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発電量が低い太陽光発電の診断ポイント10選

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万能の測量機LRTKの説明

著者: LRTKチーム

目次


発電量が低いと感じたら最初に確認すべきこと

太陽光発電を使っていると、「以前より発電量が低い気がする」「売電収入が減った」「モニターの数字が思ったより伸びない」と不安になることがあります。特に、設置から数年たった住宅用太陽光発電では、発電量の変化が正常な範囲なのか、故障や不具合なのか判断しにくいものです。


ただし、発電量が低いからといって、すぐに太陽光パネルの故障とは限りません。天候、季節、日照時間、影、汚れ、パワーコンディショナー、出力制御、電圧上昇抑制など、発電量に影響する要因は複数あります。


大切なのは、感覚だけで判断しないことです。「なんとなく低い」ではなく、過去の発電量、同じ季節の発電量、日別グラフ、機器の表示、設置環境の変化を順番に確認することで、原因を絞り込めます。


この記事では、発電量が低い太陽光発電を診断するときに見るべき10のポイントを解説します。自分で安全に確認できる項目と、専門業者に依頼すべき項目を分けて紹介するため、原因不明の発電量低下に悩んでいる方は、上から順番にチェックしてみてください。


診断ポイント1:天候と季節による発電量の変動を確認する

発電量が低いと感じたとき、最初に確認したいのが天候と季節です。太陽光発電は、晴れの日と曇りの日で発電量が大きく変わります。雨の日や厚い雲がかかった日は、晴天時と比べて発電量が大きく下がることがあります。


特に注意したいのは、1日だけの発電量で判断しないことです。昨日より今日の発電量が低い、先週より今週の発電量が低いというだけでは、異常とはいえません。数日間だけ曇りや雨が続けば、発電量は自然に下がります。


また、太陽光発電は季節によっても発電量が変わります。一般的に、日射量が多く、気温が高すぎない春や秋は発電しやすい時期です。一方で、梅雨、台風シーズン、冬の積雪地域では発電量が低くなりやすくなります。


夏は日照時間が長いため発電量が多いイメージがありますが、太陽光パネルは高温になると発電効率が落ちることがあります。そのため、真夏の猛暑日には、快晴でも思ったほど発電量が伸びない場合があります。


確認するときは、次の3点を見てください。


直近1週間に曇りや雨の日が多くなかったか

前月や前年同月と比べて日照条件が悪くなかったか

猛暑、積雪、黄砂、台風などの影響がなかったか


発電量が低い原因が天候や季節であれば、機器の故障ではない可能性が高いです。まずは、発電モニターの数値だけでなく、その日の天気と日照時間を合わせて確認しましょう。


診断ポイント2:前年同月の発電量と比較する

発電量が低いかどうかを判断するには、前年同月との比較が役立ちます。たとえば、今年の6月と去年の6月を比べることで、季節条件が近い状態で発電量の変化を確認できます。


太陽光発電は、1月と5月、8月と12月のように季節が違う月を比較しても正確な判断がしにくいです。冬は日照時間が短く、太陽高度も低いため、春や夏より発電量が少なくなりやすいからです。


確認する際は、発電モニター、HEMS、電力会社の売電明細、メーカーの見守りサービスなどに記録されている月間発電量を見ます。目安として、前年同月と比べて発電量が大きく下がっている場合は、何らかの原因がある可能性があります。


ただし、前年同月比で10%程度の差が出ることは、天候によって起こり得ます。梅雨が長引いた、台風が多かった、曇天が続いたなどの条件があれば、発電量は下がります。一方で、同じような天候にもかかわらず20%、30%と大きく落ちている場合は、汚れ、影、機器不良、設定異常などを疑う必要があります。


比較するときは、次のように整理すると原因を見つけやすくなります。


発電量が低いときは、発電量そのものだけでなく、売電量と自家消費量も確認しましょう。発電量は同じでも、家庭内の電気使用量が増えれば売電量は減ります。その場合、「売電が少ない=発電量が低い」と誤解してしまうことがあります。


診断ポイント3:日別・時間帯別の発電グラフを見る

発電量の低下原因を見つけるには、月間の合計だけでなく、日別・時間帯別の発電グラフを確認することが重要です。発電グラフを見ると、天候による一時的な低下なのか、機器や環境による継続的な低下なのかを判断しやすくなります。


正常な太陽光発電では、晴れの日の発電グラフは山のような形になります。朝に発電が始まり、昼前後にピークを迎え、夕方に向かって下がっていく形です。雲が多い日は、グラフがギザギザになり、発電量が上下します。


一方で、次のようなグラフが出ている場合は注意が必要です。


晴れているのに発電グラフが極端に低い

毎日同じ時間帯だけ発電量が落ちる

昼のピークが急に途切れる

ある日を境に発電量が半分程度になった

発電量が0の時間帯が不自然に長い


毎日同じ時間帯だけ発電量が下がる場合は、建物、樹木、電柱、アンテナなどの影が原因になっている可能性があります。特に午後だけ発電量が下がる、午前中だけ極端に低いといったケースでは、影の入り方を確認しましょう。


ある日を境に急に発電量が落ちた場合は、パワーコンディショナーの停止、ブレーカーの遮断、接続箱の異常、系統側のトラブルなどが考えられます。徐々に低下している場合は、汚れ、経年劣化、周辺環境の変化などが関係しているかもしれません。


日別・時間帯別のグラフは、専門業者へ相談するときにも役立ちます。「いつから」「どの時間帯に」「どのくらい低いのか」を説明できるため、原因調査がスムーズになります。


診断ポイント4:太陽光パネルの汚れや落ち葉を確認する

太陽光パネルの表面に汚れが付着すると、発電量が低くなることがあります。砂ぼこり、黄砂、花粉、鳥のフン、落ち葉、火山灰、潮風による塩分などは、太陽光を遮り、発電効率に影響します。


多くの場合、軽い汚れは雨で自然に流れます。しかし、鳥のフンやこびりついた汚れ、落ち葉の堆積、長期間の黄砂汚れなどは残りやすく、発電量低下の原因になります。特に、パネルの一部だけが汚れている場合でも、発電回路の構成によっては全体の出力に影響することがあります。


確認するときは、地上やベランダなど安全な場所から目視してください。屋根に上がって直接確認するのは危険です。転落のリスクがあるだけでなく、パネルや屋根材を傷つける可能性もあります。


次のような状態が見える場合は、清掃や点検を検討しましょう。


パネル表面に鳥のフンが複数付着している

落ち葉や枝がパネル上に残っている

黄砂や花粉で表面が白っぽく見える

雨の後でも汚れが残っている

一部のパネルだけ明らかに汚れている


清掃する場合も、自分で高圧洗浄機を使ったり、硬いブラシでこすったりするのは避けましょう。パネル表面のコーティングを傷めるおそれがあります。安全面と機器保護のため、屋根上の清掃は太陽光発電に対応した専門業者へ依頼するのが安心です。


発電量が低い原因が汚れであれば、清掃後に発電量が回復することがあります。ただし、清掃しても発電量が戻らない場合は、影、機器不良、劣化など別の原因も確認する必要があります。


診断ポイント5:影の入り方が変わっていないか確認する

太陽光発電の発電量に大きく影響するのが影です。太陽光パネルは日光を受けて発電するため、周囲の建物や樹木の影がかかると発電量が低くなります。


設置当初は問題がなくても、数年後に影の条件が変わることがあります。たとえば、隣地に新しい建物が建った、庭木が成長した、近くに電柱や看板が設置された、屋根上にアンテナや設備が増えたなどの変化です。


影の影響は、季節や時間帯によっても変わります。冬は太陽高度が低くなるため、夏には影がかからなかった場所にも影が入りやすくなります。そのため、冬だけ発電量が低い場合は、日照時間の短さだけでなく、影の影響も確認する価値があります。


チェックするときは、晴れた日に朝、昼、午後の3回程度、地上から屋根の見える範囲を確認します。特に発電グラフで発電量が落ちている時間帯に、影が入っていないかを見ると原因を特定しやすくなります。


影の原因として多いものは次の通りです。


隣家や近隣建物の影

樹木や生け垣の影

電柱や電線の影

アンテナや煙突の影

屋根形状による影

積雪や落ち葉による一時的な遮光


一部のパネルだけに影がかかっている場合でも、発電量全体が下がることがあります。これは、複数のパネルが同じ回路でつながっているためです。最近のシステムでは影の影響を抑える機器もありますが、完全に影響をなくせるわけではありません。


発電量が低い原因が影の場合、樹木の剪定、影を作る物の移動、機器構成の見直しなどで改善できる場合があります。ただし、近隣建物の影は簡単に解決できないため、専門業者に発電シミュレーションを依頼し、影の影響を数値で確認することが大切です。


診断ポイント6:パワーコンディショナーの表示を確認する

太陽光発電の発電量が低いときは、パワーコンディショナーの状態を必ず確認しましょう。パワーコンディショナーは、太陽光パネルで発電した直流電力を家庭で使える交流電力に変換する重要な機器です。ここに異常があると、パネルが発電していても電気を正常に使えない、売電できないという状態になります。


パワーコンディショナーには、運転ランプ、停止ランプ、エラーコード、発電電力の表示などがあります。表示内容はメーカーや機種によって異なりますが、通常と違う表示が出ている場合は注意が必要です。


確認したい項目は次の通りです。


運転ランプが点灯しているか

エラーコードや警告表示が出ていないか

発電中の時間帯に停止していないか

ファンの異音や振動がないか

本体が異常に熱くなっていないか

モニターに通信異常が表示されていないか


パワーコンディショナーが停止している場合、発電量が0または極端に低くなることがあります。停電、ブレーカー遮断、系統異常、内部部品の故障などが原因になることがあります。


また、パワーコンディショナーは屋外設置と屋内設置があり、屋外設置の場合は雨風や温度変化の影響を受けやすくなります。吸気口や排気口がふさがれていると熱がこもり、出力低下や停止につながることもあります。


エラーコードが表示されている場合は、取扱説明書やメーカーサイトで内容を確認してください。エラーの内容によっては、再起動で復旧するものもありますが、内部故障や電気系統の異常が関係する場合は、自己判断で触らず施工会社やメーカーに相談しましょう。


特に、焦げ臭いにおい、異音、発熱、煙、頻繁な停止がある場合は危険です。発電量が低いだけでなく、安全上の問題がある可能性があるため、早めに専門業者へ連絡してください。


診断ポイント7:ブレーカーや接続箱の異常を確認する

発電量が急に低くなった場合、ブレーカーや接続箱の状態も確認が必要です。太陽光発電システムには、太陽光専用ブレーカー、分電盤、接続箱、パワーコンディショナーなど複数の機器が関係しています。どこかで遮断や異常が起きると、発電量が大きく下がることがあります。


まず確認したいのは、分電盤内の太陽光発電用ブレーカーが落ちていないかです。ブレーカーがオフになっていると、発電した電気が正常に流れません。落雷、漏電、過電流、機器異常などによってブレーカーが作動することがあります。


ただし、ブレーカーが落ちている場合、単に入れ直せばよいとは限りません。何らかの異常を検知して安全のために遮断している可能性があります。入れ直してもすぐ落ちる場合や、焦げ臭いにおいがする場合は、無理に操作しないでください。


接続箱は、複数の太陽光パネルからの配線をまとめる機器です。接続箱の内部に不具合があると、一部の回路が発電しない、発電量が半分程度に落ちるといった症状が出ることがあります。ただし、接続箱の内部点検は電気的な危険を伴うため、一般の方が開けて確認するべきではありません。


自分で確認できる範囲は、次のような外観チェックにとどめましょう。


太陽光発電用ブレーカーがオフになっていないか

分電盤付近に焦げ臭いにおいがないか

接続箱の外側に破損や変形がないか

雨水の侵入跡がないか

パワコン周辺に異音や異臭がないか


ブレーカーや接続箱の異常は、発電量低下だけでなく、感電や火災のリスクにも関係します。異常が疑われる場合は、早めに施工会社、販売店、メーカー、電気工事士に相談してください。


診断ポイント8:出力制御や電圧上昇抑制の有無を確認する

発電量が低い原因の中には、機器の故障ではなく、電力系統側の制御によるものもあります。代表的なのが出力制御と電圧上昇抑制です。


出力制御とは、電力の需要と供給のバランスを保つために、太陽光発電の出力を一時的に抑える仕組みです。地域や契約内容、電力会社の指示によって、発電できる量が制限される場合があります。出力制御が行われると、晴れているのに発電量が伸びない、昼間のピークが低く抑えられるといった症状が出ることがあります。


一方、電圧上昇抑制は、電力会社の配電線側の電圧が高くなったときに、パワーコンディショナーが出力を抑える機能です。周辺に太陽光発電設備が多い地域や、昼間の電力消費が少ない地域では、電圧が上がりやすくなることがあります。


電圧上昇抑制が発生すると、パワーコンディショナーの表示や発電モニターに抑制の履歴が残ることがあります。機種によっては「電圧抑制」「出力抑制」「抑制中」などの表示が出ます。


確認したいポイントは次の通りです。


パワコンに抑制表示が出ていないか

発電モニターに抑制履歴が残っていないか

晴天の昼だけ発電量が不自然に頭打ちになっていないか

近隣に太陽光発電設備が多くないか

売電量が急に減っていないか


出力制御や電圧上昇抑制は、太陽光パネルの故障とは異なります。発電能力があるにもかかわらず、外部条件によって出力が制限されている状態です。


電圧上昇抑制が頻繁に発生している場合は、施工会社や電力会社に相談することで改善の余地がある場合があります。自己判断で設定を変更するのは避け、必ず専門家に確認してください。


診断ポイント9:太陽光パネルや機器の経年劣化を確認する

太陽光発電は長期間使える設備ですが、まったく劣化しないわけではありません。設置から年数が経過すると、太陽光パネル、パワーコンディショナー、配線、接続部品などが少しずつ劣化し、発電量が低くなることがあります。


太陽光パネルは比較的長寿命な機器ですが、年数とともに出力が少しずつ低下するのが一般的です。メーカーによっては出力保証があり、一定年数後の出力下限を保証している場合があります。保証内容はメーカーや製品によって異なるため、保証書を確認しましょう。


一方で、パワーコンディショナーは太陽光パネルより寿命が短い傾向があります。設置から10年前後を過ぎると、故障や交換を検討するケースが増えてきます。発電量が急に低下した、エラーが頻発する、運転停止が増えたという場合は、パワコンの劣化や不具合が疑われます。


経年劣化を確認する際の目安は次の通りです。


経年劣化による発電量低下は、急激に起こる場合もあれば、数年かけて少しずつ進む場合もあります。毎年の発電量を記録しておくと、自然な低下なのか、異常な低下なのか判断しやすくなります。


また、保証期間内であれば、メーカー保証や施工保証の対象になる可能性があります。発電量が低いと感じたら、保証書、契約書、点検記録を確認し、早めに相談することが大切です。保証期間を過ぎてから気づくと、修理費用や交換費用が自己負担になることがあります。


診断ポイント10:施工不良や故障の可能性を確認する

発電量が低い状態が続き、天候、季節、汚れ、影、抑制、経年劣化でも説明できない場合は、施工不良や故障の可能性があります。特に、設置直後から発電量が想定より低い場合は、初期設定や施工状態に問題があるかもしれません。


施工不良の例としては、配線ミス、接続不良、パネルの向きや角度の問題、パワーコンディショナーの容量選定ミス、ストリング構成の不備、防水処理の不備などがあります。これらは一般の方が目視だけで判断するのは難しく、専門的な測定が必要です。


故障の例としては、パネル内部の不具合、断線、接続箱の異常、パワコン内部部品の故障、通信機器の不具合などがあります。発電モニターの表示が正しくないだけで、実際には発電しているケースもあれば、逆にモニターでは表示されていても売電や自家消費に反映されていないケースもあります。


次のような症状がある場合は、施工会社や点検業者へ相談しましょう。


設置直後から発電量がシミュレーションより大幅に低い

晴天でも発電量が極端に低い

発電量が突然半分以下になった

複数日連続で発電量が0に近い

パワコンにエラーが頻繁に出る

ブレーカーが何度も落ちる

異音、異臭、焦げ跡、発熱がある


専門業者の点検では、発電電圧、電流、絶縁抵抗、パワコンの運転状況、パネルごとの出力、配線状態などを確認します。赤外線カメラや専用測定器を使うことで、目視では分からない異常を発見できる場合もあります。


発電量が低い状態を放置すると、売電収入の減少だけでなく、故障の拡大や安全リスクにつながる可能性があります。原因が分からないまま数か月放置するより、早めに点検を依頼した方が結果的に損失を抑えられることがあります。


発電量が低いときに自分でできるチェックリスト

発電量が低いと感じたら、まずは安全に確認できる範囲からチェックしましょう。以下の項目を順番に確認すると、原因を切り分けやすくなります。


このチェックリストで重要なのは、1つの項目だけで結論を出さないことです。たとえば、発電量が低い原因が「雨が多かったから」と思っていても、実際にはパワコンのエラーが重なっている場合があります。逆に、パワコンに異常がないように見えても、影や汚れが原因で発電量が落ちていることもあります。


発電量の低下を正しく判断するには、数字、グラフ、機器表示、設置環境をセットで確認することが大切です。確認した内容は、日付とともにメモしておきましょう。専門業者に相談する際に、状況を正確に伝えられます。


専門業者に相談すべき危険なサイン

発電量が低い原因の中には、自分で様子を見てもよいものと、すぐに専門業者へ相談すべきものがあります。特に電気設備に関係する異常は、自己判断で触ると危険です。


次の症状がある場合は、早めに相談してください。


パワーコンディショナーから焦げ臭いにおいがする

パワコンや分電盤から異音がする

ブレーカーを入れてもすぐ落ちる

パワコン本体が異常に熱い

発電量が数日連続で0に近い

エラーコードが頻繁に表示される

接続箱や配線に破損が見える

雨の後に異常が出る

設置直後から明らかに発電量が低い

保証期間内に大幅な出力低下が疑われる


これらの症状がある場合、単なる発電効率の低下ではなく、機器故障、漏電、接続不良、内部部品の劣化などが関係している可能性があります。無理に再起動を繰り返したり、機器のカバーを開けたりするのは避けましょう。


相談先としては、まず設置した施工会社や販売店が候補になります。保証期間内であれば、保証対応が可能な場合があります。施工会社と連絡が取れない場合は、メーカー窓口や太陽光発電の点検業者に相談しましょう。


相談時には、次の情報を用意しておくとスムーズです。


設置年月

メーカー名と型番

パワコンのエラーコード

発電量が低いと感じた時期

前年同月との発電量比較

発電グラフの画像

売電量や自家消費量の変化

保証書や契約書


発電量が低い状態を早く把握できれば、売電損失を減らせるだけでなく、大きな故障を防げる可能性があります。


発電量低下を防ぐための日常管理

太陽光発電の発電量低下を防ぐには、日頃から記録と点検を行うことが大切です。毎日細かく確認する必要はありませんが、月に1回程度は発電量を見ておくと、異常に早く気づけます。


おすすめは、月間発電量を一覧で記録することです。発電モニターや電力会社の明細を見ながら、毎月の発電量、売電量、自家消費量をメモしておきます。前年同月と比較できるようにしておくと、「今年は低い」「この月から急に落ちた」という変化が分かりやすくなります。


日常管理で意識したいポイントは次の通りです。


月1回は発電量を確認する

前年同月と比較する

晴天日の発電グラフを確認する

パワコンのエラー表示を確認する

パネル周辺の影や汚れを目視する

台風や大雪の後は外観を確認する

保証書と点検記録を保管する

定期点検を検討する


特に、台風、大雪、落雷、地震の後は注意が必要です。見た目に大きな損傷がなくても、配線や接続部に影響が出ている場合があります。災害後に発電量が低くなった場合は、早めに点検を依頼しましょう。


また、太陽光発電は「設置したら終わり」ではありません。長く安定して使うには、パワコンの交換時期、保証期間、売電契約、蓄電池との連携なども含めて管理する必要があります。


蓄電池を併用している家庭では、発電量が低いのではなく、発電した電気が売電ではなく蓄電や自家消費に回っている場合もあります。そのため、売電量だけを見て判断せず、発電量、自家消費量、充電量を分けて確認しましょう。


まとめ:発電量が低い原因は数字で比較して切り分ける

太陽光発電の発電量が低いと感じたときは、焦って故障と決めつけるのではなく、順番に原因を切り分けることが大切です。天候や季節の影響で一時的に低下している場合もあれば、汚れ、影、パワコンの異常、ブレーカー、出力制御、経年劣化、施工不良が関係している場合もあります。


まずは、前年同月の発電量、日別グラフ、時間帯別グラフを確認しましょう。次に、パネルの汚れ、影の変化、パワコンの表示、ブレーカーの状態を安全な範囲でチェックします。出力制御や電圧上昇抑制の履歴も見ておくと、故障以外の原因を見つけやすくなります。


特に重要なのは、感覚ではなく数字で判断することです。「売電が少ない」「モニターの数値が低い」と感じても、家庭内の電気使用量が増えただけかもしれません。発電量、売電量、自家消費量を分けて確認することで、本当に発電量が低いのかを判断できます。


発電量が数日連続で0に近い、晴天でも極端に低い、パワコンにエラーが出る、焦げ臭いにおいがする、ブレーカーが何度も落ちるといった場合は、自己判断せず専門業者へ相談してください。電気設備の異常は安全面にも関わります。


太陽光発電は、適切に点検・管理すれば長く使える設備です。毎月の発電量を記録し、異常に早く気づくことが、売電損失や修理費用を抑える第一歩になります。発電量が低いと感じたら、この記事の10項目を順番に確認し、原因を落ち着いて見極めましょう。


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