる場合は危険です。漏電、機器異常、配線不良の可能性があるため、無理に繰り返し投入せず専門業者へ相談してください。
4. 地上からパネル周辺を確認する
屋根に登らず、地上やベランダなど安全な場所からパネルを確認します。鳥のフン、落ち葉、枝、積雪、割れ、ずれ、影のかかり方などを見ます。
確認する時間帯は、朝・昼・夕方の3回が理想です。朝だけ隣家の影がかかる、夕方だけ樹木の影が伸びるなど、時間によって原因が見えることがあります。
5. 売電明細・電気料金明細を確認する
発電量が低いと思っていても、実際には自家消費が増えて売電量だけが減っている場合があります。エアコン、給湯器、在宅時間、蓄電池の充放電設定、電気自動車の充電などが変わると、売電量は変化します。
発電モニターの「発電量」と、電力会社の「売電量」は同じではありません。発電した電気を家庭内で多く使えば、売電量は少なくなります。売電だけを見て「発電量が低い」と判断しないようにしましょう。
すぐに専門業者へ点検依頼すべきサイン
次のような症状がある場合は、早めに点検を依頼してください。
特に、焦げ臭い、煙、異音、発熱、ブレーカーの繰り返し遮断がある場合は、発電量の問題だけでなく安全上の問題として扱うべきです。パワコンや接続箱の周辺を触ったり、分解したりせず、使用状況をメモして専門業者へ連絡しましょう。
発電量が低い太陽光の依頼先3選
発電量が低い太陽光発電を点 検する依頼先は、大きく分けて3つあります。結論から言うと、保証期間内なら「設置した販売店・施工会社」または「メーカー窓口」、保証切れや原因不明なら「太陽光メンテナンス専門業者」への相談が向いています。
JPEAも、定期点検の相談先として、販売店・工務店・太陽電池モジュールメーカーなど専門業者に相談するよう案内しています。
1. 設置した販売店・施工会社
最初に相談したいのは、太陽光発電を設置した販売店や施工会社です。設置時の図面、パネル枚数、パワコン型番、配線ルート、保証内容を把握している可能性が高いため、原因の切り分けが早く進みます。
特に、設置から10年以内、メーカー保証期間内、施工保証期間内、自然災害補償に加入している場合は、設置会社に相談するメリットが大きいです。保証対象なら、点検費用や修理費用の一部または全部を抑えられる可能性があります。
一方で、設置会社が廃業している、担当者と連絡が取れない、対応エリア外になった、点検部門がないというケースもあります。その場合は、メーカー窓口やメンテナンス専門業者へ切り替えましょう。
設置会社へ連絡するときは、次の情報を準備しておくとスムーズです。
• 設置年月
• パネルメーカーと型番
• パワコンメーカーと型番
• エラーコード
• 発電量が低くなった時期
• 前年同月との比較
• 保証書・契約書・点検履歴
2. 太陽電池モジュールメーカー・パワコンメーカーの窓口
パワコンにエラーコードが出ている場合や、メーカー保証の有無を確認したい場合は、メーカー窓口への相談が有効です。メーカーは機器ごとのエラー内容、保証条件、交換部品、修理対応の可否を把握しています。
特にパワコンは、設置後10〜15年で交換時期を迎えやすい機器です。JPEAもパワーコンディショナの耐用年数を10〜15年と説明しているため、設置から年数が経っていて発電量が低い場合は、メーカーや認定サービス店による確認が役立ちます。
メーカー窓口に相談するメリットは、純正部品や保証対応の確認がしやすいことです。反対に、屋根上の影、配線、接続箱、施工状態、周辺環境まで総合的に見てくれるとは限りません。パワコンだけでなくシステム全体を見たい場合は、専門業者との併用も検討しましょう。
3. 太陽光メンテナンス専門業者・電気工事業者
原因がわからない、設置会社に連絡できない、複数メーカーの設備をまとめて見てほしい、産業用・低圧発電所の発電量低下を調べたい場合は、太陽光メンテナンス専門業者や電気工事業者への依頼が向いています。
専門業者の強みは、パネル・架台・接続箱・配線・パワコン・発電データをまとめて確認できることです。業者によっては、ドローン点検、サーモグラフィ、絶縁抵抗測定、I-Vカーブ測定、遠隔監視データの分析などにも対応しています。
ただし、業者選びは慎重に行う必要があります。「無料点検」をきっかけに高額修理を迫る訪問販売型のトラブルもあるため、会社情報、施工実績、資格、見積もりの内訳、報告書の有無、保証対応を確認しましょう。
点検で必ず見てもらうべき項目
発電量が低い原因を見つけるには、単にパネルを眺めるだけでは不十分です。最低限、次の項目を確認してもらいましょう。
点検後は、口頭説明だけでなく報告書をもらうことが重要です。報告書があれば、保証申請、保険申請、別業者への相見積もり、将来の売却や設備更新の資料として使えます。
また、「発電量が低い原因はパネルです」「パワコン交換が必要です」と言われた場合でも、測定値や写真の根拠を確認しましょう。根拠があいまいなまま高額工事を契約するのは避けるべきです。
見積もりで確認すべき7つのポイント
点検費用で失敗しないためには、見積もりの内訳を確認することが大切です。安い見積もりでも、現地調査後に追加費用が重なると高額になる場合があります。
1. 点検範囲が明記されているか
「太陽光点検一式」だけでは不十分です。パネル、パワコン、接続箱、配線、架台、分電盤、発電データ分析、報告書作成のどこまで含まれるか確認しましょう。
2. 電気測定が含まれているか
発電量低下の原因は、目視だけではわからないことがあります。電圧測定、電流測定、絶縁抵抗測定などが含まれるか確認してください。
3. 屋根上作業・高所作業費が別料金か
住宅用太陽光では、屋根に登る必要がある場合、はしご、足場、安全対策費が追加になることがあります。点検費用が安く見えても、高所作業費が別なら総額が上がります。
4. 報告書の有無
発電量低下の原因を把握するには、写真付き報告書があると便利です。報告書が有料か無料か、どの程度の内容かを確認しましょう。
5. 修理見積もりと点検費用が分かれているか
点検と修理は別です。点検当日にそのまま高額修理を契約するのではなく、原因説明と見積もりを受け取り、必要に応じて相見積もりを取りましょう。
6. 保証・保険への対応可否
メーカー保証、施工保証、自然災害補償、火災保険などが使える場合があります。業者が保証申請や保険申請用の資料作成に対応しているか確認しましょう。
7. 資格・実績・施工体制
太陽光発電は電気設備です。電気工事士などの資格、太陽光設備の点検実績、対応メーカー、過去の事例、損害保険加入の有無を確認すると安心です。
点検費用を抑える方法
発電量が低い太陽光の点検費用を抑えるには、「安い業者を探す」だけでは不十分です。必要な点検を省くと、原因がわからず再点検になり、結果的に高くつくことがあります。
相見積もりを2〜3社から取る
点検費用、報告書、測定内容、出張費、屋根上作業費、修理費用を比較しましょう。金額だけでなく、何をどこまで調べるかを比べることが重要です。
保証書と契約書を確認する
設置から10年以内であれば、パワコンやパネルの保証が残っている場合があります。パネルの出力保証、製品保証、パワコン保証、施工保証、自然災害補償の内容を確認しましょう。
発電データを整理してから相談する
発電量が低くなった時期、前年同月比、エラーコード、天候、ブレーカーの状態をまとめておくと、点検時間を短縮できます。原因の仮説が立てやすくなり、不要な作業を避けられる可能性があります。
洗浄が本当に必要か見極める
軽いほこりは雨で流れることが多く、常に洗浄が必要とは限りません。JPEAも、一般の住宅地区では安全面から屋根に登って日常的な掃除をする必要はほとんどないと説明しています。洗浄を依頼するなら、鳥のフン、油性汚れ、長期間落ちない汚れなど、発電量への影響が見込める場合に絞るとよいでしょう。
定期点検で大きな故障を防ぐ
JPEAは、50kW未満の一般用太陽光発電システムについて定期点検4年に1回以上、50kW以上2000kW未満の自家用では受変電設備2か月〜6か月に1回、パネルおよびパワーコンディショナ6か月に1回という頻度を示しています。
また、住宅用では設置後1年目、その後は4年に1度の定期点検が推奨されています。発電量が低くなってから慌てて点検するより、定期的に状態を把握しておくほうが、故障の早期発見につながります。
発電量低下を放置した場合の損失
発電量が低い状態を放置すると、点検費用を節約したつもりでも、売電収入の減少や電気代削減効果の低下で損をすることがあります。
たとえば、月間発電量が400kWhの家庭で、何らかの不具合により15%低下した とします。この場合、月60kWh、年間720kWh分の発電機会を失う計算です。仮に1kWhあたり30円相当の価値があると考えると、年間で2万1,600円の損失になります。点検費用が3万円だった場合、原因を早く見つけて改善できれば、数年単位で見ると点検費用を回収できる可能性があります。
もちろん、実際の損失は売電単価、自家消費割合、電気料金、蓄電池の有無、発電容量によって変わります。ただ、発電量が低い状態が長く続くほど、損失が積み上がることは間違いありません。
さらに、発電量低下の原因が配線劣化、絶縁不良、パネル破損、パワコン異常だった場合、安全面のリスクもあります。単なる発電ロスではなく、感電、火災、設備停止、周辺への被害につながる可能性もあるため、異常のサインがある場合は早めの点検が必要です。
よくある質問
発電量が低いとき、まずどこに相談すればいいですか?
保証期間内なら、まず設置した販売店・施工会社に相談するのがおすすめです。設置情報や保証内容を把握している可能性が高いためです。設置会社と連絡が取れない場合、パワコンにエラーが出ている場合はメーカー窓口、原因がわからない場合は太陽光メンテナンス専門業者に相談しましょう。
点検費用はどれくらいかかりますか?
住宅用の基本点検なら2万円〜5万円前後が目安です。簡易点検なら1万円〜3万円、精密点検なら3万円〜5万円程度とされる例があります。パネル洗浄やパワコン交換が必要になると、別途費用がかかります。
太陽光発電の点検は義務ですか?
FIT認定を受けている設備では、保守点検および維持管理を実施することが求められています。JPEAは、改正FIT法に基づく事業計画策定ガイドラインで「保守点検および維持管理を実施すること」とされ、義務であることが示されていると説明しています。
発電量が低い原因が汚れなら、自分で洗ってもいいですか?
おすすめできません。屋根に登る作業は転落リスクがあり、洗浄方法を誤るとパネル破損や感電の危険があります。JPEAも、一般住宅地区ではごみやほこりなどの汚れは降雨で流されるため、安全面から屋根に登って日常的な掃除をする必要はほとんどないと説明しています。汚れがひどい場合は専門業者に依頼しましょう。
パワコンは何年くらいで交換が必要ですか?
JPEAは、パワーコンディショナは10〜15年と言われていると説明しています。設置から10年以上経ち、発電量低下、エラー、異音、停止、再起動の繰り返しがある場合は、点検や交換を検討しましょう。
発電量が低いのにエラー表示がない場合も点検は必要ですか?
必要な場合があります。パネルの汚れ、影、経年劣化、配線の接触不良、接続箱の不具合、モニターの表示異常などは、必ずしもわかりやすいエラーとして表示されるとは限りません。前年同月比で大きな低下が続く場合は、エラー表示がなくても点検を検討しましょう。
点検後にすぐ修理契約しても大丈夫ですか?
緊急性が高い安全トラブルを除き、すぐに高額修理を契約する必要はありません。点検報告書、写真、測定値、修理が必要な理由、見積もりの内訳を確認し、必要に応じて相見積もりを取りましょう。特にパワコン交換やパネル交換は高額になりやすいため、保証の有無も確認してください。
まとめ
発電量が低い太陽光発電は、まず「正常な変動」か「設備異常」かを切り分けることが重要です。天候や季節による低下なら様子見でよい場合がありますが、快晴日でも発電量が低い、前年同月比で大幅に低下している、パワコンにエラーが出る、ブレ ーカーが落ちる、台風後から急に発電しなくなったといった場合は、専門業者への点検依頼を検討しましょう。
点検費用は、住宅用の基本点検で2万円〜5万円前後が目安です。原因が汚れなら洗浄、パワコンなら修理・交換、配線や接続箱なら電気工事が必要になることもあります。最初から高額工事を前提にせず、点検範囲、測定内容、報告書、追加費用、保証対応を確認することが大切です。
依頼先は、設置した販売店・施工会社、メーカー窓口、太陽光メンテナンス専門業者の3つが基本です。保証期間内なら設置会社やメーカー、保証切れや原因不明なら専門業者が向いています。
発電量の低下は、放置すると売電収入や電気代削減効果の損失につながります。さらに、配線劣化やパワコン異常が原因の場合は安全面のリスクもあります。発電量が低いと感じたら、前年同月比、エラー表示、影、汚れ、売電明細を確認し、異常が続く場合は早めに点検を依頼しましょう。
LRTKで現場の測量精度・作業効率を飛躍的に向上
LRTKシリーズは、建設・土木・測量分野における高精度なGNSS測位を実現し、作業時間短縮や生産性の大幅な向上を可能にします。国土交通省が推進するi-Constructionにも対応しており、建設業界のデジタル化促進に最適なソリューションです。
LRTKの詳細については、下記のリンクよりご覧ください。
製品に関するご質問やお見積り、導入検討に関するご相談は、
こちらのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。ぜひLRTKで、貴社の現場を次のステージへと進化させましょう。

