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太陽光発電量が低いと感じたら最初に確認すべきこと
太陽光発電を設置していると、「以前より発電量が低い気がする」「晴れているのに思ったほど発電していない」「売電収入が減っている」と感じることがあります。太陽光発電は天候や季節の影響を受けやすいため、発電量が低いからといって、すぐに故障と判断する必要はありません。
ただし、明らかに発電量が落ちている場合は、放置すると売電収入や自家消費による電気代削減効果が下がり続ける可能性があります。特に、パネルの汚れ、影、パワーコンディショナーの不具合、配線トラブルなどが原因の場合、早めの確認と対処が重要です。
まず確認したいのは、発電量が 本当に異常なのかどうかです。太陽光発電の発電量は、毎日一定ではありません。晴天の日でも、気温、雲の流れ、日射量、風、パネルの角度、設置環境によって変動します。昨日より今日の発電量が少ないだけであれば、自然な変動の範囲であることも多いです。
一方で、次のような状態が続く場合は注意が必要です。
• 晴天の日でも発電量が以前の半分程度しかない
• 同じ季節の前年と比べて発電量が大きく低い
• モニターにエラー表示が出ている
• パワーコンディショナーが停止している
• 特定の時間帯だけ極端に発電量が下がる
• 雨や台風の後から発電量が急に低下した
• 売電量や買電量のバランスが急に変わった
発電量が低いと感じた時は、感覚だけで判断せず、過去のデータと比較することが大切です。発電モニター、HEMS、電力会社のマイページ、売電明細などを確認し、月単位・年単位で変化を見てみましょう。特に「前年同月比」で確認すると、季節差を考慮しやすくなります。
太陽光発電量が低い主な原因
太陽光発電量が低い原因はひとつとは限りません。天候のように自然な要因もあれば、設備トラブルやメンテナンス不足が関係している場合もあります。原因を正しく見極めることで、無駄な修理費用を避けながら、発電量の回復につなげやすくなります。
季 節や天候による一時的な低下
太陽光発電は、日射量が多いほど発電量が増えます。そのため、雨の日、曇りの日、梅雨の時期、台風シーズン、冬場などは発電量が低くなりやすいです。特に冬は日照時間が短く、太陽の高度も低いため、夏や春と比べて発電量が落ちることがあります。
また、真夏だから必ず発電量が最大になるとは限りません。太陽光パネルは高温になると発電効率が下がる性質があるため、気温が高すぎる日は発電量が伸びにくくなる場合があります。日射量は多くても、パネル表面の温度が上がりすぎると、期待したほど発電しないことがあるのです。
太陽光パネルの汚れ
太陽光パネルの表面に汚れが付着すると、光が十分に届かず、発電量が低下します。汚れの原因には、黄砂、花粉、鳥のフン、落ち葉、砂ぼこり、排気ガス、潮風による塩分などがあります。
一般的な汚れは雨である程度流れますが、鳥のフンや油分を含んだ汚れ、長期間蓄積した汚れは自然には落ちにくいことがあります。特にパネルの一部に強い汚れが付くと、その部分だけでなく、接続されている回路全体の発電効率に影響する場合があります。
周辺環境による影
太陽光発電量が低い原因として見落とされやすいのが「影」です。近隣住宅、樹木、電柱、アンテナ、屋根の突起物、増築した建物などによってパネルに影がかかると、発電量が下がります。
設置当初は問題がなかったとしても、樹木が成長したり、隣地に建物が建ったりすると、数年後に発電量が低下することがあります。また、冬は太陽高度が低くなるため、夏には影にならなかった場所でも影が伸び、発電量に影響することがあります。

