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発電量が低いときの結論:電力会社だけが原因とは限らない
太陽光発電の発電量が低いと、「電力会社に止められているのでは」「出力制御のせいでは」と不安になる人は少なくありません。結論から言うと、発電量が低い原因は大きく分けて3つあります。
1つ目は、天候・季節・日射量による自然な低下です。曇り、雨、黄砂、積雪、日照時間の短い季節では、設備に異常がなくても発電量は下がります。2つ目は、太陽光パネル・パワーコンディショナ・配線・ブレーカーなど設備側のトラブルです。3つ目が、送配電側の事情による「出力制御」や「電圧上昇抑制」です。
つまり、「発電量が低い=電力会社のせい」と決めつけるのは早計です。一方で、電力会社、正確には地域の一般送配電事業者が関係するケースも確かにあります。出力制御には、電気の需給バランスによるものと、送電線・変圧器などの送電容量によるものがあります。資源エネルギー庁も、出力制御には「需給バランスによるもの」と「送電線の容量によるもの」があると説明しています。
この記事では、発電量が低いときに「出力制御なのか」「電圧上昇抑制なのか」「設備トラブルなのか」を順番に切り分ける方法を解説します。焦って屋根に登ったり、いきなり修理を依頼したりする前に、まずはデータと表示を確認しましょう。
まず確認すべき「低い」の基準
発電量が低いかどうかは、感覚ではなく比較で判断します。特に重要なのは、「前年同月」「同じ季節」「同じ天候条件」「設備容量1kWあたりの発電量」で比べることです。
たとえば、昨日より今日の発電量が少ないだけでは異常とは言えません。昨日が快晴で、今日が薄曇りなら、発電量が半分近くまで落ちることもあります。冬は日照時間が短く、太陽高度も低くなるため、夏や春と同じ発電量を期待するのは現実的ではありません。逆に、同じ月・同じような天気なのに、前年より明らかに低い状態が続くなら、何らかの原因を疑うべきです。
太陽光発電協会は、発電性能や売電収入を維持するために、月に一度、前年同月の発電量と比較することが大事だと案内しています。また、発電モニターを確認し、毎日の発電量をグラフ化すると発電性能を確認しやすいとしています。
確認するときは、次の4つをメモしてください。
特に大事なのは、発電量が「一日中低い」のか、「晴れた昼だけ急に落ちる」のかです。一日中低いなら、天候・汚れ・パネル劣化・PCS故障などが疑われます。晴れた昼だけストンと落ちるなら、出力制御や電圧上昇抑制の可能性が高まります。
電力会社が関係する2つのケース
ケース1:出力制御
出力制御とは、電気の供給が需要を上回るおそれがあるときや、送電設備の容量を超えるおそれがあるときに、発電設備の出力を一時的に下げる仕組みです。
電気は大量に貯めておくことが難しく、使う量と発電する量のバランスを常に保つ必要があります。資源エネルギー庁は、需要と供給のバランスが崩れると周波数に乱れが生じ、最悪の場合は大規模停電につながるため、法令等で定められた優先給電ルールに基づいて需給バランスを維持すると説明しています。
太陽光発電が多い地域では、春や秋の晴天日、特に電力需要が少ない昼間に出力制御が起きやすくなります。まず火力発電の出力抑制、揚水発電のくみ上げ運転、地域間連系線を使った他エリアへの送電などを行い、それでも発電量が需要を上回る場合に、太陽光や風力の出力制御が行われます。
ここで注意したいのは、出力制御は「発電設備が故障した」という意味ではないことです。系統全体を安定させるために、一時的に出力を下げる運用です。発電モニター上では発電量が低く見えるため、所有者側からは「急に発電しなくなった」と感じることがあります。
ケース2:電圧上昇抑制
もう1つ、電力会社が関係しているように見えやすいのが「電圧上昇抑制」です。これは出力制御とは別の現象です。
太陽光発電設備からの出力が多いと、住宅や発電所周辺の系統電圧が上がることがあります。パワーコンディショナには、周辺の電圧が適正範囲を超えないように発電出力を抑える機能が組み込まれています。ほくでんネットワークは、この機能が動作すると一時的に販売電力量が減少することがあるものの、発電設備の異常・故障ではなく、電圧が適正範囲に戻ると自動的に通常の発電状態に戻ると説明しています。
出力制御と電圧上昇抑制は、どちらも発電量が低く見える原因になりますが、仕組みが違います。
発電量が低い原因を見誤らないためには、モニターやPCSの表示を確認することが重要です。「出力制御」と表示されているのか、「電圧抑制」と表示されているのかで、相談先も対応方法も変わります。
出力制御かどうかを確認する5ステップ
ステップ1:発電モニター・PCSの表示を見る
最初に見るべき場所は、発電モニターまたはパワーコンディショナ本体の表示です。次のような表示がないか確認しましょう。
• 出力制御
• 抑制中
• 電圧抑制
• 電圧上昇抑制
• 停止
• 連系異常
• 自立運転
• エラーコード
• 通信異常
「出力制御」と「電圧抑制」は似ていますが、意味が違います。出力制御は系統全体の需給や送電容量に関係する制御で、電圧抑制は周辺電圧を守るためのPCS側の制御です。まずは表示名をそのままメモし、できればスマートフォンで撮影しておきましょう。
ステップ2:発電量が落ちた時間帯を確認する
次に、発電量が低下した時間帯を確認します。出力制御は、晴天で太陽光が多く発電する昼間に起きやすい傾向があります。特に、春・秋の休日など、需要が少なく太陽光発電が多い日は注意が必要です。
一方、朝から夕方までずっと低い、または雨天・曇天の日だけ低い場合は、出力制御よりも天候や設備側の要因が疑われます。特定の時間帯だけ急激に発電量が落ち、その後に戻る場合は、出力制御または電圧上昇抑制の可能性があります。
ステップ3:地域の一般送配電事業者のページを確認する
出力制御は、小売電力会社ではなく、地域の一般送配電事業者が公表する情報を確認します。検索するときは、次のように調べると見つけやすくなります。
地域名 + 出力制御 + スケジュール
地域名 + 再エネ出力制御 + 指示内容
地域名 + 出力制御 + 実績
たとえば東京エリアでは、東京電力パワーグリッドが出力制御の対象発電所向けに「事業者マイページ」を用意しており、出力制御指令時の連絡先確認、応答状況の変更、出力制御スケジュール確認などができると案内しています。
九州エリアでは、九州電力送配電のでんき予報ページに再生可能エネルギー出力制御見通しや出力制御指示内容が掲載され、出力制御の可能性がある場合でも実際には不要になることがある旨も案内されています。
ステップ4:自分の設備が対象か確認する
出力制御の対象かどうかは、設備容量、契約時期、FIT・FIP・非FIT、オンライン制御対応の有無などで変わります。
資源エネルギー庁の2026年度FIT/FIPガイドブックでは、太陽光・風力発電設備は出力の大きさに関係なく原則として出力制御の対象になる一方、10kW未満の太陽光設備は当面の間、出力制御実施の対象外と説明されています。また、オンライン発電事業者がオフライン事業者の代わりに出力制御を実施し、後に金銭的精算を行う「オンライン代理制御」についても説明されています。
ただし、実際の運用や対象範囲は地域・契約条件・接続形態によって変わる場合があります。特に事業用太陽光、低圧10kW以上、高圧・特別高圧、ノンファーム型接続、複数設備を束ねた案件では、必ず契約書類と一般送配電事業者の案内を確認してください。
ステップ5:検証結果・精算情報を確認する
出力制御が実施された後は、地域によって実績や検証結果が公表されます。電力広域的運営推進機関は、再生可能エネルギー発電設備の出力抑制に関する検証結果を「需給バランス制約による出力抑制」と「流通設備混雑による出力抑制」に分けて掲載しています。
また、オンライン代理制御が行われる場合、実際に停止していないのに精算上の影響が出ることがあります。資源エネルギー庁は、オンライン制御事業者がオフライン制御事業者の代わりに制御した時間帯について、みなし発電量や精算比率に基づく精算が行われる仕組みを説明しています。
そのため、「発電量は極端に落ちていないが、売電収入や明細に違和感がある」という場合は、オンライン代理制御の精算が関係していないかも確認しましょう。
出力制御ではない場合に多い7つの原因
1. 天候・季節・日射量の低下
もっとも多いのは、単純に日射量が少ないケースです。曇り、雨、雪、黄砂、花粉、台風前後の雲、梅雨、冬の日照時間短縮などは、発電量に大きく影響し ます。発電量が低い日だけを見て判断せず、1週間、1か月、前年同月で比較しましょう。
2. パネルの汚れ
太陽電池モジュールの表面にごみやほこりが付くと、発電量が下がることがあります。太陽光発電協会は、平均的な都市部では汚れによる出力低下はおよそ5%以下としつつ、交通量の多い道路の隣接地域などでは油性浮遊物が付着し、雨だけでは流れない場合があると説明しています。
ただし、屋根の上に登って自分で清掃するのは危険です。住宅用太陽光では、安全面からも日常的に屋根へ登って掃除する必要はほとんどないと案内されています。汚れが明らかにひどい場合は、施工会社や専門業者へ相談しましょう。
3. 影の影響
樹木、隣家、電柱、アンテナ、積雪、雑草、フェンス、建物の増築などにより、以前はなかった影がパネルにかかる ことがあります。太陽光パネルは一部に影がかかるだけでも、回路構成によっては想像以上に発電量が落ちることがあります。
特に注意したいのは、季節で影の伸び方が変わることです。夏は問題なくても、冬になると太陽高度が下がり、隣家や樹木の影が長く伸びてパネルにかかる場合があります。
4. パワーコンディショナの故障・停止
太陽光パネルよりも先に不具合が出やすいのが、パワーコンディショナです。PCSが停止している、エラーが出ている、冷却ファンに異常がある、内部部品が劣化しているなどのケースでは、発電量が大きく低下します。
太陽光発電協会は、太陽電池モジュールは20年以上、パワーコンディショナは10〜15年と言われていると説明しています。また、住宅用PCSは4年に1度、業務用は6か月に1回の点検を行い、必要に応じて部品交換や機器の取り換えを行うよう案内しています。
5. ブレーカー・接続箱・配線トラブル
分電盤や接続箱のブレーカーが落ちている、ケーブルが劣化している、端子の緩みがある、ストリングの一部が断線しているなど、電気系統の不具合でも発電量は下がります。モニターには一見エラーが出ていなくても、一部の回路だけ発電していないケースがあります。
この領域は感電リスクがあるため、自分で開けて触るのは避けてください。確認できるのは、ブレーカー表示、モニターのエラー、異音・異臭・焦げ臭さの有無までです。異臭や焦げ跡がある場合は、すぐに使用を止めて専門業者に連絡しましょう。
6. 通信機器・モニターの不具合
発電そのものは正常でも、モニターや通信装置の不具合で発電量が低く表示されることがあります。遠隔監視サービスを使っている場合、通信断やクラウド側の反映遅れにより、実際より発電していないように見えることもあります。
この場合は、売電メーター、パワーコンディショナ本体表示、遠隔監視画面の3つを見比べてください。PCS本体では発電しているのにモニターだけゼロなら、通信系の問題が疑われます。
7. 経年劣化
太陽光パネルは長期使用で少しずつ性能が低下します。急に大幅低下した場合は故障や制御を疑うべきですが、長い年月をかけて少しずつ落ちている場合は、経年劣化や設置環境の影響も考えられます。
太陽光発電協会は、太陽電池モジュールが必ずしも故障しない、性能が低下しないものではないため、発電性能の維持と安全確保のために点検が必要だと説明しています。
自分でできる15分チェックリスト
発電量が低いと感じたら、まずは安全な範囲で次の順番に確認してください。
このとき、原因を特定するために「日付」「時刻」「天気」「発電量」「表示されたエラー文言」「写真」を残しておくと、問い合わせがスムーズになります。
特に、次のような記録は役立ちます。
• 発電モニター画面の写真
• PCSのエラーコード写真
• 発電量グラフのスクリーンショット
• 前年同月の発電量
• 当日の天気
• 出力制御スケジ ュールの有無
• 電気料金・売電明細
• 設置年数、メーカー、型番
「発電量が低いです」とだけ伝えるより、「4月12日の11時〜14時だけ発電量が急落し、PCSに電圧抑制と表示されました」と伝えるほうが、原因の切り分けが早くなります。
電力会社・施工会社・保守業者へ相談する判断基準
電力会社に相談するべきケース
次のような場合は、地域の一般送配電事業者に確認する価値があります。
• PCSに電圧抑制・電圧上昇抑制の表示が頻繁に出る
• 晴天の昼だけ発電量が急に下がる
• 地域の出力制御スケジュールと発電低下の日時が一致する
• 出力制御対象設備で、事業者マイページに制御情報がある
• 売電明細にオンライン代理制御の精算らしき項目がある
電圧上昇抑制が頻繁に動作する場合、ほくでんネットワークは、発電設備を設置した電気工事店やメーカーに相談したうえで、同社窓口へ問い合わせるよう案内しています。
施工会社・メーカーに相談するべきケース
次のような場合は、施工会社、販売店、PCSメーカー、保守業者に相談しましょう。
• エラーコードが出ている
• PCSが停止している
• ブレーカーが何度も落ちる
• 焦げ臭い、異音、異常な熱がある
• 発電量が前年同月比で明らかに低い状態が続く
• 一部の時間帯ではなく、一日中低い
• 遠隔監視では一部ストリングだけ発電していない
• 設置から10年以上経過し、PCSの不調が疑われる
太陽光発電協会は、所有者が行う日常点検と、販売店・工務店・太陽電池モジュールメーカーなど専門業者に依頼する定期点検が必要だとしています。設置後1年目、その後は4年に1度の定期点検も推奨されています。
すぐに使用を止めたほうがよいケース
発電量低下に加えて、焦げ臭さ、煙、異音、焦げ跡、水没、パネル破損、ブレーカーの頻繁な遮断がある場合は、発電量の問題ではなく安全の問題です。無理に再起動せず、施工会社や電気工事店へ連絡してください。
屋根上のパネル確認、接続箱内部の確認、PCS内部の確認は、感電・転落・火災のリスクがあります。自分でできるのは、表示の確認、写真撮影、記録、外観を地上から見ることまでです。
発電量低下による損失を減らす対策
1. 毎月1回、前年同月と比較する
もっとも費用対効果が高い対策は、発電量の記録です。月に1回、前年同月と比較するだけで、異常に早く気づけます。発電量の低下は、放置するほど売電収入や自家消費メリットの損失につながります。
2. 出力制御情報を確認する習慣をつける
事業用太陽光や10kW以上の設備では、出力制御の見通し、指示、実績、精算情報を確認する習慣が重要です。東京電力パワーグリッドのように、出力制御スケジュールを確認できる事業者向けページを用意している地域もあります。
3. オンライン制御対応を確認する
出力制御対象の設備では、オンライン制御に対応しているかどうかで、制御の受け方や精算の見え方が変わることがあります。オンライン代理制御では、オンライン設備がオフライン設備の代わりに制御され、後日精算が行われる仕組みがあります。
すでに設備を所有している場合は、管理会社や施工会社に「自分の設備はオンライン制御対応か」「代理制御の対象か」「明細のどこに反映される か」を確認しておくと安心です。
4. 電圧上昇抑制が多い場合は施工会社へ相談する
晴天の昼に頻繁に電圧抑制が出る場合、PCSの設定、屋内配線、引込線、周辺系統の状況などが関係している可能性があります。ほくでんネットワークは、屋内配線の電線が細い場合に屋内での電圧上昇が発生し、電圧上昇抑制機能が動作するケースがあると案内しています。
電圧上昇抑制は、単に設定値を変えればよいというものではありません。周辺の電圧品質や安全に関わるため、必ず施工会社やメーカー、必要に応じて送配電事業者に確認してください。
5. 清掃・除草・影対策を定期的に行う
パネルの汚れは通常、雨で流れることが多いものの、油性汚れ、鳥のフン、落ち葉、黄砂、長期間の汚れは残ることがあります。平均的な都市部の汚れによる出力低下はお よそ5%以下とされていますが、影や雑草、積雪と組み合わさると低下は大きくなります。
地上設置の発電所では、雑草の成長による影に注意が必要です。住宅では、庭木、隣家の増築、アンテナ、屋根上設備の増設などを定期的に確認しましょう。
6. 自家消費・蓄電池の活用を検討する
出力制御が多い地域では、売電に頼るほど影響を受けやすくなります。日中の自家消費を増やす、エコキュートや蓄電池を昼間に活用する、電気自動車の充電時間を調整するなど、発電した電気を自宅や施設内で使う工夫が損失低減につながる場合があります。
ただし、蓄電池は初期費用が大きいため、出力制御の回避だけで判断するのではなく、電気料金削減、防災、卒FIT後の売電単価、保証期間を含めて総合的に検討しましょう。
よくある質問
発電量が低い日は、必ず出力制御されていますか?
いいえ。発電量が低い原因の多くは、天候、季節、影、汚れ、PCS不具合、通信不具合などです。出力制御かどうかは、発電モニターの表示、地域の出力制御情報、事業者マイページ、実績公表を確認して判断します。
住宅用10kW未満の太陽光も出力制御されますか?
資源エネルギー庁の2026年度FIT/FIPガイドブックでは、太陽光・風力発電設備は原則として出力制御の対象になる一方、10kW未満の太陽光設備は当面の間、出力制御実施の対象外とされています。
ただし、制度や地域運用、複数設備の扱い、契約条件によって確認すべき点があります。住宅用でも、契約書類や送配電事業者の最新案内を確認してください。
出力制御と電圧上昇抑制は同じですか?
違います。出力制御は、エリア全体の需給バランスや送電容量の制約に対応するための制御です。電圧上昇抑制は、周辺の電圧が適正範囲を超えないよう、PCSが一時的に出力を抑える機能です。電圧上昇抑制は、PCSに「電圧抑制」などと表示されることがあります。
電力会社に補償を求められますか?
出力制御の補償や精算は、FIT・FIP、契約時期、旧ルール・新ルール、無制限無補償ルール、オンライン代理制御の対象かどうかで異なります。オンライン代理制御では、後日、みなし発電量や精算比率に基づく精算が行われる仕組みがあります。
個別の補償可否は契約内容に左右されるため、売電契約、認定情報、送配電事業者の案内、買取事業者の明細を確認してください。
発電量が低いとき、まず誰に連絡すべきですか?
PCSにエラーが出ている、発電が一日中低い、焦げ臭い、ブレーカーが落ちる場合は施工会社や保守業者です。電圧抑制が頻発する場合は、施工会社やメーカーに相談したうえで、必要に応じて送配電事業者に問い合わせます。地域の出力制御スケジュールと発電低下が一致する場合は、送配電事業者の情報や事業者マイページを確認しましょう。
まとめ
発電量が低いときは、すぐに「電力会社の出力制御」と決めつけず、順番に原因を切り分けることが大切です。
まず、前年同月や同じ天候条件と比較し、本当に異常な低下かを確認します。次に、発電モニターやPCSの表示を見て、「出力制御」「電圧抑制」「エラー」「停止」などの表示がないかを確認します。そのうえで、地域の一般送配電事業者が公表している出力制御の見通し・指示・実績と照らし合わせます。
出力制御は、電気の需要と供給のバランスや送電容量を守るための仕組みです。一方、電圧上昇抑制は、周辺の電圧を適正に保つためにPCSが一時的に出力を下げる機能です。どちらも発電量が低く見える原因になりますが、対応先と確認方法は異なります。
出力制御でなければ、天候、汚れ、影、PCS故障、ブレーカー、配線、通信、経年劣化などを確認します。太陽光発電協会も、日常点検と定期点検の必要性、月1回の前年同月比較の重要性を案内しています。
発電量低下を放置すると、売電収入や自家消費メリットを失うだけでなく、設備の異常を見逃す可能性もあります。安全な範囲で記録を取り、表示やデータをもとに、送配電事業者・施工会社・保守業者へ適切に相談しましょう。
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