top of page

赤外線外観検査で見える欠陥と見えにくい欠陥5選

タイマーアイコン.jpeg
この記事は平均5分45秒で読めます
万能の測量機LRTKの説明

著者: LRTKチーム

赤外線外観検査は、建物や設備の表面温度の違いを手がかりに、目視だけでは気づきにくい異常の可能性を把握する検査方法です。外壁、屋根、配管まわり、設備機器、電気設備の外観確認など、さまざまな場面で活用されています。一方で、赤外線画像に写る温度差は、必ずしも欠陥そのものを直接示すものではありません。日射、風、湿気、材質、仕上げ、撮影角度、周辺からの反射などによって見え方が変わるため、見える欠陥と見えにくい欠陥を分けて理解することが重要です。


目次

赤外線外観検査で分かることと分からないこと

見える欠陥1:外壁仕上げ材の浮きや剥離の疑い

見える欠陥2:漏水や含水による温度むら

見える欠陥3:断熱不良や熱橋による温度差

見える欠陥4:設備や電気部材の発熱異常

見えにくい欠陥5:内部だけで進む劣化や条件が整わない異常

赤外線外観検査で誤判定を避ける確認ポイント

まとめ:赤外線外観検査は見える範囲と限界を理解して使う


赤外線外観検査で分かることと分からないこと

赤外線外観検査は、対象物の表面温度を画像として確認する検査です。人の目で見える色や形ではなく、表面から放射される赤外線をもとに温度分布を捉えるため、外観上は同じように見える部分でも、熱の伝わり方や水分の有無、内部状態の違いによって温度差が現れることがあります。


たとえば外壁タイルやモルタル仕上げの一部に浮きがある場合、健全部と比べて熱の伝わり方が変わることがあります。日射を受けた後の温まり方や冷め方に差が出ることで、赤外線画像上に周囲とは異なる温度むらとして現れる場合があります。また、雨水が入り込んでいる部位では、含水によって温度変化が周囲と異なり、漏水や浸水の可能性を疑う手がかりになることもあります。


ただし、赤外線外観検査は内部を透視する検査ではありません。赤外線画像で確認できるのは、基本的に表面温度の分布です。そのため、内部に欠陥があっても、表面温度に十分な差として表れなければ検出しにくくなります。逆に、表面温度に差があっても、それが直ちに欠陥を意味するとは限りません。日射の当たり方、風の通り道、庇や配管の影、隣接建物からの反射、仕上げ材の色や材質、表面の汚れなどによっても温度差は生じます。


実務で重要なのは、赤外線外観検査を「欠陥を確定するための画像」ではなく、「異常の可能性がある箇所を効率よく絞り込むための情報」として扱うことです。赤外線画像だけで結論を急ぐのではなく、目視確認、打診、近接確認、散水確認、過去の補修履歴、図面、雨天後の状況などと組み合わせることで、判断の信頼性を高めやすくなります。


特に建物外装の検査では、同じ建物でも方角や時間帯によって見え方が変わります。南面と北面では日射量が異なり、朝と午後でも温度分布は変化します。前日に雨が降ったかどうか、撮影時に風が強かったかどうか、外気温が急激に変わっているかどうかも影響します。そのため、赤外線外観検査では、撮影条件の記録と、画像を読む側の前提整理が欠かせません。


見える欠陥1:外壁仕上げ材の浮きや剥離の疑い

赤外線外観検査で代表的に確認される異常の一つが、外壁仕上げ材の浮きや剥離の疑いです。タイル、モルタル、石材、吹付け仕上げなどの外壁では、下地との接着状態が悪くなると、健全部とは熱の伝わり方が変わる場合があります。浮きがある部分は内部に空気層ができることがあり、この空気層が断熱的に働くことで、周囲とは異なる温度として現れることがあります。


日射を受けて外壁が温まる場面では、浮きがある部分が周辺より高温に見えることがあります。一方で、日射が弱くなり冷却が進む時間帯には、逆に周辺との温度差が変化することもあります。つまり、浮きは常に同じ色や同じ温度で見えるわけではなく、外壁が温まる過程と冷える過程のどちらを捉えているかによって、赤外線画像上の見え方が変わります。


実務では、赤外線画像で円形や帯状、矩形状の温度むらが見られた場合に、仕上げ材の浮きや剥離の可能性を検討します。特に開口部まわり、打継ぎ部、庇の上部、笠木まわり、雨掛かりの多い面、過去に補修した範囲の境界などは注意して確認する価値があります。これらの部位は水分や温度変化の影響を受けやすく、劣化が進みやすい箇所になるためです。


ただし、赤外線画像で温度むらが見えたからといって、すぐに浮きと断定するのは避けるべきです。たとえばタイルの色違い、下地材の違い、室内側の空調影響、外壁裏の柱や梁、表面の汚れ、影、反射などでも温度差が生じます。さらに、タイルの目地割りや仕上げパターンによっては、赤外線画像上で規則的な温度差が見えることもあります。


外壁仕上げ材の浮きや剥離を確認する際は、赤外線画像で異常候補を抽出したうえで、可能な範囲で打診や近接目視を組み合わせることが大切です。高所や広範囲の外壁では、すべてを近接確認するのが難しい場合があります。その場合でも、赤外線画像で異常候補の範囲を整理し、優先的に確認すべき場所を絞り込むことで、点検計画を立てやすくなります。


特に注意したいのは、赤外線外観検査は「浮いている面積を正確に確定する」ものではなく、「浮きが疑われる範囲を把握する」ものだという点です。画像上の温度むらの境界が、そのまま実際の剥離範囲と一致するとは限りません。報告書では、異常の可能性、確認した条件、追加確認の必要性を分けて記載すると、後工程での誤解を防ぎやすくなります。


見える欠陥2:漏水や含水による温度むら

赤外線外観検査では、漏水や含水が疑われる部位を把握できる場合があります。水分は周囲の材料と比べて熱の保持や蒸発による冷却の影響を受けやすく、表面温度の違いとして現れることがあります。外壁、屋上、バルコニー、庇、サッシまわり、配管貫通部などでは、雨水の浸入や滞留が温度むらとして見えることがあります。


たとえば雨の後、外壁や床面の一部だけが周囲より冷たく見える場合、そこに水分が残っている可能性があります。水が蒸発するときには熱が奪われるため、濡れている部分が周辺より低温に見えることがあります。また、材料内部に含水があると、乾いている部分と比べて温度変化が遅れ、時間帯によっては温度差が強調される場合があります。


漏水調査の場面では、赤外線外観検査によって水の通り道や滞留しやすい範囲を推定できることがあります。外壁上部から下部へ連続する温度むら、サッシ下部に広がる温度差、笠木やパラペット付近から伸びる不自然な温度分布などは、雨水の影響を疑う手がかりになります。特に、目視では乾いているように見える場所でも、赤外線画像では周囲と異なる温度として現れることがあります。


ただし、含水による温度むらは、撮影のタイミングに大きく左右されます。雨の直後であれば表面の濡れが影響し、時間が経過すれば表面は乾いても内部に水分が残る場合があります。逆に、乾燥が進んだ後では温度差が小さくなり、赤外線画像だけでは分かりにくくなることがあります。調査時には、直近の天候、降雨量、風、日射、乾燥時間を記録しておくことが重要です。


また、低温に見えるからといって必ず水分があるとは限りません。影になっている部分、風が当たりやすい部分、金属部材に近い部分、室内側の冷房影響を受けている部分なども低温に見えることがあります。反対に、含水していても表面温度差が小さければ、赤外線画像上で明確に見えない場合もあります。


漏水や含水の可能性を調べる場合、赤外線外観検査は有効な一次調査になり得ますが、確定には追加確認が必要です。散水試験、含水率測定、目視確認、天井裏や壁裏の確認、シーリングの劣化確認などを組み合わせることで、原因箇所の推定精度を高めやすくなります。赤外線画像は、どこを重点的に調べるべきかを示す地図のような役割を持つと考えると、実務で使いやすくなります。


見える欠陥3:断熱不良や熱橋による温度差

赤外線外観検査では、断熱不良や熱橋による温度差も確認できる場合があります。熱橋とは、壁や屋根などの断熱層の中で、熱が伝わりやすい部分が局所的に生じる状態を指します。柱、梁、金物、下地材、構造部材、断熱材の欠損やずれなどが関係し、周囲と異なる表面温度として見えることがあります。


建物の外観検査では、外壁面に規則的な温度差が現れることがあります。たとえば柱や梁の位置に沿って帯状の温度差が出る場合、構造部材を通じて熱が伝わっている可能性があります。断熱材が十分に入っていない部分や、施工時に隙間ができた部分では、外気や室内の温度影響を受けやすく、赤外線画像上で周囲と異なるパターンとして表れることがあります。


断熱不良は、室内外の温度差があるときに見えやすくなります。冬期で室内が暖かく外気が低い場合、外壁表面に熱が逃げている箇所が周囲と異なる温度に見えることがあります。夏期で室内が冷房されている場合も、部位によって温度差が現れることがあります。ただし、外観側から確認する場合は、日射や外気の影響が大きいため、室内側からの赤外線確認と結果が異なることもあります。


断熱不良や熱橋の確認で重要なのは、温度差の形状と建物の構造を照合することです。規則的な間隔で温度差が出ている場合、それは欠陥ではなく構造部材や下地材の位置を反映しているだけかもしれません。一方で、同じ条件の面の中で一部だけ不自然に温度が異なる場合は、断熱材の欠損、施工むら、漏気、湿気などの可能性を考える必要があります。


また、断熱不良と漏水は赤外線画像上で似た見え方をすることがあります。低温部が見えた場合、それが断熱欠損によるものなのか、含水によるものなのか、影や反射によるものなのかを切り分ける必要があります。そのため、赤外線画像だけで原因を決めるのではなく、部位の構造、仕上げ、室内環境、天候、過去の不具合履歴を合わせて確認します。


断熱不良や熱橋の調査では、撮影条件を整えることが結果に大きく影響します。室内外の温度差が小さいと、異常があっても表面温度差が出にくくなります。日射直後の外壁では、断熱性能よりも表面の温まり方が大きく影響する場合があります。したがって、調査目的が断熱確認である場合は、外壁浮き調査とは別の条件設定が必要になることがあります。


見える欠陥4:設備や電気部材の発熱異常

赤外線外観検査は、建物外装だけでなく、設備や電気部材の外観確認にも活用されます。電気設備や機械設備では、接続部の緩み、負荷の偏り、摩耗、抵抗増加、冷却不良などによって、通常より高い温度が発生する場合があります。赤外線画像を使うことで、外観上は異常が見えない段階でも、発熱の偏りを確認できることがあります。


たとえば配電盤や分電盤の端子部、ケーブル接続部、開閉器、設備機器のモーターまわり、配管の保温材まわり、空調設備の吹出口や吸込口周辺などでは、温度分布を見ることで異常の可能性を把握できます。通常、同じ種類の部材が同じ条件で動いている場合、温度分布もある程度似た傾向になります。その中で一箇所だけ高温になっている場合は、負荷や接続状態に問題がある可能性があります。


設備の発熱異常は、稼働中に確認することで見えやすくなります。停止中の設備では、異常があっても温度差として表れない場合があります。また、負荷が低い状態では発熱が小さく、検出しにくいことがあります。そのため、設備点検で赤外線外観検査を行う場合は、稼働状況、負荷状態、点検時刻、周囲温度を記録することが大切です。


一方で、発熱しているからといって直ちに危険と判断できるわけではありません。機器には通常運転でも温度が上がる部分があります。放熱部、変圧部、駆動部、配管の高温流体が通る部分などは、正常でも周囲より高温になることがあります。重要なのは、同種部材との比較、過去データとの比較、許容される運転状態との照合です。


電気設備の場合、赤外線画像で異常が疑われても、通電部への近接確認には安全上の配慮が必要です。無理に接近したり、カバーを開けたりする判断は、資格や管理基準に従って行う必要があります。赤外線外観検査は、離れた位置から状態を把握できる利点がありますが、安全確認や詳細点検を省略できるものではありません。


設備や電気部材の点検では、赤外線画像を継続的に記録することも有効です。今回の温度だけを見るのではなく、過去と比べて温度が上がっているか、同じ運転条件で変化があるかを確認することで、劣化の兆候を早めに把握しやすくなります。外観検査の記録として、可視画像、赤外線画像、撮影位置、運転状態をセットで残しておくと、後日の比較や説明がしやすくなります。


見えにくい欠陥5:内部だけで進む劣化や条件が整わない異常

赤外線外観検査には、得意な異常と見えにくい異常があります。特に注意が必要なのは、内部で劣化が進んでいても、表面温度に十分な変化が現れない欠陥です。赤外線画像は表面温度の差を捉えるため、内部の異常が表面まで熱的な影響を及ぼさない場合、画像上では分かりにくくなります。


たとえば、外壁内部のごく浅いひび割れや、表面に達していない小さな空隙、深部で進む鉄筋腐食、下地の局所的な劣化、内部材の損傷などは、条件によっては赤外線外観検査だけでは確認しにくい場合があります。欠陥が存在していても、周囲との温度差が小さければ、赤外線画像には明確な異常として現れません。


また、仕上げ材の種類によっても見えやすさは変わります。表面が金属のように反射しやすい材料では、周囲の熱源や空の冷たさ、近くの建物の影響を受け、実際の表面温度とは異なる見え方をすることがあります。光沢のある仕上げ、濡れた面、ガラス、金属板などは、反射による誤認に注意が必要です。赤外線画像上で明るく見える部分や暗く見える部分があっても、それが対象物自身の温度を正しく示しているとは限りません。


気象条件が合わない場合も、欠陥は見えにくくなります。日射が不足している、外気温が安定している、風が強い、雨で表面が濡れている、対象面が影になっている、室内外の温度差が小さいなどの条件では、欠陥による温度差が出にくくなります。逆に、日射や反射が大きい場合は、欠陥ではない温度差が目立ち、判定が難しくなることがあります。


建物の方角や時間帯も重要です。外壁の浮きや剥離を確認したい場合、日射で温められた後の面が適していることがありますが、断熱不良を確認したい場合は、室内外の温度差が重要になります。漏水や含水を確認したい場合は、雨の後の経過時間が影響します。このように、同じ赤外線外観検査でも、目的によって適した条件が異なるため、一度の撮影ですべての欠陥を把握できるわけではありません。


さらに、赤外線画像は撮影者の設定や読み取り方にも影響されます。温度レンジの設定、焦点、撮影距離、角度、放射率の設定、反射温度への配慮が不十分だと、同じ対象を撮影しても画像の印象が変わります。特に外観検査では、広い面を遠方から撮影することが多く、画素あたりの実際の対象面積が大きくなりやすいため、小さな欠陥は見落とされる可能性があります。


見えにくい欠陥を減らすためには、赤外線外観検査を万能な判定方法として扱わないことが重要です。赤外線で見えやすい条件を整え、見えにくい部位は別の方法で補うという考え方が必要です。たとえば、外壁の浮きであれば打診、漏水であれば散水や内部確認、構造的な劣化であれば専門的な調査、設備の異常であれば電気的測定や運転記録との照合が必要になります。


赤外線外観検査で誤判定を避ける確認ポイント

赤外線外観検査で誤判定を避けるためには、画像を見る前に調査目的を明確にすることが大切です。外壁の浮きを確認したいのか、漏水の可能性を見たいのか、断熱不良を調べたいのか、設備の発熱異常を確認したいのかによって、適した撮影条件と判断基準は変わります。目的が曖昧なまま撮影すると、温度むらを見つけても、それが何を意味するのか整理しにくくなります。


まず確認したいのは、撮影条件です。撮影日時、天候、外気温、風の状況、直近の降雨、日射の有無、対象面の方角、撮影距離、撮影角度を記録します。これらの情報がないと、後から画像を見返したときに、温度むらの原因を判断しにくくなります。赤外線画像はその瞬間の温度分布を示すため、撮影時の環境条件とセットで扱う必要があります。


次に、可視画像との照合が必要です。赤外線画像だけを見て判断すると、表面の汚れ、塗装の色違い、影、配管、庇、開口部、補修跡などを見落とすことがあります。赤外線画像と通常の写真を同じ範囲で残し、温度むらがどの部位に対応しているのか確認することで、誤認を減らせます。特に外壁では、目地、タイル割り、窓まわり、金物、手すり、排水部材などが温度分布に影響します。


さらに、同じ面の中で比較することも重要です。建物の南面と北面、日向と日陰、上層部と下層部では条件が違います。条件が異なる部位を単純に比較すると、欠陥ではない温度差を異常と見間違えることがあります。判定では、同じ材料、同じ方角、同じ日射条件、同じ仕上げの範囲内で比較するほうが現実的です。


温度差の大小だけで判断しないことも大切です。赤外線画像では色の違いが目立つため、大きな異常に見えることがあります。しかし、表示レンジを狭くすると小さな温度差でも強調され、表示レンジを広くすると目立たなくなります。画像の色だけでなく、温度差の値、形状、連続性、周辺条件、建物の構造を合わせて確認する必要があります。


外壁の検査では、異常候補の位置を図面や立面写真に整理すると、後工程で扱いやすくなります。赤外線画像だけを並べるのではなく、どの面のどの高さに、どの程度の範囲で温度むらがあったのかを記録します。補修や追加調査につなげる場合は、位置の特定が非常に重要です。位置が曖昧なままだと、現地確認や見積り、施工計画で手戻りが発生しやすくなります。


報告書では、断定表現を避けることも実務上のポイントです。赤外線画像で確認できるのは、あくまで温度分布です。そのため、「浮きがある」と断定するのではなく、「浮きが疑われる温度むらを確認した」「含水の可能性がある低温部を確認した」「追加確認が望ましい範囲を抽出した」といった表現のほうが適切な場合があります。もちろん、打診や別の確認で裏付けが取れている場合は、その結果も併記することで判断が明確になります。


赤外線外観検査は、点検の効率化に役立つ一方で、読み取りには経験と条件整理が必要です。見える欠陥だけでなく、見えにくい欠陥や誤認しやすい温度差を理解しておくことで、検査結果をより実務に活かしやすくなります。


まとめ:赤外線外観検査は見える範囲と限界を理解して使う

赤外線外観検査は、外観上は分かりにくい異常の候補を効率よく把握できる有用な検査方法です。外壁仕上げ材の浮きや剥離の疑い、漏水や含水による温度むら、断熱不良や熱橋、設備や電気部材の発熱異常などは、条件が合えば赤外線画像上に特徴的な温度差として現れることがあります。広い範囲を非接触で確認できるため、建物や設備の点検計画を立てるうえで大きな助けになります。


一方で、赤外線外観検査は内部を直接見る方法ではありません。表面温度に変化として表れない欠陥、深部で進む劣化、撮影条件が合わない異常、反射しやすい材料の温度差などは見えにくい場合があります。赤外線画像に写らなかったからといって欠陥がないとは限らず、赤外線画像に温度むらがあったからといって欠陥が確定するわけでもありません。


実務で赤外線外観検査を活用するには、見える欠陥と見えにくい欠陥を分けて考えることが重要です。調査目的を明確にし、撮影条件を記録し、可視画像や図面、目視確認、打診、散水確認、運転記録などと組み合わせることで、判断の精度を高めやすくなります。赤外線外観検査は単独で完結するものではなく、点検全体の中で異常候補を整理するための手段として使うと効果を発揮します。


建物や設備の劣化は、外観だけでは判断しにくいことが少なくありません。早い段階で異常の可能性を把握し、必要な追加調査や補修判断につなげるためにも、赤外線外観検査の特性を理解したうえで計画的に実施することが大切です。赤外線外観検査の対象範囲や進め方を相談したい場合は、現地条件や目的を整理したうえで、専門の点検会社や有資格者に確認するとよいでしょう。


LRTKで現場の測量精度・作業効率を飛躍的に向上

LRTKシリーズは、建設・土木・測量分野における高精度なGNSS測位を実現し、作業時間短縮や生産性の大幅な向上を可能にします。国土交通省が推進するi-Constructionにも対応しており、建設業界のデジタル化促進に最適なソリューションです。

LRTKの詳細については、下記のリンクよりご覧ください。

 

製品に関するご質問やお見積り、導入検討に関するご相談は、

こちらのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。ぜひLRTKで、貴社の現場を次のステージへと進化させましょう。

bottom of page