top of page

14条地図GeoJSONとは?初心者が最初に知る7つの基本

タイマーアイコン.jpeg
この記事は平均6分45秒で読めます
万能の測量機LRTKの説明

著者: LRTKチーム

14条地図GeoJSONは、土地の筆界や地番に関係する図面データを、地理空間データとして扱いたい実務担当者が最初に理解しておきたいテーマです。土地調査、不動産調査、用地確認、設計前の下調べ、現地確認の準備などで役立つ一方、データの意味や精度、使える範囲を誤解すると、境界確定や測量成果の代わりのように扱ってしまう危険があります。この記事では、geojson 14条地図で検索する初心者の方に向けて、14条地図GeoJSONを実務で扱う前に押さえたい基本を7つに分けて解説します。


目次

14条地図GeoJSONとは何か

14条地図と地図に準ずる図面の違い

GeoJSONで扱うと何が便利になるのか

データに含まれる主な情報

地図上に重ねる前に確認すべき座標と精度

実務での主な使い方と注意点

現地確認と組み合わせて活用する考え方

まとめ


14条地図GeoJSONとは何か

14条地図GeoJSONとは、一般に、不動産登記法第14条に関係する登記所備付地図データを、地図アプリケーションやGISで扱いやすいGeoJSON形式にしたものを指して使われることが多い言葉です。厳密には、登記所に備え付けられている元データの形式と、利用者が閲覧や分析のために扱うGeoJSON形式は分けて考える必要があります。元データは地図XMLフォーマットとして公開され、そこからGeoJSON形式やシェープファイル形式に変換されたデータが利用される場面があります。


ここで注意したいのは、14条地図GeoJSONという呼び方が、必ずしも正式な法令用語として使われているわけではない点です。法務省が公開する登記所備付地図の電子データは、不動産登記法第14条第1項に規定する地図と、同条第4項に規定する地図に準ずる図面に係る電子データを含みます。実務や解説記事では、それらをまとめて14条地図データ、登記所備付地図データ、14条地図GeoJSONなどと呼ぶことがありますが、内容を確認するときは、第1項地図なのか、地図に準ずる図面なのかを区別することが大切です。


不動産登記法第14条第1項の地図は、土地の区画を明確にし、地番を表示するための地図です。ここでいう筆とは、登記上の土地の単位です。土地の所有者、地番、地目、地積などを確認する際には登記記録が関係しますが、地図データでは主に土地の位置関係や形状を視覚的に把握するために使われます。つまり、14条地図GeoJSONは、登記上の土地のまとまりを地図上で確認する入口になるデータだと考えると理解しやすいです。


ただし、14条地図GeoJSONを見れば、すべての土地境界が正確に現地と一致すると考えるのは危険です。公開される登記所備付地図データには、第14条第1項の地図に係るデータだけでなく、地図に準ずる図面に係るデータも含まれます。さらに、同じ地図データでも、作成時期、地域、測量方法、座標の有無、整備状況によって、現地との一致度や利用できる範囲に差があります。そのため、14条地図GeoJSONは、現地作業や権利調査の前に土地の概況を把握するための便利な材料であり、確定的な境界判断の根拠として単独で使うものではありません。


GeoJSONは、図形情報と属性情報をひとまとまりにして扱えるデータ形式です。土地の一区画を多角形として表し、その多角形に地番などの情報を持たせることができます。紙の公図や画像化された図面では、目で見て読み取る作業が中心になりますが、GeoJSONでは、地図画面に重ねたり、範囲を絞ったり、他の地理データと比較したりしやすくなります。初心者の方は、まず登記所備付地図データは土地の図面情報に関係するもの、GeoJSONはそれをデジタル地図上で扱いやすくする形式、と分けて理解するとよいです。


実務担当者が最初に意識すべきことは、14条地図GeoJSONは便利な可視化データであると同時に、元となる図面の性質を引き継いでいるという点です。データ形式が現代的になっても、元図の精度や位置の考え方が自動的に高精度になるわけではありません。GeoJSONに変換されたからといって、すべての筆界が測量済みの正確な座標を持つとは限りません。この前提を押さえておくことで、土地調査や現場確認での使い方を大きく誤りにくくなります。


14条地図と地図に準ずる図面の違い

14条地図GeoJSONを理解するうえで、最初につまずきやすいのが、14条第1項地図と地図に準ずる図面の違いです。どちらも登記所備付地図データとして扱われることがありますが、意味や精度、現地との結び付きは同じではありません。実務では、両者をまとめて公図のように呼ぶ場面もありますが、データ活用の場面では区別して考える必要があります。


不動産登記法第14条第1項に基づく地図は、土地の区画を明確にし、地番を表示するものです。地籍調査や土地区画整理など、測量成果に基づいて整備されたものが多く、公共座標系の情報を持つ場合は、一般的な地図や航空写真などに重ねて位置を確認しやすいという特徴があります。もちろん、作成時期や地域によって差はありますが、実世界の位置と結び付けて使える可能性が高いデータといえます。


一方、地図に準ずる図面は、14条第1項地図が備え付けられるまでの間に備え付けることができる図面です。土地ごとに土地の位置、形状、地番を表示するものですが、必ずしも現代的な測量成果に基づく正確な座標を持っているとは限りません。古い図面をもとにしている場合や、任意座標で作られている場合もあります。任意座標とは、実世界の緯度経度や公共座標系と直接結び付いていない座標のことです。この場合、GeoJSON形式に変換しても、背景地図上の正しい位置にそのまま重ねられないことがあります。


初心者が誤解しやすいのは、GeoJSONになっているデータなら必ず現在の地図にぴったり重なると思ってしまう点です。実際には、14条第1項地図のように実世界の位置座標を持つデータであれば、地図への重ね合わせに使いやすい一方、地図に準ずる図面のように位置座標を持たないデータでは、形状は見えても正しい場所に配置できないことがあります。変換後の見た目だけで判断せず、元データの分類を確認することが重要です。


また、14条第1項地図であっても、現地の境界標や最新の測量成果と完全に一致するとは限りません。土地は分筆、合筆、道路整備、河川改修、造成、区画整理などによって状況が変化します。登記情報や図面の更新には時間差が生じることもあります。したがって、14条地図GeoJSONは、現地確認や関係資料の確認を効率化するための基礎資料であり、現地の境界を最終判断するためには、測量図、登記記録、境界確認書、現地の杭や鋲、関係者確認などを総合して見る必要があります。


実務では、まず対象地周辺のデータが14条第1項地図なのか、地図に準ずる図面なのかを確認し、そのうえで地図上に重ねる用途に使えるか、形状確認にとどめるべきかを判断します。この区別を最初に行うだけで、後工程の手戻りを減らしやすくなります。特に用地調査や設計の下準備では、データを過信せず、どの程度の精度で使える資料なのかを関係者間で共有しておくことが大切です。


GeoJSONで扱うと何が便利になるのか

14条地図に関係するデータをGeoJSONで扱う大きな利点は、紙や画像の図面では難しかった検索、重ね合わせ、抽出、共有がしやすくなることです。土地の形状をデジタルの図形データとして扱えるため、対象範囲だけを表示したり、周辺筆との関係を確認したり、道路や建物、航空写真、地形データなどと重ねて概況を把握したりできます。これは、現場に行く前の準備や、関係者への説明資料作成に役立ちます。


紙の図面では、対象地を探すだけでも時間がかかることがあります。地番を頼りに周辺を追い、道路や水路、隣接地との関係を目視で読み取る必要があります。GeoJSON化されたデータであれば、地図画面上で範囲を絞り、対象地周辺を拡大しながら確認できます。属性情報が整っていれば、地番を手がかりに検索したり、特定の区域内にある筆を抽出したりすることも可能です。作業の入口である、どこに何があるかを把握する時間を短縮できる点は、実務上の大きなメリットです。


また、GeoJSONは点、線、面の図形と属性を一体で持てるため、土地の筆界を面データとして扱いやすい特徴があります。土地の外周を多角形として表示し、そこに地番などの情報を持たせることで、単なる画像よりも扱いやすくなります。必要に応じて、対象筆だけ色を変える、周辺筆を薄く表示する、計画範囲と重ねる、といった表現もできます。これにより、図面に慣れていない関係者にも説明しやすくなります。


さらに、GeoJSONは多くの地理情報ツールで読み込みやすい形式です。特定の専用環境に依存せず、汎用的な地図データとして受け渡ししやすいことも利点です。ただし、ファイルサイズが大きくなると表示が重くなる場合があります。全国や広域のデータを一度に読み込むのではなく、市区町村、町丁目、事業範囲、調査対象地周辺など、目的に応じて範囲を分けて扱う方が実務では安定します。


一方で、GeoJSONで扱いやすくなることと、法的な意味で境界が確定することは別です。デジタル地図にきれいに重なると、正確なデータのように見えますが、表示の美しさと境界の確実性は同じではありません。見た目が整っていて、航空写真と重なっているように見えても、元図の精度や作成時期によっては誤差を含みます。初心者ほど、画面上の見た目に引っ張られて判断しがちなので、データの由来と用途を常に確認することが大切です。


実務で便利に使うためには、GeoJSONを判断を早めるための資料として位置付けるのがよいです。対象地の位置を把握する、隣接筆を確認する、道路や水路との関係をつかむ、現地確認で見るべき箇所を洗い出す、関係者説明用の下図を作るといった用途では有効です。一方で、境界線そのものを確定する、面積を正式に算定する、権利関係を断定する、といった用途では、他の正式資料や専門的な確認が必要になります。


データに含まれる主な情報

14条地図GeoJSONに含まれる情報は、元データの内容や変換方法によって異なりますが、一般的には土地の筆を表す図形情報と、その筆に関係する属性情報で構成されます。図形情報は、地図上に表示される土地の形です。多くの場合、土地の一区画が面として表現され、外周線によって筆の形状が示されます。属性情報には、地番や図面の分類、座標系に関する情報、行政区域に関係する情報などが含まれることがあります。


初心者がまず注目すべき属性は、地番に関係する情報です。地番は土地を登記上識別するための番号であり、住所とは異なる場合があります。現地で使われている住居表示や建物の所在地表示と、登記上の地番が一致しないことは珍しくありません。そのため、14条地図GeoJSONで対象地を探すときは、住所だけで探すのではなく、登記情報や地番を確認しながら照合することが重要です。住所と地番の違いを理解しないまま作業すると、隣地や別の筆を対象地と勘違いするおそれがあります。


次に確認したいのが、図面の分類です。データが14条第1項地図に基づくものなのか、地図に準ずる図面にあたるものなのかによって、地図上での重ね合わせの信頼性が変わります。分類情報が確認できる場合は、最初に見ておくべきです。もし分類が不明なまま作業する場合は、データを過信せず、形状や位置関係を把握する参考資料として扱う必要があります。


座標に関する情報も重要です。公共座標系に基づくデータであれば、地図上の位置に重ねやすくなります。一方、任意座標系のデータでは、図形としては表示できても、実際の地図上の正しい場所に置けない場合があります。GeoJSON形式そのものは地理座標を表現できますが、元データが実世界の位置と結び付いていなければ、変換しても正しい重ね合わせはできません。初心者の方は、GeoJSONだから位置が正しいのではなく、元データに正しい位置情報がある場合に、GeoJSONとして地図上で扱いやすくなると理解しておくとよいです。


また、データには抽出時点や作成時点に関する情報が関係する場合があります。土地の分筆や合筆、地番変更、行政区画の変更などが行われていると、現在の登記情報や現地状況と差が生じることがあります。古い時点のデータをもとにしている場合、最近の開発や道路整備が反映されていないこともあります。実務で使う際には、データの時点を確認し、現在の登記情報や現地状況と照合する意識が必要です。


さらに、GeoJSONに変換されたデータは、属性名や構造が利用環境によって異なることがあります。たとえば、地番に関する項目名、図形を識別する項目名、地図分類を示す項目名などが、変換方法によって違う場合があります。表計算ソフトや地図表示ソフトで属性を確認する場合は、項目名だけで意味を決めつけず、サンプルを見ながら何を表しているか確認することが大切です。特に複数地域のデータをまとめて扱う場合は、項目の有無や表記揺れにも注意が必要です。


地図上に重ねる前に確認すべき座標と精度

14条地図GeoJSONを地図上に重ねる前に、必ず確認したいのが座標と精度です。地図データは、画面上に表示できるだけでは十分ではありません。実際の場所に正しく重なるか、どの程度の誤差を含む可能性があるか、どの用途まで使えるかを判断する必要があります。特に、土地境界や用地範囲に関わる実務では、この確認を省くと大きな誤解につながります。


まず確認すべきなのは、対象データが実世界の座標を持っているかどうかです。公共座標系や緯度経度に変換可能な座標を持つデータであれば、背景地図や航空写真、道路データ、現地測量データなどと重ねることができます。これに対して、任意座標系の図面は、図形の形状や筆同士の位置関係は表せても、現実の地図上のどこに置けばよいかが明確ではありません。このようなデータを無理に地図へ重ねても、正しい位置確認には使えません。


次に、背景地図と重なっているように見える場合でも、すぐに正確だと判断しないことが大切です。航空写真や道路地図にも表示誤差がありますし、撮影時期や整備時期の違いもあります。14条地図側にも、作成時期や測量方法に由来する誤差が含まれることがあります。複数のデータが完全に一致しない場合、どちらか一方が必ず間違っているとは限りません。データの目的、作成時点、精度の違いを考えながら見る必要があります。


実務では、最初に広域で重ねてみて、明らかな位置ずれがないかを確認します。道路、水路、街区の形、筆界の並びなどを見て、全体として自然な位置にあるかを確認します。次に対象地周辺を拡大し、隣接筆や道路境界との関係を確認します。このとき、細かな線の一致だけに注目するのではなく、周辺全体の整合性を見ることが大切です。局所的に合っているように見えても、広域ではずれていることがありますし、その逆もあります。


座標変換を行う場合は、変換前後の座標系を取り違えないよう注意が必要です。地理空間データでは、同じ場所でも座標の表し方が複数あります。緯度経度、平面直角座標、地域ごとの座標系などがあり、設定を誤ると大きく位置がずれることがあります。初心者が地図に読み込んだときに、データが海上に表示されたり、全く別の地域に出たりする場合は、座標系の指定や変換に問題があることが多いです。表示されない場合も、データが壊れているのではなく、座標の範囲や形式が合っていない可能性があります。


精度の確認では、用途との関係を考えることが重要です。たとえば、対象地の周辺状況を把握する、隣接地番を確認する、現地調査の動線を考えるといった用途であれば、多少のずれを理解したうえで有効に使える場合があります。一方、境界杭の位置を決める、施工位置を確定する、正式な面積を算出する、といった用途では、14条地図GeoJSONだけでは不十分です。用途に対して必要な精度を先に決め、その精度を満たす資料かどうかを判断することが必要です。


実務での主な使い方と注意点

14条地図GeoJSONは、さまざまな実務の下準備に活用できます。代表的なのは、対象地の周辺筆を確認する作業です。土地の所在地や地番が分かっている場合、対象筆だけでなく、隣接する筆、道路や水路に接する部分、細長い残地の有無、複数筆にまたがる利用状況などを事前に確認できます。現地に行く前に土地の並びを把握しておけば、現場で見るべき箇所を整理しやすくなります。


用地調査では、計画範囲と筆界の関係を見るための下図として使えます。道路拡幅、造成、施設配置、仮設計画などでは、計画線がどの筆にかかる可能性があるかを初期段階で把握することが重要です。14条地図GeoJSONを計画範囲と重ねることで、関係しそうな地番を洗い出し、追加調査の優先順位を付けやすくなります。ただし、この段階で判明するのはあくまで可能性であり、正式な用地境界や権利範囲を確定するものではありません。


不動産調査や土地評価の下準備でも有効です。対象地の形状、接道状況、隣接地との関係、土地のまとまり方などを視覚的に確認できます。公的な資料や現地写真、登記情報、都市計画に関する資料などと合わせて見ることで、机上調査の精度を上げられます。特に、地番が複雑に入り組んでいる地域や、古い市街地、農地と宅地が混在する地域では、紙の図面だけで追うよりも効率よく全体像を把握できます。


一方で、注意点も多くあります。まず、14条地図GeoJSONから読み取れる筆界と、現地で見える塀、道路、側溝、フェンス、建物外壁などが一致するとは限りません。現地の利用境界と登記上の筆界がずれていることがあります。塀やフェンスがあるからといって、そこが筆界とは限りませんし、逆に筆界が現地に明確な構造物として現れていないこともあります。地図データと現地利用の違いを意識して確認する必要があります。


次に、面積の扱いにも注意が必要です。GeoJSONの図形から面積を計算できる場合がありますが、それを正式な登記面積や測量面積の代わりにしてはいけません。座標系、図形の精度、元図の性質、変換処理の方法によって、計算結果は変わります。初期検討の概算として使う場合でも、正式資料とは区別して扱う必要があります。報告書や社内資料に使う場合は、概況確認用、机上確認用など、用途が分かる表現にしておくと誤解を防げます。


さらに、データの範囲管理も重要です。広域データを扱うと、ファイルが重くなり、表示や検索に時間がかかることがあります。実務では、必要な市区町村や対象地周辺に範囲を絞り、作業用データとして分けておくと扱いやすくなります。また、元データ、変換後データ、編集後データを混同しないよう、ファイル名や保存場所を整理しておくことも大切です。誰が、いつ、どのデータを、どの条件で変換したのかが分からなくなると、後から検証しにくくなります。


社内や関係者と共有する場合は、データの見せ方にも配慮が必要です。画面上で境界線がはっきり表示されると、受け取った人が確定境界のように受け止めてしまうことがあります。そのため、説明資料に使う際は、土地の概況確認用であること、現地や正式資料との照合が必要であることを明記した方が安全です。特に土地所有者、発注者、施工関係者など、立場の異なる人に見せる場合は、誤解を招かない表現を心がける必要があります。


現地確認と組み合わせて活用する考え方

14条地図GeoJSONは、机上調査だけで完結させるためのものではなく、現地確認を効率化するための資料として使うと効果を発揮します。現地に行く前に対象筆と周辺筆の関係を把握し、どの道路から入るのか、どの境界付近を重点的に見るのか、隣接地との関係で注意すべき点はどこかを整理できます。準備なしで現地に行くよりも、確認漏れや写真の撮り忘れを減らしやすくなります。


現地確認では、まず机上で見た筆界と現地の構造物を照らし合わせます。道路、側溝、擁壁、塀、フェンス、水路、法面、建物、境界標らしきものなどを確認し、地図データ上の線と現地の状況がどの程度対応しているかを見ます。このとき、合っているか合っていないかをその場で断定するのではなく、対応していそうな箇所、ずれて見える箇所、判断できない箇所を分けて記録することが大切です。


写真を撮る場合は、対象物だけでなく周辺状況も分かるように残すと後で役立ちます。境界標らしきものを拡大して撮るだけでは、どの位置にあったのか分からなくなることがあります。遠景、中景、近景を組み合わせ、道路や建物など位置の手がかりになるものと一緒に記録すると、机上データとの照合がしやすくなります。14条地図GeoJSONを事前に確認しておけば、撮影すべき境界付近や隣接関係をあらかじめ整理できます。


また、現地で得た情報をデジタル地図に戻すことも有効です。確認した地点、写真の撮影位置、注意箇所、ずれが疑われる箇所などを地図上に記録すれば、後日の確認や関係者への共有がしやすくなります。机上の14条地図GeoJSONと現地記録を重ねて見ることで、単なる図面確認から、実際の現場状況を踏まえた判断材料へと発展させることができます。


ただし、現地確認を行っても、境界を確定するには専門的な手続きや関係者確認が必要になる場合があります。境界標が見つかったとしても、それが現在の有効な境界を示すものかどうかは、資料や関係者の確認なしには断定できません。古い杭、移動した可能性のある標識、工事用の仮杭、所有者が任意に設置した目印などもあり得ます。14条地図GeoJSONと現地写真の組み合わせは有力な確認材料になりますが、最終判断には慎重さが求められます。


実務担当者にとって重要なのは、14条地図GeoJSONを現地を見る前の地図としてだけでなく、現地で得た情報を整理する土台として活用することです。事前確認、現地確認、記録整理、関係者共有という流れの中に組み込むことで、データの価値が高まります。特に、複数人で現地を見る場合や、後から別担当者が引き継ぐ場合には、地図上に確認結果を残しておくことが大きな助けになります。


まとめ

14条地図GeoJSONは、土地の筆界や地番に関係する図面情報をデジタル地図上で扱いやすくするための有用なデータです。対象地の位置関係を把握し、隣接筆や道路、水路、計画範囲との関係を確認するうえで、紙の図面や画像だけでは得にくい作業効率をもたらします。土地調査、用地確認、不動産調査、設計前の下準備、現地確認の計画づくりなど、さまざまな場面で活用できます。


一方で、14条地図GeoJSONを正しく使うには、元となる図面の性質を理解する必要があります。14条第1項地図と地図に準ずる図面では、位置情報の有無や地図上での重ね合わせの信頼性が異なります。GeoJSON形式に変換されたからといって、すべてのデータが正確な現地座標を持つわけではありません。見た目が分かりやすくなった分、かえって過信しやすくなる点に注意が必要です。


初心者が最初に押さえるべき基本は、14条地図GeoJSONを境界確定の資料として単独で使うのではなく、概況把握と確認作業の効率化に使うという考え方です。対象筆を探す、周辺筆を確認する、現地で見るべき箇所を整理する、関係者に分かりやすく説明する、といった用途では役立ちます。しかし、正式な境界判断、面積確定、権利関係の断定には、登記情報、測量成果、現地確認、関係者確認などを組み合わせる必要があります。


実務で成果につなげるには、机上のGeoJSONデータと現地の記録を結び付けることが重要です。地図上で確認した筆界を現地で見て、写真やメモ、位置情報を残し、再び地図上で整理することで、単なる閲覧データから実務に使える確認資料へと変わります。土地や境界に関する業務では、事前準備と現地確認の質がその後の判断を左右します。


14条地図GeoJSONをより実務的に活用したい場合は、現地で取得する位置情報や写真、点群などの記録と組み合わせることが次のステップになります。机上で確認した筆界や注意箇所を、現場で記録し、後から地図データと重ねて整理できれば、調査や報告の精度を高めやすくなります。ただし、その場合も、現地記録やデジタルデータは境界確定そのものではなく、判断材料の一つとして位置付けることが大切です。


LRTKで現場の測量精度・作業効率を飛躍的に向上

LRTKシリーズは、建設・土木・測量分野における高精度なGNSS測位を実現し、作業時間短縮や生産性の大幅な向上を可能にします。国土交通省が推進するi-Constructionにも対応しており、建設業界のデジタル化促進に最適なソリューションです。

LRTKの詳細については、下記のリンクよりご覧ください。

 

製品に関するご質問やお見積り、導入検討に関するご相談は、

こちらのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。ぜひLRTKで、貴社の現場を次のステージへと進化させましょう。

bottom of page