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道路、造成、排水、法面整形など、線形に沿って施工や出来形確認を進める現場では、図面だけを頼りに位置を追うやり方に限界があります。測点を見落としたり、現在地がどの断面に相当するのか迷ったり、中心線からの離れを頭の中で換算したりする場面が続くと、作業はどうしても遅くなります。そうした負担を減らすうえで役立つのが線形ナビです。線形ナビを使うと、あらかじめ用意した線形情報と現在位置を重ねながら、どの地点にいるのか、どの方向へ移動すべきか、どれだけ離れているのか を現場で把握しやすくなります。
ただし、線形ナビは起動すればすぐに正しく使える機能ではありません。線形データの整え方、座標系の合わせ方、誘導画面の見方、現場での初期確認など、いくつかの基本を押さえてはじめて実務で役立つ状態になります。操作自体はそれほど難しくなくても、前提条件がそろっていないまま使うと、案内がずれて見えたり、測点の対応が合わなかったりして、かえって判断を誤る原因にもなります。現場で迷わず使うためには、設定手順と確認ポイントを一連の流れとして理解しておくことが大切です。
目次
• 線形ナビとは何か
• 線形ナビを使う前に整理したい前提条件
• 設定手順1 線形データと測点情報を整える

