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ICT施工では、地上レーザースキャナ、写真測量、UAV測量、モバイル計測、車載計測などで取得した点群を、設計照査、土量算出、出来形管理、施工計画、現場説明に活用する場面が増えています。点群は現場を面的に把握できる便利なデータですが、取得した直後の点群には、草木、重機、人、仮設材、水面の反射、雨や粉じん、計測姿勢の乱れ、重複点、孤立点など、施工判断に不要な情報が含まれることがあります。こうしたノイズを適切に処理しないまま使うと、見た目は整っていても、設計面との差分、土量、出来 形評価、施工範囲の判断に誤差が入り込むおそれがあります。
一方で、ノイズを消しすぎる処理も危険です。本来残すべき法肩、法尻、構造物端部、段差、排水勾配、舗装端部、地盤の微妙な起伏まで削ってしまうと、現場の実態から離れた点群になります。ICT施工の点群ノイズ処理では、単に点群を軽くすることや見た目を整えることではなく、施工判断に必要な形状を残しながら、不要な点を整理する考え方が重要です。
目次
• ICT施工で点群ノイズ処理が重要になる理由
• 手順1 取得条件とノイズの種類を確認する
• 手順2 元データを保全して処理方針を決める
• 手順3 粗いノイズを先に除去して全体形状を整える

