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まず結論:発電量が低いときはブレーカーだけで判断しない
太陽光発電の発電量が低いと感じたとき、原因のひとつとしてブレーカーの状態は必ず確認すべきです。太陽光発電用のブレーカーが落ちていたり、パワーコンディショナー周辺のスイッチが停止していたりすると、発電しているはずの電気が家庭内や売電側に流れず、発電量が極端に低く見えることがあります。
ただし、発電量が低い原因はブレーカーだけではありません。天候、季節、日射量、パネルの汚れ、影、パワーコンディショナーの不具合、モニターの表示異常、電圧 上昇抑制など、複数の要因が関係します。
そのため、いきなり故障と決めつけるのではなく、まずは次の3つを順番に確認することが大切です。
この3つを確認すれば、「ブレーカーが原因なのか」「パワーコンディショナー側の問題なのか」「そもそも天候や季節による正常な低下なのか」を切り分けやすくなります。
発電量が低いと感じたときに最初に見るべきポイント
発電量が低いと感じる場面には、いくつかのパターンがあります。まずは自分の状況がどれに近いかを整理しましょう。
いつもより少し低いのか、ほぼゼロなのか
最初に確認したいのは、発電量が「少し低い」 のか「ほとんど発電していない」のかです。
たとえば、晴れているのに普段の半分程度しか発電していない場合は、天候の薄曇り、影、汚れ、電圧上昇抑制、パワーコンディショナーの一部不調などが考えられます。
一方で、晴天の日中なのに発電量が0kWhに近い、または発電モニターにまったく数値が出ない場合は、ブレーカーが落ちている、パワーコンディショナーが停止している、エラーが出ている、計測機器に異常があるといった可能性が高くなります。
今日だけ低いのか、数日以上続いているのか
発電量は毎日同じではありません。晴れの日でも、湿度、雲の薄さ、気温、黄砂、花粉、周辺の影などで変動します。そのため、1日だけ低い場合は自然な変動の可能性もあります。
しかし、晴れた日が続いているのに数日連続で明らかに低い場合は、設備側の確認が必要です。特に、過去の同じ季節と比べて大きく下がっている場合は、単なる天候差ではなく、パネルやパワーコンディショナー、ブレーカー、配線、計測機器のどこかに問題がある可能性があります。
発電量が低いのか、売電量が低いのか
「発電量が低い」と感じていても、実際には発電量ではなく売電量が低いだけというケースもあります。
発電した電気は、まず家庭内で使われ、余った分が売電されます。エアコン、給湯器、IH、乾燥機、食洗機などを日中に多く使っていると、発電量は正常でも売電量は少なくなります。
そのため、確認するときは「発電量」と「売電量」を分けて見ることが重要です。
売電量だけを見て「発電量が低い」と判断すると、原因を見誤ることがあります。まずは発電モニターで発電量そのものを確認しましょう。
ブレーカーが原因で発電量が低く見えるケース
ブレーカーは、電気の流れを安全に遮断するための装置です。太陽光発電システムにも、専用のブレーカーや関連するスイッチが設置されています。これらが落ちていると、発電量が低い、発電しない、モニターに表示されないといった症状が出ることがあります。
太陽光発電用ブレーカーが落ちている
分電盤の中には、家庭用のブレーカーとは別に、太陽光発電用のブレーカーが設けられていることがあります。このブレーカーが「切」になっていると、発電した電気が正常に流れません。
台風、雷、漏電、機器異常、過電流、点検後の戻し忘れなどでブレーカーが落ちることがあります。特に停電後や工事後、点検後に発電量が急に低くなった場合は、ブレーカーの状態を確認する価値があります。
パワーコンディショナー用のスイッチが停止している
パワーコンディショナーには、本体の運転スイッチや連系スイッチ、自立運転スイッチなどが付いている場合があります。機種によって表示や名称は異なりますが、何らかの理由で運転停止になっていると、発電量が低い、またはゼロに近くなることがあります。
ただし、パワーコンディショナー内部を開けたり、配線部分に触れたりするのは危険です。確認できるのは、取扱説明書に記載された表示画面や外部のスイッチまでにしましょう。
停電後に復旧していない
停電が発生すると、太陽光発電システムは安全のために停止することがあります。多くの場合は自動で復旧しますが、状況に よっては手動操作が必要になったり、エラーが残ったりすることがあります。
停電後から発電量が低い場合は、ブレーカーの状態、パワーコンディショナーの運転表示、エラーコードを確認しましょう。
雷や漏電で保護機能が働いた
雷や大雨のあとに発電量が低くなった場合、ブレーカーや漏電遮断器が作動している可能性があります。これは異常時に安全を守るための動作です。
一度ブレーカーを戻してもすぐに落ちる場合は、無理に何度も入れ直してはいけません。漏電や機器故障の可能性があるため、販売店、施工会社、メーカー、電気工事業者へ相談する必要があります。
確認手順1:太陽光発電用ブレーカーの状態を確認する
発電量が低いと感じたら、まずは分電盤の中にある太陽光発電用ブレーカーを確認します。確認の目的は、発電システムと家庭内の電気回路がきちんとつながっているかを見ることです。
分電盤の場所を確認する
分電盤は、玄関、洗面所、廊下、キッチン周辺、収納内などに設置されていることが多いです。カバーを開けると、複数の小さなブレーカーが並んでいます。
太陽光発電を設置している家庭では、次のような表示がある場合があります。
• 太陽光
• PV
• ソーラー
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