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発電量が低いのは設置角度?方角別の差を解説

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万能の測量機LRTKの説明

著者: LRTKチーム

目次

発電量が低いと感じたら最初に確認すべきこと

太陽光発電の発電量はなぜ下がるのか

方角別に見る発電量の差

設置角度による発電量の違い

方角と角度の組み合わせで起きる発電ロス

季節・時間帯・地域による発電量の変化

発電量が低い原因を見分けるチェック方法

設置角度や方角以外で発電量が低くなる原因

発電量が低いときの改善策

業者に相談すべきケース

よくある質問

まとめ


発電量が低いと感じたら最初に確認すべきこと

太陽光発電を設置している家庭で、「思ったより発電量が低い」「シミュレーションより実績が少ない」「晴れているのに発電量が伸びない」と感じることは珍しくありません。


発電量が低いとき、多くの人がまず疑うのは故障です。しかし、実際には故障ではなく、設置角度・方角・季節・日照時間・影・汚れ・パワーコンディショナーの変換効率など、複数の要因が関係していることが多いです。


特に設置角度と方角は、太陽光パネルがどれだけ太陽光を受けられるかを左右する重要な条件です。同じ容量の太陽光パネルを設置していても、南向きか東向きか、西向きか、屋根の傾斜が何度かによって、年間の発電量には差が出ます。


まず大切なのは、「発電量が低い=すぐに異常」と決めつけないことです。太陽光発電は、季節や天気によって日々の発電量が大きく変わります。昨日より今日の発電量が低いからといって、必ずしも問題があるわけではありません。


確認すべきポイントは、次の3つです。


1つ目は、天候と日照時間です。曇りや雨の日はもちろん、晴れていても薄雲が多い日は発電量が下がります。空が明るく見えても、太陽光パネルに届く日射量が少なければ発電量は伸びません。


2つ目は、前年同月や同じ季節との比較です。太陽光発電は月ごとの変動が大きいため、単日ではなく月単位・年単位で見ることが大切です。冬は日照時間が短く、太陽高度も低いため、夏や春に比べて発電量が少なくなりやすいです。


3つ目は、設置条件です。屋根の方角、パネルの角度、周囲の建物や樹木の影、パネル表面の汚れなどを確認します。特に「設置した当初から発電量が低い」と感じる場合は、設置方角や角度が影響している可能性があります。


太陽光発電の発電量はなぜ下がるのか

太陽光発電の発電量は、単純に「晴れていれば高い」「曇っていれば低い」というだけでは決まりません。太陽光パネルに入る日射量、パネルの温度、設置環境、設備の状態などが複雑に関係しています。


発電量が低くなる主な理由は、次のように分けられます。


まず、日射量の不足です。太陽光発電は太陽の光を電気に変える仕組みなので、日射量が少なければ発電量も下がります。曇り、雨、雪、黄砂、霧、梅雨時期などは発電量が少なくなりやすいです。


次に、太陽光パネルの向きです。日本の住宅では、基本的に南向きが最も発電効率が高いとされます。南向きは日中を通して太陽光を受けやすいため、年間発電量が安定しやすいです。一方、東向きは午前中の発電が中心になり、西向きは午後の発電が中心になります。北向きは直射日光を受けにくく、発電量が大きく下がることがあります。


さらに、設置角度も重要です。太陽光パネルは、太陽光ができるだけ垂直に近い角度で当たるほど効率よく発電します。屋根の傾斜が浅すぎたり、逆に急すぎたりすると、年間を通した発電量に影響します。


また、影の影響も見逃せません。太陽光パネルは一部に影がかかるだけでも、発電量が低下することがあります。隣家、電柱、アンテナ、樹木、屋根の段差、煙突などが影を作っている場合、時間帯によって発電量が大きく落ちることがあります。


そのほか、パネル表面の汚れ、落ち葉、鳥のふん、積雪、パワーコンディショナーの劣化、配線トラブル、出力制御、経年劣化なども発電量低下の原因になります。


つまり、発電量が低いと感じたときは、「角度が悪いのか」「方角が悪いのか」「影があるのか」「設備に問題があるのか」を切り分けて考える必要があります。


方角別に見る発電量の差

太陽光発電で最も発電量が多くなりやすい方角は、一般的に南向きです。日本では太陽が南側を通るため、南向きの屋根に設置したパネルは日中の長い時間、太陽光を受けやすくなります。


方角別の発電量の目安は、南向きを100%とした場合、おおよそ次のように考えられます。


この数値はあくまで一般的な目安です。実際の発電量は地域、屋根勾配、周囲の影、パネル性能、天候、設置容量によって変わります。


南向きは、朝から夕方までバランスよく発電しやすい方角です。特に昼前後に発電量が大きくなり、年間を通して効率が高い傾向があります。新築時に太陽光発電を前提に屋根を設計する場合、南向きの大きな屋根面を確保できると有利です。


南東向きは、朝から昼過ぎにかけて発電量が伸びやすい方角です。南向きと比べるとわずかに発電量は下がるものの、年間で見ると大きな差になりにくく、十分に実用的です。午前中に電気を多く使う家庭では、自家消費しやすいメリットもあります。


南西向きは、昼過ぎから夕方にかけて発電しやすい方角です。共働き世帯などで夕方以降の電力使用が多い家庭では、生活リズムと発電時間が合いやすい場合があります。ただし、真夏の午後はパネル温度が上がりやすく、発電効率がやや落ちることもあります。


東向きは、朝から午前中にかけて発電量が多くなります。朝の調理、洗濯、掃除、在宅勤務などで午前中に電気を使う家庭では、自家消費に向いています。一方で、午後の発電量は少なくなるため、1日全体の発電量は南向きより下がりやすいです。


西向きは、午後から夕方にかけて発電量が増えます。夏場の冷房使用と重なりやすい点はメリットですが、年間発電量は南向きに比べて少なくなる傾向があります。また、西日は強くても太陽高度が低くなる時間帯が多いため、南向きほど効率よく発電できるわけではありません。


北向きは、太陽光発電には不利な方角です。直射日光を受けにくく、発電量が大きく下がることがあります。反射光や拡散光でも発電はしますが、南向きと同じ発電量は期待しにくいです。また、北向き屋根への設置は、近隣住宅への反射光トラブルが起きる可能性もあるため、慎重な検討が必要です。


設置角度による発電量の違い

太陽光パネルの設置角度も、発電量を左右する大切な条件です。日本では、年間を通した発電効率を考えると、一般的に20度から30度前後の傾斜が発電に向いているとされます。


ただし、最適な角度は地域や目的によって変わります。北海道や東北など緯度が高い地域では太陽高度が低くなるため、やや急な角度のほうが有利になることがあります。一方、九州や沖縄など緯度が低い地域では、やや浅い角度でも発電しやすい傾向があります。


設置角度の目安は、次のように考えるとわかりやすいです。


角度が浅い場合、夏の高い太陽には対応しやすいですが、冬の低い太陽光を受けにくくなります。また、雨で汚れが流れにくく、パネル表面にほこりや花粉、黄砂が残りやすいこともあります。


角度が急な場合、冬場の低い太陽光を受けやすくなる一方で、夏場の太陽が高い時期には光が斜めに当たり、発電効率が落ちることがあります。また、風の影響を受けやすくなる場合もあるため、架台の強度や屋根への負担も考慮する必要があります。


住宅用太陽光発電では、屋根の勾配に合わせてパネルを設置することが一般的です。そのため、理想的な角度に完全に合わせるよりも、既存の屋根形状を活かして設置するケースが多くなります。


「角度が最適でないから発電量が大きく損をしているのでは」と心配する人もいますが、10度や20度の違いで極端に発電量が落ちるとは限りません。方角が南寄りで、影が少なく、十分な日照が確保できていれば、多少角度が違っても実用的な発電量を得られることは多いです。


方角と角度の組み合わせで起きる発電ロス

発電量を考えるときは、方角と角度を別々に見るだけでなく、組み合わせで判断することが重要です。


たとえば、南向きでも角度が極端に浅い屋根では、冬場の発電量が思ったより伸びないことがあります。反対に、東向きや西向きでも角度が適切で影が少なければ、年間を通して十分な発電量を確保できる場合があります。


特に注意したいのは、次のような組み合わせです。


南向きで角度が20度から30度前後の場合、一般的には発電条件がよいといえます。日中の太陽光を受けやすく、年間発電量も安定しやすいです。発電量が低い場合は、方角や角度以外の原因を疑う必要があります。


南東向きまたは南西向きで角度が20度から30度前後の場合も、比較的良好な条件です。南向きより少し発電量は下がる可能性がありますが、大きなロスにはなりにくいです。シミュレーション値との差が大きい場合は、影や設備不具合を確認しましょう。


東向きや西向きで角度が急な場合は、太陽光が当たる時間帯がさらに限定されることがあります。東向きなら午前中、西向きなら午後の発電に偏り、1日全体では発電量が少なくなりやすいです。


北向きで角度が急な場合は、発電条件としてかなり不利です。直射日光が入りにくく、年間発電量が大きく下がる可能性があります。北向きに設置している場合は、設置前のシミュレーションと実績を必ず比較し、想定どおりか確認することが大切です。


また、複数の屋根面に分けてパネルを設置している場合も注意が必要です。南面と東面、南面と西面などに分散している場合、発電ピークが分散されるため、1日の発電カーブはなだらかになります。これは必ずしも悪いことではなく、自家消費しやすくなるメリットもあります。


一方で、北面を含む設置や、影がかかりやすい屋根面への設置が多い場合は、全体の発電量が想定より低くなることがあります。


季節・時間帯・地域による発電量の変化

発電量が低いと感じる原因は、設置角度や方角だけではありません。季節、時間帯、地域による違いも大きく影響します。


春は太陽光発電にとって発電量が伸びやすい季節です。日照時間が長くなり、気温も高すぎないため、パネルの発電効率が保たれやすいです。特に4月から5月は、年間の中でも発電量が多くなることがあります。


夏は日照時間が長く、晴天も多いため発電量が多いイメージがあります。しかし、気温が高くなると太陽光パネルの温度も上がり、発電効率が低下します。そのため、真夏は日射量が多くても、春ほど効率よく発電できない場合があります。


秋は日照時間が短くなり始めますが、気温が落ち着くため、天気がよければ安定した発電が期待できます。ただし、台風、長雨、曇天が続く時期は発電量が下がりやすくなります。


冬は日照時間が短く、太陽高度も低くなるため、発電量が少なくなりやすい季節です。特に積雪地域では、パネルに雪が積もると発電が大きく低下します。角度が浅い屋根では雪が落ちにくく、発電停止に近い状態になることもあります。


時間帯による発電量の変化も重要です。南向きのパネルは、昼前後に発電のピークを迎えやすいです。東向きは朝から午前中、西向きは午後から夕方に発電量が多くなります。


たとえば、東向きの太陽光パネルを設置している家庭で、午後の発電量だけを見て「発電量が低い」と判断するのは正確ではありません。東向きの場合、発電のピークは午前中にあるため、1日の発電グラフ全体を見る必要があります。


地域差もあります。太平洋側は晴天日が多く、年間発電量が安定しやすい地域があります。一方、日本海側では冬に曇りや雪が多く、冬季の発電量が下がりやすい傾向があります。山間部では霧や積雪、沿岸部では塩害、都市部では建物の影など、地域特有の条件も考慮が必要です。


発電量が低い原因を見分けるチェック方法

発電量が低いと感じたときは、感覚だけで判断せず、順番に原因を確認していきましょう。


まず、発電モニターやHEMSで日別・月別の発電量を確認します。1日だけ発電量が低くても、天気の影響である可能性があります。少なくとも1週間から1か月程度の推移を見て、明らかに低下しているかを確認しましょう。


次に、前年同月の発電量と比較します。太陽光発電は季節による差が大きいため、前月との比較だけでは正確に判断できません。たとえば、5月から6月に発電量が下がった場合、梅雨入りによる日照不足が原因かもしれません。12月から1月に発電量が少ない場合も、冬の自然な変動である可能性があります。


3つ目に、設置時のシミュレーション値と比べます。設置業者から提示された年間発電量や月別発電量の予測値がある場合、実績と比較してみましょう。多少の差はありますが、大きく下回り続けている場合は、影、角度、方角、設備不具合などの確認が必要です。


4つ目に、天気の記録と照らし合わせます。曇りや雨の日が多かった月は、発電量が下がっても自然です。発電量だけでなく、その月の日照時間や天候傾向を見ることで、異常かどうか判断しやすくなります。


5つ目に、時間帯ごとの発電グラフを確認します。特定の時間だけ急に発電量が落ちている場合、影の影響が考えられます。たとえば、午前10時ごろに急に下がる、午後2時以降に大きく落ちるなどの傾向があれば、その時間帯に建物や樹木の影がかかっている可能性があります。


6つ目に、パネル表面の状態を目視で確認します。安全な場所から見える範囲で、汚れ、落ち葉、鳥のふん、積雪、破損などがないか確認します。屋根に上るのは危険なので、無理に自分で確認する必要はありません。


7つ目に、パワーコンディショナーの表示を確認します。エラー表示、停止表示、異音、異常な発熱などがある場合は、設備側の問題が疑われます。取扱説明書を確認し、必要に応じて販売店や施工業者に相談しましょう。


設置角度や方角以外で発電量が低くなる原因

発電量が低い原因は、設置角度や方角だけではありません。むしろ、実際の相談では影や汚れ、設備不具合が原因になっているケースもあります。


まず多いのが、影の影響です。太陽光パネルは、全体に均等に光が当たることで効率よく発電します。一部に影がかかると、その部分だけでなく、接続されている回路全体の発電量に影響することがあります。


影の原因には、隣家、マンション、電柱、電線、アンテナ、煙突、樹木、屋根の突起物などがあります。設置時には問題がなくても、数年後に樹木が成長したり、隣地に建物が建ったりして、影が増えることもあります。


次に、パネル表面の汚れです。ほこり、花粉、黄砂、鳥のふん、落ち葉、火山灰などがパネルに付着すると、光を受ける面積が減り、発電量が下がります。通常の汚れは雨である程度流れますが、角度が浅い屋根では汚れが残りやすい場合があります。


積雪も大きな原因です。雪がパネルを覆うと、太陽光が届かず発電できません。雪が自然に落ちるまで発電量が大きく低下することがあります。雪下ろしを自分で行うのは危険なので、無理をせず専門業者に相談しましょう。


パワーコンディショナーの不具合も発電量低下につながります。パワーコンディショナーは、太陽光パネルで作った直流電力を家庭で使える交流電力に変換する機器です。この機器に異常があると、パネルが発電していても電気をうまく使えなかったり、売電できなかったりします。


また、太陽光パネルや周辺機器は経年劣化します。一般的に太陽光パネルは長期間使える設備ですが、年数が経つにつれて少しずつ発電性能が低下します。設置から10年以上経過している場合は、パワーコンディショナーの交換時期も意識する必要があります。


出力制御が影響することもあります。地域や契約条件によっては、電力会社からの指示により一時的に発電出力が抑えられる場合があります。この場合、設備に異常がなくても、売電量や発電量の表示が少なく見えることがあります。


さらに、電力の自家消費量と売電量を混同しているケースもあります。発電量が低いと思っていても、実際には家庭内で多く消費しているため売電量が少なく見えているだけの場合があります。発電量、消費量、売電量、買電量を分けて確認することが重要です。


発電量が低いときの改善策

発電量が低いときは、原因に合わせて対策を考える必要があります。設置角度や方角は簡単に変更できないことが多いため、まずは現実的に改善しやすい部分から確認しましょう。


最初に行いたいのは、発電データの確認です。日別、月別、年別の発電量を記録し、前年同月やシミュレーション値と比較します。データを残しておくことで、業者に相談するときも状況を説明しやすくなります。


次に、影の確認です。朝、昼、夕方のどの時間帯に影がかかるのかを確認します。樹木が原因であれば剪定で改善できる場合があります。アンテナや不要な屋根上設備が影を作っている場合は、移設できないか検討する価値があります。


パネルの汚れが疑われる場合は、清掃を検討します。ただし、太陽光パネルの清掃は高所作業になるため、自分で屋根に上るのは危険です。また、誤った清掃方法でパネルを傷つけると、かえって発電性能を落とす可能性があります。清掃が必要な場合は、太陽光パネルに対応した専門業者に依頼するのが安心です。


パワーコンディショナーにエラーが出ている場合は、取扱説明書を確認し、リセット操作で改善するか確認します。それでも改善しない場合や、頻繁にエラーが出る場合は、施工業者やメーカーに点検を依頼しましょう。


設置角度や方角そのものが原因の場合、屋根設置のパネルを後から大きく変更するのは簡単ではありません。架台を追加して角度を変える方法もありますが、費用、屋根への負担、風圧、保証への影響を慎重に確認する必要があります。


新たに増設を検討する場合は、南向きや南東・南西向きの屋根面を優先するのが基本です。ただし、売電単価や自家消費の割合、蓄電池との組み合わせによって最適な設計は変わります。単に発電量を増やすだけでなく、使う電気をどれだけ自家消費できるかも重要です。


蓄電池の導入も改善策の一つです。発電量そのものを増やすわけではありませんが、昼間に発電した電気を夜に使えるため、電気代削減効果を高めやすくなります。特に売電単価が低い場合や、夜間の電気使用量が多い家庭では、蓄電池との相性がよいことがあります。


また、生活時間を発電時間に合わせることも有効です。洗濯機、食洗機、エコキュート、充電機器などを日中に使うことで、自家消費率を高められます。発電量が大きく増えなくても、買電量を減らすことで経済的なメリットを高めることができます。


業者に相談すべきケース

発電量が低いと感じても、すぐに業者へ依頼する必要がない場合もあります。しかし、次のようなケースでは、早めに相談したほうが安心です。


まず、晴天日でも発電量が極端に少ない場合です。快晴の日の昼前後にも発電量がほとんど上がらない場合、パワーコンディショナー、配線、パネルの故障などが疑われます。


次に、発電量が突然大きく下がった場合です。昨日まで通常どおり発電していたのに、ある日を境に大幅に低下した場合は、機器トラブルやブレーカー、接続不良などの可能性があります。


また、パワーコンディショナーにエラー表示が出ている場合も相談が必要です。一時的なエラーであれば復旧することもありますが、繰り返し発生する場合は点検が必要です。


設置時のシミュレーションより大幅に低い状態が続いている場合も、業者に確認しましょう。設置条件の説明と実際の発電量に大きな差がある場合、影の見落とし、設計上の問題、機器の不具合などが考えられます。


保証期間内であれば、メーカー保証や施工保証の対象になる可能性があります。発電量の低下が製品不具合によるものか、施工不良によるものか、自然条件によるものかを確認するためにも、発電データやエラー履歴を用意して相談するとスムーズです。


業者へ相談するときは、次の情報をまとめておくと役立ちます。


設置年月

太陽光パネルのメーカーと容量

パワーコンディショナーのメーカーと型番

月別の発電量データ

発電量が低いと感じ始めた時期

エラー表示の有無

影や汚れの状況

設置時のシミュレーション資料


これらを準備しておくことで、原因の切り分けが早くなります。


よくある質問

南向きでないと太陽光発電は損ですか?

南向きが最も発電量を確保しやすいのは事実ですが、南向きでなければ損とは限りません。南東向きや南西向きであれば、南向きに近い発電量が期待できることも多いです。東向きや西向きでも、設置容量や自家消費の使い方によっては十分にメリットがあります。


重要なのは、方角だけで判断しないことです。影の有無、屋根の広さ、電気使用量、売電単価、設置費用を合わせて考える必要があります。


東向きと西向きではどちらがよいですか?

年間発電量だけで見ると、東向きと西向きは大きな差が出にくい場合があります。ただし、生活リズムによって向き不向きがあります。


午前中に電気を多く使う家庭なら東向き、午後から夕方に電気を多く使う家庭なら西向きが合いやすいです。特に夏場の午後に冷房を多く使う家庭では、西向きの発電が自家消費に役立つことがあります。


北向きの太陽光パネルはやめたほうがよいですか?

北向きは発電量が大きく下がりやすいため、慎重に判断する必要があります。南向き、南東向き、南西向き、東向き、西向きに設置できる屋根面があるなら、そちらを優先するのが一般的です。


また、北向き設置では反射光が近隣住宅に影響する可能性もあります。設置する場合は、発電量のシミュレーションだけでなく、反射や近隣環境も確認しましょう。


設置角度は何度がベストですか?

日本の住宅用太陽光発電では、20度から30度前後がバランスのよい角度とされることが多いです。ただし、地域や屋根形状によって最適角度は変わります。


既存住宅では、屋根勾配に合わせて設置するのが一般的です。理想角度と少し違っていても、方角や日照条件がよければ大きな問題にならない場合もあります。


角度を後から変えれば発電量は増えますか?

角度を変えることで発電量が改善する可能性はありますが、費用対効果を慎重に考える必要があります。架台の追加、屋根への負担、風の影響、保証の扱いなどを確認しなければなりません。


わずかな発電量アップのために大きな工事費がかかる場合、経済的にはメリットが少ないこともあります。まずは影、汚れ、機器不具合など、改善しやすい原因から確認するのがおすすめです。


晴れているのに発電量が低いのはなぜですか?

晴れていても、薄雲、黄砂、花粉、パネル温度の上昇、影、汚れ、出力制御などによって発電量が下がることがあります。特に夏は日差しが強くてもパネル温度が高くなり、発電効率が落ちることがあります。


また、見た目には晴れていても、太陽光パネルに届く日射量が少ない場合があります。発電量を判断するときは、天気の印象だけでなく、日射量や時間帯も考慮しましょう。


発電量が低いときは自分でパネルを掃除してもよいですか?

屋根に上って自分で掃除するのは危険です。転落のリスクがあるだけでなく、パネルを傷つけたり、配線部分を傷めたりする可能性もあります。


地上から安全に確認できる範囲にとどめ、清掃が必要な場合は専門業者に依頼しましょう。特に高所作業、急勾配の屋根、積雪時の作業は避けるべきです。


まとめ

発電量が低いと感じたとき、設置角度や方角は重要な確認ポイントです。太陽光発電は、南向きで20度から30度前後の角度に設置されていると、年間を通して発電量が安定しやすい傾向があります。


一方で、南東向きや南西向きでも発電量のロスは比較的小さく、十分に実用的です。東向きや西向きは南向きより発電量が下がりやすいものの、生活リズムに合えば自家消費しやすいメリットがあります。北向きは発電量が大きく低下しやすいため、慎重な判断が必要です。


設置角度については、20度から30度前後がバランスのよい目安です。ただし、地域や屋根形状によって最適な角度は変わります。角度が理想と少し違っていても、方角がよく、影が少なく、日照条件に恵まれていれば、十分な発電量を得られることもあります。


発電量が低い原因は、角度や方角だけではありません。影、汚れ、積雪、パワーコンディショナーの不具合、経年劣化、出力制御、天候不順なども関係します。特に、発電量が突然下がった場合や、晴天日でも極端に少ない場合は、設備トラブルの可能性があります。


まずは、発電モニターで日別・月別の発電量を確認し、前年同月や設置時のシミュレーションと比較しましょう。そのうえで、影の有無、パネルの汚れ、パワーコンディショナーのエラー表示を確認します。


太陽光発電は、設置後も定期的な確認とメンテナンスが大切です。発電量が低いと感じたら、感覚だけで判断せず、データをもとに原因を切り分けることが重要です。設置角度や方角の影響を正しく理解し、必要に応じて専門業者に相談すれば、発電量低下の原因を見つけやすくなります。


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