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発電量が低い冬の原因5つと損しない対策

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万能の測量機LRTKの説明

著者: LRTKチーム

目次


発電量が低い冬にまず知っておきたい結論

冬に太陽光発電の発電量が低いと感じたとき、多くの場合は「故障」ではなく、季節による自然な変化が原因です。冬は日照時間が短く、太陽の位置も低くなるため、夏や春に比べて発電できる時間と日射量が減りやすくなります。さらに、雪や霜、周辺建物の影、樹木の影などが重なると、発電量は想像以上に下がることがあります。


ただし、「冬だから仕方ない」と決めつけるのも危険です。例年より極端に発電量が低い、晴れているのに発電しない、モニターにエラー表示が出ている、パワーコンディショナーから異音がする、といった場合は、機器トラブルや接続不良、経年劣化が隠れている可能性があります。


発電量が低い冬に大切なのは、次の3つです。


季節要因による正常な低下かを見極める

雪・汚れ・影・エラーなど目に見える原因を確認する

放置すると損につながる異常を早めに発見する


太陽光発電は、毎日の発電量だけで判断すると不安になりやすい設備です。特に冬は、1日単位では発電量が大きく上下します。曇りや雨、雪の日が続けば大きく落ち込みますし、晴天でも太陽高度や影の影響で夏ほど発電しないことがあります。


そのため、発電量が低いと感じたら、まずは「昨日と今日」だけでなく、「前年同月」「同じ天気の日」「月間の推移」で比べることが重要です。前年の冬と比べて大きな差がなければ、季節的な低下である可能性が高いです。一方で、前年より明らかに低い、同じ地域の目安より大きく下回る、晴天日でも発電グラフが不自然に途切れる場合は、早めの確認が必要です。


冬の発電量が低い原因5つ

冬の発電量が低い主な原因は、次の5つです。


この5つのうち、特に多いのは「日照時間」「太陽高度」「影」です。冬は晴れていても、太陽が低い位置を通るため、パネルに届く光の角度が夏とは大きく異なります。屋根の向きや角度によっては、冬だけ発電量の落ち込みが目立つこともあります。


一方で、雪や霜が多い地域では、パネル表面が一部でも覆われることで発電量が大きく下がることがあります。太陽光パネルは全面に光が当たっている状態で性能を発揮しやすいため、一部の影や雪でも全体の出力に影響する場合があります。


また、機器トラブルは冬に限った原因ではありませんが、冬の発電量低下に紛れて気づきにくい点が問題です。「冬だから低い」と思って放置しているうちに、売電収入や自家消費による節約額を逃してしまうこともあります。


原因1:日照時間が短く発電できる時間が少ない

冬の発電量が低い最大の理由は、日照時間が短くなることです。太陽光発電は、太陽の光を受けて電気をつくる仕組みです。そのため、太陽が出ている時間が短くなれば、発電できる時間も短くなります。


夏は朝早くから夕方遅くまで発電できますが、冬は発電開始が遅く、発電終了も早くなります。つまり、1日の発電時間そのものが短くなるため、同じ太陽光パネルを使っていても、合計発電量は少なくなりやすいのです。


たとえば、夏は朝6時台から発電が始まり、夕方18時台まで発電が続くことがあります。一方、冬は朝7時台以降に発電が始まり、夕方16時台にはほとんど発電しなくなることもあります。発電できる時間が数時間短くなれば、1日あたりの発電量も自然に下がります。


ここで注意したいのは、「気温が低いから発電量が下がる」と思い込まないことです。太陽光パネルは、高温よりも低温のほうが変換効率がよくなる傾向があります。つまり、冬の冷たい空気そのものは、必ずしも発電に悪いわけではありません。それでも発電量が低くなるのは、気温よりも日照時間や日射量の影響が大きいからです。


日照時間が原因か確認する方法

日照時間による低下かどうかを確認するには、発電モニターやアプリで1日の発電グラフを見てください。冬に次のような形になっていれば、季節的な低下の可能性が高いです。


朝の発電開始が夏より遅い

夕方の発電終了が夏より早い

昼前後を中心に山型のグラフになっている

晴天日は一定の発電がある

エラー表示は出ていない


発電時間が短くても、昼前後にきれいな山型のグラフが出ていれば、設備自体は正常に動いている可能性があります。反対に、晴れているのにグラフが途中で急に途切れる、発電量がゼロに近い、毎日同じ時間に不自然な落ち込みがある場合は、影や機器トラブルも疑う必要があります。


原因2:太陽高度が低くパネルに届く日射量が減る

冬は太陽の高度が低くなります。太陽高度とは、空における太陽の高さのことです。夏は太陽が高い位置を通るため、屋根や太陽光パネルに光が当たりやすくなります。一方、冬は太陽が低い位置を通るため、パネルに届く光の角度が浅くなり、受け取れるエネルギー量が少なくなりやすいです。


太陽光発電は、パネルに対してできるだけ垂直に近い角度で光が当たるほど効率よく発電できます。冬は太陽の光が斜めから入るため、同じ晴天でも夏ほど強い発電ピークが出ないことがあります。


特に影響を受けやすいのは、次のような設置条件です。


屋根の傾斜が浅い

パネルの向きが南向きではない

東西向きの屋根に設置している

周辺に建物や山、樹木がある

冬の午前中や午後に影が入りやすい


もちろん、東向きや西向きのパネルでも発電はできます。ただし、冬は太陽が低く、発電できる時間も短いため、設置方位や角度の影響が夏より目立ちやすくなります。南向きの屋根でも、傾斜や周辺環境によっては冬に発電量が落ち込みます。


冬の晴天でも発電量が低く見える理由

「今日は晴れているのに発電量が低い」と感じることがあります。しかし、冬の晴天と夏の晴天では、太陽の高さも日射の強さも違います。雲が少なくても、太陽が低ければパネルに入るエネルギー量は少なくなります。


また、冬は朝夕の太陽がさらに低くなるため、発電量の中心は昼前後に集中します。そのため、午前中や夕方の発電量が少なくても、それだけで異常とはいえません。


確認すべきなのは、晴れた日の正午前後に発電ピークが出ているかどうかです。発電ピークが前年同月と同じ程度であれば、太陽高度による季節的な変化と考えやすいです。反対に、晴天の正午でも極端に低い場合は、パネル表面の汚れ、雪、影、パワコンの異常を確認しましょう。


原因3:雪・霜・汚れで太陽光パネルが覆われる

冬の発電量低下で見逃せないのが、雪や霜、汚れによる影響です。太陽光パネルは、表面に光が届いて初めて発電できます。そのため、パネルが雪で覆われていると、ほとんど発電できない状態になることがあります。


雪国では、積雪後に発電量が一気にゼロ近くまで落ちることがあります。これは故障ではなく、パネル表面に光が届いていないためです。雪が自然に滑り落ちると発電が再開することも多いですが、屋根の傾斜が緩い場合や湿った雪が積もった場合は、なかなか落ちないことがあります。


霜も同じです。朝方にパネル表面が白く凍っていると、発電開始が遅れる場合があります。日が当たって霜が溶ければ発電は回復しますが、冬の朝は太陽が低いため、溶けるまでに時間がかかることもあります。


さらに、冬は雨が少ない地域では汚れが流れにくくなります。砂ぼこり、鳥のフン、落ち葉、排気ガス由来の汚れなどがパネルに付着していると、発電効率が低下します。汚れが一部に集中している場合でも、発電量に影響することがあります。


雪や汚れへの注意点

雪や汚れを見つけたときに、無理に屋根へ上がって取り除くのは危険です。冬の屋根は滑りやすく、転落事故のリスクがあります。また、硬い道具でパネルをこすると、表面を傷つけたり、架台や配線を破損したりする可能性もあります。


自分で確認する場合は、地上から見える範囲で十分です。双眼鏡やスマートフォンのズームを使い、パネルが雪や汚れで覆われていないか確認しましょう。屋根上の作業が必要な場合は、太陽光発電の点検に対応している業者へ依頼するのが安全です。


雪が多い地域では、設置時点で雪止めや落雪対策、パネルの角度、屋根材との相性を考えることも重要です。すでに設置済みの場合でも、毎年同じように雪で発電量が大きく落ちるなら、点検時に対策を相談するとよいでしょう。


原因4:影の影響が冬に大きくなりやすい

冬は影の影響が大きくなりやすい季節です。太陽高度が低いため、建物、電柱、アンテナ、樹木、隣家、山などの影が長く伸びます。夏は影にならなかった場所でも、冬だけ太陽光パネルに影がかかることがあります。


太陽光パネルは、1枚のパネル全体、または複数枚のパネルがつながって発電しています。そのため、一部に影がかかっただけでも、影の範囲以上に発電量が落ちることがあります。特に、パネルの一部に細長い影が入る場合や、毎日同じ時間に影がかかる場合は、発電グラフにも落ち込みが出やすくなります。


影の原因になりやすいものは、次のとおりです。


隣家や近隣マンション

電柱や電線

テレビアンテナ

屋根上の煙突や設備

庭木や街路樹

山や高台

ベランダや手すり


影の厄介なところは、季節や時間帯によって出方が変わる点です。設置時は問題がなかったとしても、数年後に木が成長したり、近隣に建物が建ったりすると、新たに影が発生することがあります。


影が原因か確認する方法

影の影響を確認するには、晴れた日の午前、正午前後、午後の3回に分けてパネル周辺を見てみましょう。特に冬の10時から14時ごろは発電量に大きく関わる時間帯です。この時間に影がかかっている場合、発電量低下の原因になっている可能性があります。


発電モニターのグラフも参考になります。毎日同じ時間帯に発電量が落ち込む場合は、影の可能性があります。たとえば、午前10時ごろに急に発電量が下がり、その後回復する場合は、その時間だけ何かの影がパネルにかかっているかもしれません。


庭木が原因であれば、剪定によって改善できる場合があります。ただし、隣地の木や建物が原因の場合は、自分だけで解決できないこともあります。その場合でも、影の影響を把握しておくことで、蓄電池の使い方や電気の使用時間を調整しやすくなります。


原因5:機器トラブルや経年劣化に気づきにくい

冬の発電量低下で注意したいのが、機器トラブルや経年劣化です。冬は発電量が下がりやすいため、異常があっても「季節のせいだろう」と見過ごしてしまうことがあります。


太陽光発電システムは、太陽光パネルだけでなく、パワーコンディショナー、接続箱、配線、ブレーカー、発電モニターなどで構成されています。このうち、特に確認したいのがパワーコンディショナーです。パワーコンディショナーは、太陽光パネルでつくった電気を家庭で使える電気に変換する重要な機器です。


パワーコンディショナーに異常があると、パネルが発電していても家庭で使えなかったり、売電できなかったりする場合があります。エラー表示が出ている、運転ランプが消えている、異音がする、焦げたような臭いがする場合は、早めに確認が必要です。


また、太陽光パネルや周辺機器は長期間使う設備です。年数が経つと、少しずつ性能が低下したり、部品の交換が必要になったりすることがあります。経年劣化による発電量低下は急激ではなく、ゆるやかに進むことが多いため、日々の発電量だけでは気づきにくいです。


トラブルのサイン

次のような症状がある場合は、季節要因だけでなく機器トラブルを疑いましょう。


晴れているのに発電量がほぼゼロ

発電モニターにエラーコードが表示される

パワーコンディショナーのランプが消えている

ブレーカーが落ちている

発電グラフが途中で不自然に途切れる

前年同月より大幅に発電量が低い

パワーコンディショナーから異音がする

焦げ臭いにおいがする

売電量が急に減った


特に「晴天でも発電しない」「エラーが出ている」「異音やにおいがある」場合は、放置しないでください。安全面の問題がある可能性もあります。自分で機器を分解したり、配線を触ったりせず、施工会社やメーカー、点検業者に相談しましょう。


発電量が低いときに確認すべき5つのポイント

発電量が低いと感じたときは、焦って業者へ連絡する前に、まず次の5つを確認しましょう。自分で安全に確認できる範囲で原因を切り分けることで、不要な不安や費用を減らせます。


1. 天気と発電量をセットで確認する

発電量は天気に大きく左右されます。曇り、雨、雪の日は、晴天日に比べて発電量が大きく下がります。冬は天気が変わりやすく、曇りが続くだけでも月間発電量が低くなることがあります。


確認するときは、発電量だけでなく、その日の天気も一緒に記録しましょう。晴れの日、曇りの日、雨や雪の日で分けて見ると、異常かどうか判断しやすくなります。


2. 前年同月と比較する

冬の発電量は夏と比べるのではなく、前年同月と比べるのが基本です。1月の発電量を7月と比べると、低く見えて当然です。同じ1月同士、同じ2月同士で比べることで、季節差を除いて判断できます。


前年同月と比べて大きく変わらない場合は、季節や天候の影響である可能性が高いです。一方で、前年同月より大幅に低い場合は、雪、汚れ、影、機器トラブルなどを確認する必要があります。


3. 発電グラフの形を見る

発電量の数字だけでなく、グラフの形も重要です。正常に発電している晴天日であれば、朝に発電が始まり、昼前後にピークを迎え、夕方に向かって下がる山型のグラフになりやすいです。


不自然なグラフの例は、次のとおりです。


昼間なのに発電量が急にゼロになる

毎日同じ時間に大きく落ち込む

晴天なのに平らで低いグラフになる

発電開始や終了が極端に不自然

ギザギザした大きな変動が続く


毎日同じ時間に落ち込む場合は影、急にゼロになる場合はパワコンやブレーカー、通信不良などが関係している可能性があります。


4. モニターやパワコンのエラーを確認する

発電モニターやパワーコンディショナーにエラー表示が出ていないか確認しましょう。エラーコードが表示されている場合は、取扱説明書やメーカーサイトで内容を確認し、必要に応じて業者へ相談します。


ただし、エラー内容によっては感電や故障のリスクがあるため、自分で無理に復旧しようとしないことが大切です。ブレーカー操作だけで復旧できるケースもありますが、原因がわからないまま繰り返し操作するのは避けましょう。


5. パネル周辺の雪・汚れ・影を確認する

安全な場所から、太陽光パネルの状態を確認します。屋根に上がる必要はありません。地上やベランダから見える範囲で、雪が残っていないか、霜がついていないか、落ち葉や汚れが目立たないか、影がかかっていないかを確認しましょう。


特に冬は、朝と昼で影の出方が変わります。午前中だけ影がかかる、午後だけ隣家の影が伸びる、といったケースもあります。発電グラフで落ち込みがある時間帯と、実際の影の時間帯が一致していれば、原因を特定しやすくなります。


冬でも損しないための対策

冬の発電量低下は避けられない部分もありますが、対策によって損を減らすことはできます。重要なのは、発電量を無理に増やすことだけでなく、発電した電気をできるだけ有効に使うことです。


発電量の低い時期こそ電気の使い方を見直す

冬は暖房、給湯、照明、乾燥機などで電気使用量が増えやすい季節です。発電量が低い一方で消費電力が増えるため、買電量が増え、電気代が高くなりやすくなります。


太陽光発電を活かすには、発電している時間帯に電気を使う工夫が効果的です。たとえば、洗濯機、食洗機、掃除機、充電、エコキュートの沸き上げなどを昼間に寄せることで、自家消費率を高められます。


特に売電単価より買電単価のほうが高い家庭では、売るより自分で使ったほうが経済的な場合があります。冬の発電量が少ないからこそ、発電した電気を無駄なく使うことが大切です。


暖房の使い方を工夫する

冬の電気代で大きな割合を占めやすいのが暖房です。太陽光発電の発電量が低い時期に暖房を使いすぎると、買電量が増えやすくなります。


暖房費を抑えるには、設定温度を無理なく調整し、断熱対策をあわせて行うことが重要です。窓の断熱シート、厚手のカーテン、すき間風対策、サーキュレーターの活用などは、比較的取り入れやすい対策です。


昼間に日射が入る部屋では、カーテンを開けて太陽熱を取り込み、夕方以降はカーテンを閉めて熱を逃がさないようにしましょう。発電量だけでなく、暖房負荷を減らすことも冬の損失対策になります。


パネルの汚れは定期点検で対応する

太陽光パネルは基本的に雨で汚れが流れやすい設計ですが、すべての汚れが自然に落ちるわけではありません。鳥のフン、落ち葉、黄砂、砂ぼこりなどが残ると、発電量に影響することがあります。


ただし、屋根上のパネル清掃を自分で行うのは危険です。高所作業になるだけでなく、パネルの表面を傷つける可能性もあります。汚れが気になる場合は、点検や清掃に対応している専門業者へ相談しましょう。


定期点検では、パネル表面だけでなく、架台、配線、接続箱、パワーコンディショナーの状態も確認できます。発電量の低下を早めに見つけるためにも、点検履歴を残しておくと安心です。


影の原因になる木を剪定する

自宅の庭木や敷地内の樹木が影をつくっている場合は、剪定によって発電量が改善することがあります。特に冬は枝が伸びて影が長くなりやすいため、パネルにかかる影を確認しておきましょう。


剪定のタイミングは樹木の種類によって異なりますが、発電量への影響を考えるなら、冬の日中にどこへ影が伸びているかを確認するのが効果的です。発電グラフで落ち込みがある時間帯に、実際の影を見れば、どの木が原因か判断しやすくなります。


隣家の木や建物が原因の場合は、感情的に交渉するのではなく、まず発電量の変化や影の時間帯を記録しましょう。客観的な情報があれば、相談しやすくなります。


蓄電池や時間帯別料金を活用する

冬の発電量が低い家庭では、蓄電池や電気料金プランの見直しも検討する価値があります。蓄電池があれば、昼間に発電した電気を夕方以降に使いやすくなります。冬は日没が早く、夕方から夜にかけて暖房や照明の使用が増えるため、蓄電池との相性がよい場合があります。


ただし、蓄電池は高額な設備です。導入する前に、現在の電気使用量、売電単価、買電単価、停電対策の必要性、設置費用を総合的に見て判断しましょう。「発電量が低いからすぐ蓄電池」という考え方ではなく、家庭全体の電気の使い方に合うかどうかが重要です。


時間帯別料金プランを利用している場合は、安い時間帯に電気を使い、高い時間帯の買電を減らす工夫も有効です。太陽光発電、蓄電池、エコキュート、電気自動車を組み合わせている家庭では、制御設定を見直すだけで電気代が変わることがあります。


業者に相談すべきケース

発電量が低い原因の多くは季節や天候ですが、次のような場合は業者への相談をおすすめします。


晴天でも発電量がほとんどない

前年同月より明らかに発電量が低い

モニターにエラーコードが出ている

パワーコンディショナーに異音や異臭がある

ブレーカーが頻繁に落ちる

パネルの破損やズレが見える

台風・大雪・地震の後から発電量が落ちた

売電量が急に減った

保証期間内かどうか確認したい

長期間点検をしていない


相談するときは、次の情報を用意しておくとスムーズです。


業者に依頼する際は、点検内容と費用を事前に確認しましょう。点検だけなのか、清掃も含むのか、パワコンの診断があるのか、屋根上の目視点検を行うのかによって費用や内容が変わります。


また、設置時の保証が残っている場合は、施工会社やメーカーに相談したほうがよい場合があります。保証期間内に別業者が作業すると、保証条件に影響する可能性もあるため、まずは契約書や保証書を確認しましょう。


発電量が低い冬にやってはいけないこと

冬の発電量が低いと不安になりますが、焦って誤った対応をすると、かえって危険や損失につながります。次のような行動は避けましょう。


屋根に上がって雪下ろしや清掃をする

雪や汚れを見つけても、自分で屋根に上がるのは危険です。冬の屋根は滑りやすく、転落事故のリスクがあります。太陽光パネルの上に乗ると、パネルが破損する可能性もあります。


地上から届く長い棒やブラシで無理に落とすのも避けましょう。パネル表面を傷つけたり、配線や架台に負担をかけたりすることがあります。安全に作業できない場合は、専門業者に任せるべきです。


エラーが出ている機器を何度も再起動する

パワーコンディショナーやブレーカーにエラーが出ていると、再起動で直ることもあります。しかし、原因がわからないまま何度も操作するのは避けましょう。内部部品の異常、漏電、配線トラブルなどがある場合、無理な操作は危険です。


取扱説明書に記載された範囲で確認し、それでも改善しない場合は業者へ相談してください。


1日だけの発電量で故障と判断する

冬は天気の影響が大きいため、1日だけ発電量が低くても故障とは限りません。曇り、雪、雨、霜、影の影響で一時的に下がることがあります。


判断するなら、最低でも数日から1週間程度の推移を確認し、さらに前年同月とも比較しましょう。ただし、晴天なのに発電量がゼロに近い場合やエラーが出ている場合は、日数を待たずに確認が必要です。


安さだけで点検業者を選ぶ

太陽光発電の点検や清掃は、設備の知識と安全管理が必要です。極端に安い業者や、点検内容が不明確な業者に依頼すると、必要な確認がされないまま終わる可能性があります。


見積もりを取る際は、点検項目、作業範囲、報告書の有無、保証対応、追加費用の条件を確認しましょう。発電量低下の原因を正しく見つけるには、単なる目視だけでなく、発電データや機器の状態を総合的に見ることが大切です。


発電量が低い冬でも正常なケース

発電量が低くても、次のような状況であれば正常範囲の可能性があります。


曇りや雪の日が続いている

前年同月と大きな差がない

晴天日は昼前後に発電ピークがある

エラー表示がない

パワコンが通常運転している

発電グラフが自然な山型になっている

雪や霜が溶けると発電が回復する


冬の発電量は、年間の中でも低くなりやすい時期です。特に12月から2月は、日照時間が短く、太陽高度も低いため、春や夏と比べて少なく見えるのは自然です。


大切なのは、「冬だから低い」と思い込むことではなく、「冬として見たときに異常かどうか」を判断することです。前年同月、晴天日のグラフ、エラーの有無、影や雪の状況を組み合わせて確認すれば、故障かどうかを見極めやすくなります。


発電量が低い冬に家計への影響を減らす考え方

冬は発電量が低いだけでなく、電気使用量も増えやすい季節です。そのため、太陽光発電の収支を考えるときは、発電量だけでなく「買電をどれだけ減らせたか」も見る必要があります。


たとえば、日中に発電した電気を使わずに売電し、夜に高い電気を買って暖房や給湯に使っている場合、家計へのメリットが小さくなることがあります。逆に、発電している昼間に家電を動かし、自家消費を増やせば、買電量を減らせます。


冬に意識したい使い方は、次のとおりです。


昼間に洗濯機や食洗機を使う

発電している時間に充電する

エコキュートの設定を見直す

暖房は断熱対策とセットで使う

日中に部屋を暖め、夕方以降の暖房負荷を減らす

蓄電池がある場合は放電時間を見直す


太陽光発電は「たくさん発電すること」だけが目的ではありません。発電量が低い冬でも、使い方を工夫すれば、電気代の上昇を抑える効果が期待できます。


よくある質問

冬は太陽光発電の発電量が低いのは普通ですか?

冬に発電量が低いのは一般的です。日照時間が短く、太陽高度が低くなるため、発電できる時間と日射量が減ります。ただし、晴天でも発電しない、前年同月より大幅に低い、エラー表示がある場合は、機器トラブルや影、雪、汚れの影響を確認してください。


気温が低いと発電量は下がりますか?

太陽光パネルは高温時より低温時のほうが効率がよくなる傾向があります。そのため、気温が低いこと自体が主な低下原因とは限りません。冬に発電量が低くなる主な理由は、日照時間の短さ、太陽高度の低さ、雪や影の影響です。


雪が積もった太陽光パネルは自分で掃除してもいいですか?

屋根に上がって雪を下ろすのは危険です。転落のリスクがあり、パネルや配線を傷つける可能性もあります。地上から安全に確認する程度にとどめ、作業が必要な場合は専門業者に依頼しましょう。


発電量が低いかどうかの目安はどう判断しますか?

夏と比べるのではなく、前年同月や同じような天気の日と比較しましょう。発電モニターのグラフが晴天日に自然な山型になっているか、エラー表示がないか、影や雪がないかも確認します。月間の推移で見ると、異常かどうか判断しやすくなります。


晴れているのに発電量が低いのはなぜですか?

冬は晴れていても太陽高度が低く、パネルに届く日射量が少なくなります。また、建物や樹木の影が長く伸びるため、夏には影響がなかった場所でも冬だけ発電量が下がることがあります。晴天の正午前後でも極端に低い場合は、影、雪、汚れ、パワコンの異常を確認しましょう。


パワーコンディショナーの寿命が原因のこともありますか?

あります。パワーコンディショナーは太陽光発電システムの中でも重要な機器で、年数が経つと不具合や交換が必要になることがあります。エラー表示、異音、異臭、運転ランプの異常、発電量の急低下がある場合は、業者に相談しましょう。


冬の発電量低下を完全に防ぐことはできますか?

日照時間や太陽高度による低下は自然現象なので、完全に防ぐことはできません。ただし、汚れや影の対策、発電時間帯に合わせた電気の使用、蓄電池や料金プランの見直し、定期点検によって、損失を抑えることは可能です。


まとめ

冬に発電量が低いと感じる主な原因は、日照時間の短さ、太陽高度の低さ、雪や霜や汚れ、影の影響、そして機器トラブルや経年劣化です。特に冬は、太陽が出ている時間が短く、光の角度も浅くなるため、春や夏に比べて発電量が少なくなるのは自然なことです。


ただし、すべてを季節のせいにして放置するのは危険です。晴れているのに発電しない、前年同月より大きく低い、発電グラフが不自然、エラー表示がある、パワーコンディショナーに異音や異臭がある場合は、早めに確認しましょう。


発電量が低い冬に損しないためのポイントは、次の5つです。


発電量は夏ではなく前年同月と比べる

発電グラフの形を確認する

雪・霜・汚れ・影を安全な場所から確認する

エラー表示やパワコンの異常を見逃さない

発電している昼間に電気を使い、自家消費を増やす


冬の発電量低下は、正しく見極めれば過度に不安になる必要はありません。一方で、異常を早く見つければ、売電収入の減少や電気代の増加を抑えられます。毎月の発電量を記録し、前年同月と比較しながら、必要に応じて点検や電気の使い方の見直しを行いましょう。


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