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雨の日に発電量が低いのは異常?まず結論
雨の日に太陽光発電の発電量が低いこと自体は、多くの場合で異常ではありません。太陽光発電は太陽の光を受けて発電する仕組みのため、雨雲で日射が弱くなれば、晴れの日より発電量は大きく下がります。資源エネルギー庁も、太陽光や風力などの再生可能エネルギーは天候によって発電量が頻繁に変動すると説明しています。
ただし、「雨だから低い」と決めつけてよいケースと、設備の不具合を疑うべきケ ースがあります。たとえば、雨の日だけ発電量が低く、晴れた日にいつも通り回復するなら、基本的には自然な変動です。一方で、晴れているのに発電量が極端に低い、片方のパワーコンディショナだけ数値が落ちている、モニターにエラーが表示されている、以前より明らかに発電量が減った状態が続いている場合は、点検を検討したほうがよいでしょう。
この記事では、雨の日に「発電量が低い」と感じたときに確認すべき3条件を、家庭用太陽光発電を中心に解説します。結論から言うと、見るべきポイントは「天候・日射量」「比較基準」「設備異常」の3つです。この順番で確認すれば、正常な低下なのか、点検が必要な低下なのかを切り分けやすくなります。
発電量が低いと感じたら確認すべき3条件
発電量が低いと不安になったとき、最初に見るべき条件は次の3つです。
1つ目は、雨・曇り・朝夕・冬季など、 そもそも発電しにくい条件の日かどうかです。太陽光発電は「明るければ必ず大きく発電する」というものではなく、パネルに届く日射の強さに左右されます。気象庁では、日照時間を「直射日光が地表を照射した時間」とし、現在は直達日射量が0.12kW/㎡以上であることを日照の定義にしています。雨の日はこの条件を満たす時間が短くなりやすいため、発電量が低くなります。
2つ目は、比較している数字が正しいかどうかです。昨日の晴天日、春の発電量、設置時のシミュレーション値と、今日の雨の日の発電量を単純に比べると、低く見えて当然です。太陽光発電の発電量は、天気だけでなく、季節、時間帯、設置方位、屋根の角度、気温、影、汚れ、パワーコンディショナの動作状況など、複数の要素で変わります。
3つ目は、設備側に異常のサインがないかどうかです。雨の日でも発電量が低いだけなら自然な低下の可能性が高いですが、エラー表示、停止表示、ブレーカーの遮断、異音、焦げた臭い、発電モニターの片系統だけ低下、晴天日にも回復しない状態があれば、機器や配線の不具合を疑う必要があります。
つまり、雨の日の発電量を見るときは、「今日の発電量が低いか」だけではなく、「今日の条件なら低くて自然か」「同じ条件の日と比べて低いか」「設備に異常の兆候があるか」を順番に確認することが大切です。
条件1:雨・曇り・季節による日射量の低下か確認する
雨の日に発電量が低くなる最大の理由は、パネルに届く日射量が少なくなることです。太陽光発電は、太陽の光を電気に変える設備です。雨雲が厚い日、空が暗い日、降水が続く日には、パネルに届く光が弱くなり、発電量も下がります。
ここで重要なのは、「雨の日でも発電はゼロとは限らないが、晴れの日と同じ発電量は期待できない」という点です。曇りや雨でも空が明るければ一定の発電はあります。しかし、直射日光が強い晴天日と比べると、発電量は大きく低下します。そのため、雨の日にモニターの数値が低く表示されても、それだけで故障とは判断できません。
また、同じ雨の日でも、発電量には差があります。小雨で空が比較的明るい日と、厚い雨雲に覆われた暗い日では、発電量が変わります。午前中は暗く、午後から雲が薄くなった日も、1日の発電量だけを見ると「低い」と感じることがあります。さらに、冬は太陽高度が低く、日照時間も短くなるため、晴れていても夏や春より発電量が少なくなることがあります。
日射量を客観的に確認したい場合は、気象庁の過去の気象データや、NEDOの日射量データベースが参考になります。気象庁の過去の気象データ検索では地点や年月日を選んで気象データを確認でき、NEDOの日射量データベースでは、方位角別・傾斜角別の日射量や発電量推定に活用できるデータが公開されています。
特に、発電量の低下が「天候のせいかどうか」を判断したい場合は、次のように考えるとわかりやすくなります。
同じ地域で雨が続いているなら、発電量が 数日低い状態になるのは自然です。梅雨時期や台風前後、秋雨の時期は、晴れの日が少なくなるため、月間発電量が期待値より低くなることもあります。反対に、天気が回復した日に発電量も回復するなら、設備異常ではなく日射量の影響だった可能性が高いと考えられます。
一方で、近隣は晴れている、日中の空も明るい、同じ月の過去データと比べても低すぎる、晴れた翌日にも発電量が戻らない場合は、天候以外の要因も確認しましょう。
条件2:比較している発電量の基準が正しいか確認する
発電量が低いと感じるとき、多くの人が見落としやすいのが「何と比べて低いのか」です。発電量は日によって大きく変わるため、比較基準を間違えると、正常な発電でも異常に見えてしまいます。
たとえば、晴天日の発電量が20kWhだった家庭で、雨の日に2kWhや3kWhしか発電しなかった場合、数字だけを見ると大きな低下に 感じます。しかし、雨で日射量が大きく落ちているなら、その差は自然な変動の範囲に入ることがあります。逆に、同じような晴天日が続いているのに、ある日だけ急に半分以下になった場合は、設備側の確認が必要です。
比較するときは、次の順番で見るのがおすすめです。
まず、同じ天候の日と比べます。晴れの日と雨の日を比べるのではなく、「同じような雨の日」「同じような曇りの日」「同じ季節の晴れの日」と比べることが大切です。過去の発電モニターやHEMS、電力会社の見える化サービス、アプリの履歴がある場合は、1日単位ではなく、同じ月の複数日で比較しましょう。
次に、同じ季節で比べます。太陽光発電は、季節によって発電しやすさが変わります。冬は日が短く、太陽高度も低いため、日中の発電時間が短くなります。夏は日照時間が長い一方で、パネル温度の上昇により効率が下がることもあります。そのため、「5月の晴天日」と「12月の雨の日」を比べて低いと判断するのは適切ではありません。
さらに、シミュレーション値との比較にも注意が必要です。設置時にもらう発電シミュレーションは、年間や月間の目安として見るものです。毎日その数値通りに発電する保証ではありません。NEDOの日射量データベースのようなデータも、発電量を推定するための参考になりますが、実際の発電量はその日の天候、設置条件、影、機器の状態によって変わります。
また、売電量と発電量を混同しないことも大切です。発電量は太陽光発電システムが作った電気の総量です。一方、売電量は家庭で使い切れずに電力会社へ送った電気の量です。雨の日に発電量が少ないだけでなく、在宅時間が長く電気使用量が多い日には、売電量がさらに少なく見えることがあります。
たとえば、雨の日に洗濯乾燥機、エアコン、食洗機、IH調理器、電気温水器などを多く使うと、発電した電気を自宅で消費し、売電に回る電気が少なくなります。この場合、売電量が低いからといって、発電設備が故障しているとは限りません。発電量、消費量、売電量、買電量を分けて見る ことで、原因を判断しやすくなります。
条件3:設備トラブルのサインが出ていないか確認する
雨の日の発電量低下が自然なものかどうかを判断するうえで、最も重要なのが設備トラブルのサインです。天候や比較基準を確認しても不安が残る場合は、パワーコンディショナ、発電モニター、ブレーカー、パネル周辺の状態を確認しましょう。
まず見るべきなのは、発電モニターやパワーコンディショナの表示です。エラーコード、停止、連系停止、自立運転、異常、抑制などの表示が出ていないか確認します。エラー表示がある場合は、取扱説明書で内容を確認し、必要に応じて販売店やメーカーに相談しましょう。エラーコードをメモしておくと、問い合わせ時に状況を伝えやすくなります。
次に、複数のパワーコンディショナや複数系統がある場合は、数値の偏りを確認します。たとえば、2台のパワーコンディショナのうち1台だけ発電していない、片方の回路だけ極端に低い、特定のストリングだけ発電量が低い場合は、機器や配線、接続箱、パネルの一部に問題がある可能性があります。雨の日は全体の発電量が低いため気づきにくいですが、晴れた日に差がはっきり出ることもあります。
また、パネルの表面や周辺環境も確認ポイントです。屋根に上る必要はありませんが、地上やベランダなど安全な場所から見える範囲で、落ち葉、鳥のふん、黄砂、花粉、土ぼこり、積雪、樹木の影、近隣建物の影、アンテナや電線の影などがないか確認します。特に、以前はなかった木の成長や新しい建物、設置物の影が増えると、発電量が下がることがあります。
注意したいのは、「雨がパネルを洗ってくれるから汚れは問題ない」と思い込まないことです。軽いほこりは雨で流れることがありますが、鳥のふん、落ち葉、油分を含んだ汚れ、こびりついた泥、黄砂などは残る場合があります。また、雨どい付近やパネルの下端に汚れがたまり、発電効率に影響することもあります。
設備異常を疑うべき代表的なサインは、次のようなものです。
• 晴れているのに発電量が極端に低い
• 雨が上がっても発電量が回復しない
• 以前の同じ季節と比べて月間発電量が大きく低い
• 発電モニターにエラーコードが出ている
• パワーコンディショナが停止している
• ブレーカーが落ちている
• 片方のパワーコンディショナだけ数値が低い
• 焦げた臭い、異音、異常な発熱がある
• パネルの一部に破損や大きな汚れが見える
• 台風・落雷・大雪のあとから発電量が下がった
これらのサインがある場合は、自己判断で復旧しようとせず、施工店、販売店、メーカー、保守点検業者に相談するのが安全です。太陽光発電設備は電気設備であり、屋根上の作業や機器内部の確認には危険が伴います。
雨の日の発電量を見るときに注意したいポイント
雨の日の発電量を確認するときは、1日の総発電量だけで判断しないことが大切です。発電量は、天気の変化に合わせて時間ごとに上下します。朝から夕方までずっと雨だった日と、午前中だけ雨で午後に晴れ間が出た日では、同じ「雨の日」でも発電量は変わります。
見るべきなのは、発電カーブです。晴れの日の発電カーブは、朝から上がり、昼前後にピークを迎え、夕方に下がる山型になりやすいです。一方、雨の日や曇りの日は、山が低く、雲の厚さによってギザギザした形になります。発電量が少なくても、時間帯に応じて少しずつ変動しているなら、光の変化に反応して発電している可能性があります。
逆に、日中なのに発電量がずっとゼロに近い、突然ストンと落ちてそのまま戻らない、晴れ間が出ても上がらない場合は、パワーコンディショナの停止やブレーカー、系統側の問題、機器トラブルを確認したほうがよいでしょう。
また、雨の日には「発電量」より「買電量」が気になることもあります。太陽光発電が少ない日は、家庭で使う電気の多くを電力会社から買うことになります。そのため、発電量が低い日には買電量が増え、電気代が高く感じることがあります。これは、発電設備の故障ではなく、雨天による発電不足と家庭内消費の増加が重なっている場合があります。
蓄 電池を併用している家庭では、さらに見方が変わります。雨の日が続くと、昼間に蓄電池へ充電できる量が少なくなり、夜間に使える電気も少なくなります。その結果、発電量だけでなく、蓄電池残量や買電量にも影響が出ます。蓄電池の残量が少ないからといって、太陽光発電が故障しているとは限りません。
発電量が低いときのセルフチェック7項目
発電量が低いと感じたら、次の7項目を順番に確認しましょう。安全な範囲で確認できる内容に絞ることが大切です。
1. 今日の天気と空の明るさを確認する
まず、雨、曇り、霧、雪、黄砂、台風前後など、発電しにくい天候ではないか確認します。雨の日でも空が明るい場合と、昼でも暗いほど雲が厚い場合では発電量が違います。天気予報だけでなく、実際の空の明るさも見て判断しましょう。
2. 日照時間や日射量のデータを確認する
気象庁の過去の気象データ検索やNEDOの日射量データベースを使うと、地域の気象条件を客観的に確認できます。自宅の発電量だけを見るより、地域全体で日射が少ない日だったかを確認したほうが、判断の精度が上がります。
3. 同じ季節・同じ天候の日と比較する
発電量を比較するときは、晴天日ではなく、同じような雨の日や曇りの日と比べます。さらに、同じ季節で比較することも重要です。春の晴天日と冬の雨の日を比較して低いと判断しても、正しい判断にはなりません。
4. 発電量と売電量を分けて見る
売電量が少ない場合でも、発電した電気を家庭内で多く使っているだけの可能性があります。発電量、消費量、売電量、買電量を分けて確認しましょう。特に雨の日は、乾燥機やエアコン、照明の使用が増えやすく、売電量が少なく見えることがあります。
5. モニターやパワーコンディショナの表示を確認する
エラー、停止、異常、抑制などの表示がないか確認します。エラーコードが出ている場合は、写真を撮るかメモしておきましょう。問い合わせ時に、発生日時、表示内容、天候、発電量の変化を伝えると、原因の切り分けがスムーズになります。
6. ブレーカーが落ちていないか確認する
分電盤や太陽光発電用ブレーカーが落ちていないか確認します。ただし、何度もブレーカーが落ちる場合や、焦げた臭い、異音、発熱がある場合は、自分で復旧を繰り返さず、専門業者へ相談してください。
7. 影・ 汚れ・周辺環境の変化を確認する
安全な場所から、パネル周辺に影や汚れがないか確認します。木が伸びた、隣家に新しい設備が設置された、アンテナや鳥よけ器具の影が増えた、落ち葉がたまっているなど、設置後に環境が変わっていることがあります。屋根に上って確認するのは危険なので避けましょう。
自分でやってはいけない対応
発電量が低いと不安になっても、自己判断で危険な作業をするのは避けてください。特に、屋根に上る、パネルを外す、パワーコンディショナの内部を開ける、配線や接続箱を触る、水をかけて洗浄する、濡れた状態で電気設備に触れるといった行為は危険です。
太陽光発電設備は、日中に発電している間、電気が流れています。雨の日でも光があれば発電するため、完全に安全とは言えません。濡れた手で機器を触ったり、屋外機器の内部を開けたりすると、感電や故障のリスクがあります。
また、パネル洗浄にも注意が必要です。家庭用の高圧洗浄機で強く洗うと、パネルやシール材、配線部に負担がかかる可能性があります。洗剤の成分によっては、パネル表面や金属部に悪影響を与えることもあります。汚れが気になる場合は、施工店や専門業者に相談しましょう。
ブレーカーの操作も慎重に行う必要があります。一度落ちただけで、取扱説明書に沿って安全に復旧できる場合は問題ないこともありますが、何度も落ちる、復旧してもすぐ停止する、異音や臭いがある場合は、設備側に問題がある可能性があります。その状態で何度も復旧を試すと、トラブルを悪化させるおそれがあります。
販売店・施工店に相談すべき目安
雨の日の発電量低下は多くの場合で自然な変動ですが、次のような状況では専門業者に相談しましょう。
まず、晴天日に発電量が回復しない場合です。雨の日に低いだけなら日射量の影響と考えられますが、晴れても発電量が以前より明らかに低い場合は、設備異常、影、汚れ、経年劣化などを確認する必要があります。
次に、発電モニターやパワーコンディショナにエラーが出ている場合です。エラーコードは原因を特定する手がかりになります。表示内容をメモし、写真も残しておくとよいでしょう。
また、発電量の低下が長期間続く場合も相談の目安です。1日だけの低下ではなく、1週間、1か月と続く場合は、月間発電量の履歴を確認し、前年同月や過去の同じ季節と比較しましょう。日本太陽光発電協会の基礎知識ページでは、1kWシステムの年間発電量を1,000kWhとした場合の例が示されていますが、実際の発電量は設置環境や地域条件によって変わります。目安だけで判断せず、自宅の過去データと比較することが大切です。
さらに、台風、落雷、大雪、地震、雹、強風のあとに発電量が下 がった場合は、目に見えない損傷が起きている可能性があります。パネルの割れ、架台のゆるみ、配線の損傷、接続部の不具合などは、地上から見ただけでは判断できないことがあります。災害後に異常を感じたら、無理に確認せず点検を依頼しましょう。
相談するときは、次の情報をまとめておくとスムーズです。
• 発電量が低いと感じた日付
• その日の天気
• 発電量の数値
• 過去の同じ季節との比較
• エラーコードの有無
• パワーコンディショナの表示
• ブレーカーの状態
• 台風・落雷・大雪などの直近の出来事
• パネル周辺の影や汚れの変化
• 設置年数とメーカー名
これらを伝えることで、業者側も「天候による低下」「機器の停止」「パネル側の問題」「配線・接続箱の問題」「モニター表示の問題」などを切り分けやすくなります。
よくある質問
雨の日に発電量がゼロに近いのは故障ですか?
雨雲が厚く、昼でも暗いような日は、発電量がかなり少なくなることがあります。ただし、日中ずっとゼロに近い状態が続く、晴れ間が出ても上がらない、翌日の晴天でも回復しない場合は、パワーコンディショナの停止やブレーカー、設備異常を確認しましょう。
雨の日でも少しは発電しますか?
雨の日でも、空が明るく光が届いていれば発電することがあります。ただし、晴天日と比べると発電量は大きく下がります。雨の日の発電量が少ないこと自体は、太陽光発電の性質として自然です。
発電量が低いのに売電量も少ないのはなぜですか?
売電量は、発電した電気のうち家庭で使わずに余った分です。雨の日は発電量が少なくなりやすいうえ、在宅時間が長い、乾燥機やエアコンを使う、照明を長くつけるなどで消費量が増えると、売電量はさらに少なくなります。発電量と売電量は分けて確認しましょう。
昨年より発電量が低い場合は故障ですか?
すぐに故障とは限りません。天候、日照時間、気温、影、汚れ、家の電気使用量、出力制御、モニターの見方など、複数の要因があります。ただし、同じ季節・同じような天候で比較して大きく下がっている場合や、低下が長期間続く場合は点検を検討しましょう。
パネルが汚れている気がします。雨で自然に落ちますか?
軽いほこりは雨で流れることがありますが、鳥のふん、落ち葉、黄砂、花粉、泥汚れなどは残る場合があります。屋根に上って自分で洗うのは危険です。汚れによる発電量低下が疑われる場合は、施工店や専門業者に相談しましょう。
パワーコンディショナの音がいつもと違う場合はどうすればいいですか?
異音、焦げた臭い、異常な発熱、エラー表示がある場合は、使用を続ける前に販売店やメーカーへ相談してください。自己判断で内部を開けたり、濡れた状態で触ったりするのは避けましょう。
雨の日の発電量低下を防ぐ方法はありますか?
天候による日射量の低下そのものは防げません。ただし、パネル周辺の影を減らす、汚れを放置しない、定期的に発電量を記録する、エラー表示を見逃さない、必要に応じて点検を受けることで、設備トラブルによる発電量低下は早期に発見しやすくなります。
まとめ
雨の日に発電量が低いこと自体は、多くの場合で異常ではありません。太陽光発電は日射量に左右されるため、雨雲が厚い日、日照時間が短い日、空が暗い日は、晴天日より発電量が大きく下がります。資源エネルギー庁も、太陽光などの再生可能エネルギーは天候によって発電量が変動すると説明しています。
ただし、安心してよいかどうかは、3つの条件で確認する必要があります。1つ目は、雨・曇り・季節などによる日射量の低下かどうか。2つ目は、晴天日や別の季節と比べていないか、発電量と売電量を混同していないか。3つ目は、エラー表示、停止、片系統だけの低下、ブレーカー遮断、影や汚れなど、設備異常のサインがないかです。
判断に迷ったら、雨の日だけでなく、晴れた日の発電量も確認しましょう。晴天日に発電量が回復するなら、天候による自然な低下の可能性が高いです。一方で、晴れても低い、エラーが出ている、以前より明らかに低い状態が続く場合は、早めに販売店・施工店・メーカーへ相談してください。
発電量が低いときに大切なのは、焦って屋根に上ったり、機器内部を触ったりしないことです。発電モニターの数値、天候、過去の発電履歴、エラーコードを落ち着いて確認し、安全な範囲で原因を切り分けましょう。雨の日の低発電は自然なことが多いものの、晴天時にも回復しない低下は点検のサインです。
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