目次
• 既設擁壁撤去で裏込め土を分ける重要性
• 手順1 撤去前に既設擁壁と背面地盤の範囲を記録する
• 手 順2 裏込め土の区分と判定基準を先に決める
• 手順3 撤去と掘削の段階で土砂を混ぜずに分ける
• 手順4 仮置き場ごとに計測して移動履歴を残す
• 手順5 再利用量と搬出量を施工区切りごとに照合する
• 裏込め土の数量差が発生しやすい原因
• 土量管理と品質管理を同時に進める方法
• 現場で共有しておきたい記録項目
• まとめ
既設擁壁撤去で裏込め土を分ける重要性
既設擁壁の撤去工事では、コンクリートや石材などの構造物だけでなく、擁壁背面の裏込め材、埋戻し土、排水用の粒状材料、原地盤の土砂なども動きます。これらを区別せずに一括管理すると、場内で再利用できる可能性がある数量、場外搬出を検討する数量、新設擁壁で新たに必要となる材料数量を整理しにくくなります。
既設擁壁の背面は、必ずしも均一な材料で構成されているとは限りません。施工時期、構造形式、補修履歴、排水施設、周辺工事の影響によって、同じ擁壁の背面でも材料や含水状態が変化している場合があります。上部に一般的な埋戻し土、壁面付近に粒状材料、下部や排水施設周辺に細粒分を含む湿潤土が確認されることもあります。
撤去中には、コンクリート片、鉄筋、管材、木片、シート類などが土砂へ混入する可能性があります。見た目が土であっても、異物を含む材料をそのまま新設擁壁の裏込めや埋戻しへ使用できるとは限りません。一方で、再利用の可能性がある材料まで無条件に混合物として扱えば、選別や確認によって利用できた材料を搬出することになりかねません。
ただし、現場で設定する「再利用候補土」「異物混入土」といった名称は、施工管理上の仮区分です。法令上の建設発生土、建設汚泥、建設廃棄物などの取扱いを置き換えるものではありません。土砂にコンクリート片や廃材が混在する場合、場外へ搬出する場合、異常な臭気や油膜が認められる場合は、設計図書、契約条件、関係法令、発注者や元請の手続に従って個別に確認する必要があります。
現場で土量管理を行う目的は、掘削した土の総量だけを求めることではありません。どの場所から、どのような状態の材料が、どれだけ発生し、どこへ仮置きされ、選別や判定を経て、どの用途へ移ったかを追跡できる状態にすることが重要です。
既設擁壁撤去後の裏込め土は、発生源と行き先の対応が崩れやすい材料です。撤去材と土砂が近接して発生し、施工ヤードが限られ、掘削直後から仮置きや搬出が進むためです。記録を後回しにすると、仮置きされた土がどの区画から発生したものか分からなくなります。
また、土は地山、掘りほぐし、仮置き、運搬、締固めの各状態で体積が変化します。撤去前後の地形差から求めた数量と、仮置き山の体積や締固め後の完成体積が同じになるとは限りません。降雨、排水、沈下、機械走行による押し広げも数量差に影響します。
したがって、状態の異なる数量を単純に加減して「合う」「合わない」と判断するのは適切ではありません。計測した状態、基準面、対象範囲、計測時点を明記し、同じ条件で比較できる数量と、参考値として扱う数量を分けます。
こうした特徴を踏まえると、撤去後に土砂を見ながら分類を考えるのでは遅くなります。撤去前の調査段階から、施工安全を優先した撤去手順、材料区分、仮置き場所、計測方法、品質確認、再利用、搬出の流れを決め、施工中も同じルールを維持することが必要です。
手順1 撤去前に既設擁壁と背面地盤の範囲を記録する
最初の手順は、既設擁壁を撤去する前に現況を記録し、土量を比較する基準をつくることです。撤去が始まると、擁壁天端、壁面位置、背面地盤、排水施設などが失われるため、元の状態を正確に確認できなくなります。
記録作業に先立ち、擁壁の安定性、背面地盤の亀裂、湧水、沈下、周辺構造物への影響、重機の作業範囲を確認します。現況測量や近接確認のために不安定な場所へ立ち入らず、必要な立入禁止、監視、土留め、切り回し、段階施工などを施工計画で検討します。土量把握の都合を優先して、安全上必要な掘削順序や仮設措置を変更してはいけません。
まず、既設図面、施工記録、補修履歴、現況測量の結果を照合します。既設図面が残っていても、実際の施工形状や現在の地形が図面どおりとは限りません。擁壁の延長、高さ、天端位置、前面地盤高、背面地盤高、折れ点、端部の納まりなどは、現地で確認した情報と区別して整理します。
擁壁背面の地盤は、天端付近だけでなく、施工に伴って掘削する可能性がある範囲まで記録します。新設擁壁の施工幅、基礎掘削幅、重機配置、仮設法面、土留め、排水処理、作業空間を考慮すると、既設擁壁の直背面より広い範囲を掘削する場合があります。
ここで重要なのは、既設擁壁の撤去に直接必要な掘削と、新設構造物の施工に必要な掘削を分けて考えることです。施工ヤード確保、法面や掘削面の安定確保、既設基礎の取出し、排水処理などに伴う追加掘削も、理由と範囲を分けて記録します。
すべてを「擁壁撤去に伴う掘削土」としてまとめると、当初計画より土量が増えた理由を説明しにくくなります。設計断面内の数量、施工方法により追加された数量、現地条件の変化により発生した数量を区分すれば、変更の経緯を追いやすくなります。
測量では、擁壁の延長方向に適切な間隔で断面や計測点を設定し、前面地盤、壁面、天端、背面地盤の位置関係を記録します。擁壁の高さや方向が変わる場所、端部、折れ点、背面地盤に段差がある場所では、通常の 間隔に加えて変化点を押さえます。
計測間隔は一律に決めるのではなく、地形の複雑さ、要求される数量精度、使用する計測方法に合わせます。間隔が粗すぎると、局所的な膨らみ、くぼみ、段差が平均化され、実際の数量との差が大きくなることがあります。反対に、必要以上に細かくしても管理できなければ、計測範囲や点名の混乱につながります。
既設擁壁背面の材料構成を推定するため、目視できる情報も記録します。天端付近に粒状材料が露出しているか、排水孔周辺に細粒分流出の跡がないか、背面地盤に沈下や陥没がないか、過去の掘り返し跡が見られないかを確認します。
排水孔周辺の流出跡や背面地盤の陥没は、裏込め材の状態変化や空洞の可能性を検討する手掛かりになります。ただし、外観だけで内部状態を断定せず、撤去時に確認する重点位置として記録します。
撤去前に算出する裏込め土量は、既設図面や現況形状から求めた計画上の数量です。既設擁壁の内部構造や背面材料の境界は、実際に撤去しなければ判明しないことがあります。撤去前数量を確定値として扱わず、撤去後の地形、施工記録、仮置き量と比較する基準値として位置付けます。
計画値と実績値を分けておけば、数量が増減した際に、既設形状の違い、施工範囲の変更、材料区分の変更、計測条件の違いを検討できます。途中で計画値を実績に合わせて上書きすると、当初との差と変更理由が見えなくなります。
撤去前の記録には、計測日、計測範囲、基準点、座標系、高さの基準、計測方法、施工区画名を残します。撤去後にも同じ基準を使用できるようにしておくことが、数量比較の前提です。基準点が工事で失われる可能性がある場合は、影響を受けにくい位置へ確認点を設けます。
手順2 裏込め土の区分と判定基準を先に決める
二つ目の手順は、撤去によって発生する材料の管理区分を事前に決めることです。材料が出てから担当者ごとに判断すると、同じ土が異なる名称で記録されたり、異なる状態の土が同じ仮置き場へ運ばれたりします。
施工管理上は、再利用候補土、既設背面の粒状材料、異物混入土、高含水の保留土、構造物片を含む混合物などに分ける方法があります。ただし、区分数は現場の規模、仮置き場の広さ、材料の行き先、品質確認の方法に合わせて設定します。
区分を細かくしすぎると、仮置き場所、表示、記録、計測の負担が増えます。現場で維持できない区分は、詳細であっても機能しません。反対に、区分が粗すぎると、再利用の可能性がある土、排水用途を想定した粒状材料、異物を含む材料が混ざり、後工程で分離できなくなります。
区分を決めるときは、材料の見た目だけでなく、予定する用途を考えます。新設擁壁の裏込め、一般的な埋戻し、場内の仮設用途では、設計上求められる粒度、締固め特性、排水性、最大粒径、異物の有無などが異なる場合があります。
再利用候補土は、撤去時点で使用を確定する区分ではありません。外観が良好でも、設計図書や施工条件に適合するかは別の問題です。必要に応じて、土質分類、含水状態、粒度、締固め特性などを確認し、発注者や監督員との協議、承認手続を経て使用対象とします。
既設背面の粒状材料も、見た目だけで排水層へ再利用できるとは限りません。長期間の供用で細粒分が混入している場合、土砂やコンクリート片、シート類が混ざっている場合、粒度が設計条件と合わない場合があります。回収できたことと、新設構造物へ使用できることを分けて判断します。
異物混入土は、何を異物として扱うかを共有します。コンクリート片、鉄筋、木片、金属片、管材、シート類などが考えられますが、現場で安全に除去できる少量の異物と、選別設備や別処理が必要な混合物では扱いが異なります。
異物を含む材料を単純に「土」として扱うと、場外搬出や再利用時の処理区分を誤るおそれがあります。一方、異物が数個見つかっただけで全量を直ちに使用不可と断定するのも適切ではありません。異物の種類、量、分布、除去可能性、用途条件を確認し、施工管理上の区分と法令上の取扱いを整理します。
高含水土も、一律に使用できない土として扱うのではなく、状態を区別します。降雨直後に表面が湿った土と、湧水や長期間の浸透水によって軟弱化し、練り返された土では、その後の取扱いが異なります。
一時的な湿潤であれば、水切り、排水、適切な仮置きによって状態が変化する可能性があります。しかし、状態が変わった後は再度確認し、当初の目視判定だけで再利用を決めないようにします。必要な性能を満たせない場合は、用途変更、改良、搬出などを検討します。
管理区 分には、誰が見ても意味が分かる名称を付けます。「良質土」「不良土」のような主観的な名称では、判断基準が担当者によって変わります。「背面再利用候補土」「既設粒状材料」「異物混入保留土」「高含水保留土」「構造物混合物」など、発生場所と状態が分かる名称が適しています。
各区分には、判定基準、仮置き場所、表示方法、計測時期、確認責任者、予定する行き先を関連付けます。分類名だけを決めても、運搬先や保留時の対応が決まっていなければ、積込み担当者や運搬担当者は判断できません。
区分の変更方法も事前に決めます。再利用候補土が確認後に使用対象となる場合、使用できないと判断される場合、異物を選別して別区分へ変更する場合があります。
区分変更時に元の数量を削除して書き換えると、材料の履歴が失われます。いつ、どの仮置き場の、どれだけの量を、どの区分からどの区分へ変更したかを振替として記録します。
例えば、再利用候補土百立方メートルのうち、確認と選別の結果、八十立方メートルを使用対象、二十立方メートルを別処理対象とした場合、元の百立方メートルを残したまま両方を新規発生量として加えると二重計上になります。元区分から減らし、新区分へ移す処理が必要です。
区分方法は、撤去担当、掘削担当、運搬担当、仮置き場管理担当、測量担当、品質管理担当へ共有します。現場で土を分ける人と数量を集計する人が異なる場合、名称、境界、保留条件の認識を一致させます。
手順3 撤去と掘削の段階で土砂を混ぜずに分ける
三つ目の手順は、既設擁壁の撤去と背面掘削を進めながら、発生した材料を可能な範囲で分離することです。仮置き後に選別するより、発生位置で分けるほうが管理しやすく、再利用候補土への異物混入を抑えやすくなります。
撤去作業では、擁壁や背面地盤の安定、周辺構造物への影響、重機と作業員の接触防止、崩壊や落下の危険を評価し、安全な施工手順を優先します。そのうえで、構造物、背面土、粒状材料、基礎周辺土を、施工可能な範囲で順序立てて扱います。
擁壁全体を一度に崩し、背面土とコンクリートを混ぜると、後から土砂だけを分ける作業が増えます。ただし、分別を優先して不安定な擁壁を残したり、危険な位置で人力選別を行ったりしてはいけません。安全上必要な撤去単位の中で、重機の作業順序や積込み先を工夫します。
擁壁上部の撤去時には、背面土が崩れ込む可能性があります。コンクリート片の落下範囲と土砂の掘削範囲が重なる場合は、撤去材を回収する区画と背面土を掘削する区画を小さく分け、土留めや掘削面の状態を確認しながら進めます。
構造物の小割りや破砕を行う場所も重要です。再利用候補土の近くで破砕すると、細かなコンクリート片 が飛散したり、機械の走行で土砂へ押し込まれたりします。撤去材を扱う場所と土砂を扱う場所を分け、排水経路も確認します。
背面掘削では、土質や材料が変化する境界を観察します。上部の埋戻し土、壁面付近の粒状材料、下部の湿潤土、原地盤などが層状に分かれている場合があります。一度に大きく掘削すると境界が分からなくなるため、変化が予想される場所では段階的に掘削します。
排水孔、透水層、排水管の周辺では、土、砕石、管材、シート類がまとまって出る場合があります。これらを同じ運搬車両へ積むと、到着後に材料区分を分けにくくなります。排水施設周辺を一つの確認区画として扱い、構成材を確認しながら分離します。
既設擁壁の基礎周辺では、背面土だけでなく、前面地盤、基礎下の地盤、構造物に付着した土が同時に発生します。どこまでを既設裏込め土、基礎掘削土、新設工事の掘削土として扱うかを、図面と施工区画に対応させて統一します。
施工中に想定外の材料が確認された場合は、既存区分へ無理に入れず、一時保留として分けます。周囲と明らかに色が違う土、強い異臭がある土、油膜や油分が疑われる土、大量の廃材が混在する土、用途不明の埋設物がある場合は、通常の再利用候補土や一般搬出土へ混ぜません。
異常が疑われる場合は、必要に応じて作業範囲を区切り、流出や飛散を防ぎ、現場責任者へ報告します。発生位置、確認日時、外観、臭気や油膜の状況、周辺への広がりを記録し、発注者、元請、専門担当者等と調査や処理方法を確認します。見た目や臭いだけで汚染の有無や処理区分を断定せず、必要な調査結果に基づいて対応します。
一時保留とした材料は、他の土砂と接触しない場所へ置き、雨水による流出、重機走行による拡散、誤積込みを防ぎます。確認後に正式な区分へ変更するときは、変更履歴と判断根拠を残します。
積込み時は、一台または一回の運搬で複数区分を混ぜない運用を基本とします。少量だからといって再利用候補土の上へ異物混入土を追加すると、到着後に数量を分けられません。やむを得ず混載した場合は、混合物として記録し、元の各区分へ都合よく按分しないようにします。
運搬単位には、発生区画、材料区分、積込み時刻、運搬先を対応させます。一台ごとの実積載体積が分からない場合でも、区分別の回数を記録すれば、仮置き量や搬出量を照合する資料になります。
ただし、運搬回数へ一定の体積を掛けた数量を、そのまま確定値として扱うことには注意が必要です。同じ車両でも、材料の盛り方、含水状態、粒度、積載条件によって一回当たりの量が変わります。運搬回数は移動履歴の確認に使い、計量記録、仮置き場の計測、掘削前後の形状差と照合します。
擁壁の延長が長い現場では、施工区画を分けます。起点側、中間部、終点側のような大まかな表現だけでなく、測点範囲や区画番号を設定し、位置を特定できるようにします。
区画ごとに、撤去前の推定数量、実際の掘削範囲、発生材料、仮置き先を記録すれば、数量差が発生した範囲を絞り込めます。全延長を一つの数量として管理すると、差が判明しても原因を探す範囲が広くなります。
掘削途中に施工範囲が変わった場合は、変更前後の境界と理由を記録します。背面地盤の状態や安全確保のため計画より広く掘削した場合、その追加量を当初の裏込め土量へ単純に加えるのではなく、追加掘削として分けます。
発生源での分離を維持するには、作業指示を具体的にします。「土を分けて置く」という指示だけでは不十分です。その日に撤去する区画、予想される材料、運搬先、一時保留とする状態、判断者を共有します。
現場で土量管理を継続するには、細かい判断を一人へ集中させないことも大切です。区 分表示、運搬先、保留手順を明確にし、担当者が交代しても同じ運用を続けられる状態をつくります。
手順4 仮置き場ごとに計測して移動履歴を残す
四つ目の手順は、分離した土砂を区分ごとの仮置き場へ運び、形状を計測して保有量を確認することです。掘削量や運搬回数だけで管理すると、途中で土砂が移動したときや、仮置き山の形状が変化したときに現在量が分からなくなります。
仮置き場は、施工計画、排水、周辺への影響、重機動線、崩壊や流出の防止を確認したうえで設定します。各区分の境界が明確になるようにし、隣接する土砂山の裾が重ならないようにします。表示板だけに頼らず、区画線、離隔、仕切りなどを利用し、材料が混ざりにくい配置にします。
仮置き前には、可能な範囲で基礎地盤の形状を記録します。土砂を置いた後の表面だけを計測しても、元の地盤に傾斜や凹 凸があれば、体積算定の基準面が不明確になります。
特に、既存の盛土上、傾斜地、以前の仮置き跡へ土を置く場合は、基準となる地盤形状が複雑です。仮置き開始前の状態を残しておけば、後から基準面を推定する不確かさを減らせます。
仮置き場の計測時期も決めます。毎日の作業終了時、施工区画の撤去完了時、仮置き山が一定規模に達した時、最初の払出し前、搬出開始前後など、現場に合った区切りを設定します。
計測前に一部が再利用されたり搬出されたりすると、仮置き場の計測だけでは総発生量を確認できません。そのため、最初の払出し前に一度計測し、その後は入庫と払出しを記録します。
仮置き山を計測するときは、土砂の境界が分かる状態にします。周辺へ薄く広がった土、機械走行で押し広げられた土、山の間に落ちた土を どの区分に含めるかを統一します。
計測値には、対象区分、仮置き場所、計測日、計測方法、計測範囲、基準面、土砂の状態を記録します。同じ仮置き場を複数回測る場合、基準面や境界の設定が変わると数量差を比較しにくくなります。
測量による体積は、計測密度、地表の見え方、植生や水たまり、基準面の設定、点群や断面の処理方法によって不確かさが生じます。計測値を無条件に真値とせず、必要な精度に応じて計測方法を決め、同じ手順で繰り返せるようにします。
土砂の状態も重要です。掘りほぐした直後の土、雨を含んだ土、自重で沈下した土、重機で踏まれた土では体積が異なります。仮置き量を地山状態の数量と同じものとして扱わないようにします。
撤去前後の地形差から求めた掘削量と、仮置き山の体積が一致しないことがあ ります。これは必ずしも測量ミスではなく、掘削によるほぐれ、仮置き時の締まり方、含水状態、基準面の違いが影響している可能性があります。
一方、差が大きい場合は、計測範囲の漏れ、他区分への混入、未記録の払出し、仮置き前地盤の誤り、別工区からの入庫も確認します。体積状態の違いだけを理由に、すべての差を処理しないことが大切です。
仮置き中に異物を選別した場合は、選別前と選別後の数量関係を残します。再利用候補土からコンクリート片やシート類を取り除いた場合、取り除いたものにも質量や体積があります。
選別後の土量だけを記録すると、選別前の総量との差が不明になります。可能な範囲で選別物の数量や搬出記録を把握し、土砂から除いた量として整理します。ただし、付着土を含む混合物を無理に土と廃材へ按分せず、計測方法と不確かさを明記します。
仮置き場を変更する場合は、新規発生量ではなく場内移動として扱います。仮置き場Aから仮置き場Bへ土を移しても、現場全体の発生量は増えません。Aの現在量を減らし、Bへ移動量を加え、移動元と移動先を対応させます。
実務では、日報の運搬回数、週次資料の仮置き山数量、搬出記録の車両台数が、それぞれ総発生量へ加算されることがあります。これは同じ土を移動のたびに数える二重計上です。
各記録の役割を決めます。掘削前後の計測は発生範囲の確認、運搬記録は移動の追跡、仮置き計測は現在量の確認、搬出記録は最終的な行き先の確認に使います。総量の基準として採用する数量を一つに決め、他の記録は照合資料として扱います。
仮置き場の写真も継続して残します。写真は体積計測の代わりにはなりませんが、計測時の形状、区分表示、隣接する山との境界、異物の状態、降雨後の変化を確認する資料になります。
写真を撮る際は、全景だけでなく、区分表示と境界が同時に分かる構図を残します。撮影位置、撮影日、対象区分を対応させ、後からどの仮置き場か判断できるようにします。
計測後に土砂を追加した場合は、運搬回数から推定した増加量だけで長期間管理せず、適切な時点で再計測します。仮置き山は追加の積み方によって形が変わり、既存部分が押し締められることもあります。
仮置き場から土を少量ずつ使用する場合にも注意が必要です。作業ヤードの補修、仮設道路の補修、埋戻しの調整などへ少しずつ持ち出されると、記録されないまま山が減ります。用途にかかわらず、仮置き場から出した時点で払出しを記録します。
手順5 再利用量と搬出量を施工区切りごとに照合する
五つ目の手順は、発生した裏込め土の行き先を確認し、施工区切りごとに土量収支を照合することです。工事完了時に全期間分をまとめて確認すると、差異が判明しても発生時期や場所を追えません。
照合の区切りは、擁壁の施工区画、一定の作業期間、仮置き場の切替時、再利用開始前、搬出完了時などに設定します。区画ごとに管理を閉じることで、未確認の数量が次の区画へ持ち越されることを防ぎます。
土量収支では、期間開始時の仮置き残量に、その期間の新規発生量と他区分からの振替量を加えます。そこから、再利用量、場外搬出量、他区分への振替量を差し引き、期間終了時の仮置き残量と比較します。
ただし、地山状態、ほぐした状態、仮置き状態、締固め後では体積条件が異なります。換算係数を使用する場合は、設計図書、積算条件、試験結果、現場の運用ルールに基づき、適用範囲と根拠を明記します。一般的な係数を根拠なく当てはめて収支を合わせないようにします。
同一条件へ換算する根拠が不足する場合は、状態別の数量として並べます。地山体積、仮置き体積、運搬記録、締固め後の完成体積を区別し、数値が異なる理由を確認します。
再利用量は、仮置き場から出した量だけでなく、どの施工場所で受け入れたかを記録します。仮置き場から再利用候補土が出ても、途中で別用途へ使われれば、新設擁壁の裏込め量とは一致しません。
新設擁壁の施工区画ごとに、使用した材料区分、投入期間、使用位置、品質確認の結果を対応させます。どの既設区画から発生した土が、どの新設区画へ使われたかを必要な範囲で追跡できる状態にします。
締固め後の完成数量と、仮置き場から運んだ数量は同じにならない場合があります。ほぐれた土が締め固められることで体積が変化するためです。運搬数量と完成形状の数量を無理に一致させず、状態の違 いを明記します。
場外搬出量は、車両記録、計量記録、受入先の記録、仮置き場の減少量を、利用できる範囲で照合します。積載量にはばらつきがあるため、運搬回数に一定量を掛けた数値と、実際の山の減少量が一致しないことがあります。
搬出前後に仮置き場を計測できる場合は、車両記録の妥当性を確認しやすくなります。ただし、搬出中に新たな土砂を追加すると前後差が分からなくなるため、対象範囲と期間を明確にします。
場内の別工区へ移した土を、場外搬出として扱わないようにします。元の仮置き場から土がなくなっても、工事区域内に残っているなら現場全体の最終処理は確定していません。移動先と用途を記録します。
場外搬出では、材料の性状と処理区分を確認し、発注者、元請、受入先が定める手続や関係法令に従います。 土砂と廃材が混在したもの、油分や異常が疑われるものを、通常の建設発生土と同じ記録だけで搬出しないようにします。
照合で差が生じた場合は、数字だけを調整して収支を合わせないことが重要です。計測範囲、基準面、区分変更、選別物、未記録の払出し、仮置き山の沈下、降雨による形状変化、他区分との混合を確認します。
差が生じた時点が分かれば、原因を絞り込めます。前回計測時には大きな不整合がなく、今回だけ差が出たのであれば、その間に行われた掘削、移動、選別、使用、搬出を確認します。
原因が特定できない差は、無理に再利用量や搬出量へ加えず、不明差として残します。不明差の数量、確認日、考えられる原因、計測条件、次回の確認方法を記録します。
小さな差でも毎回放置すると、工事終盤に大きな差になります 。一方で、計測方法や体積状態から生じる不確かさを無視し、すべてを完全一致させようとするのも適切ではありません。現場で定めた確認基準に照らし、再測量や記録調査が必要な差かを判断します。
一区画の管理を完結させるには、撤去前の計画数量、撤去後の実績形状、発生材料の区分、仮置き量、再利用量、搬出量、残量がそろっていることを確認します。
未確定の材料が残る場合は、次の区画の数量へ混ぜず、保留区分として管理します。複数区画の保留土を一つにまとめる場合は、区画別の内訳と混合後の管理方法を残します。
工事終盤では、仮置き場の最終残量も確認します。山を撤去した後に薄く残る土、周辺へ押し広げられた土、基礎地盤へ食い込んだ土がある場合があります。
仮置き開始前の地盤と最終状態を比較し、残置量や地 盤変化を確認します。見た目に空になっているだけで残量をゼロとすると、土量収支に差が残ることがあります。
最終的な管理資料では、総発生量だけでなく、区分別の再利用量、場外搬出量、場内移動量、選別物、保留量、残量、不明差を整理します。これにより、当初計画より搬出量が増えた理由や、新規材料が必要になった理由を説明しやすくなります。
裏込め土の数量差が発生しやすい原因
既設擁壁撤去後の裏込め土は、施工の進め方や記録方法によって数量差が生じます。差の原因を事前に把握しておけば、現場の確認項目を絞り込めます。
代表的な原因は、撤去前の計画範囲と実際の掘削範囲の違いです。既設形状が図面と異なる場合、安全な作業空間や土留めを確保するために掘削範囲を広げた場合、地盤状態に応じて追加掘削した場合は、実績量が計画量より増えることがあります。
この増加をすべて計画誤差として処理するのではなく、既設形状差、施工方法による追加、安全対策に伴う追加、地盤状態による追加などに分けます。変更理由と範囲を記録すれば、後から数量増加を説明できます。
材料区分の重複も差の原因です。再利用候補土として発生量を計上し、選別後の使用対象土を新たに発生量として計上すると、同じ土が二度数えられます。区分変更は新規発生ではなく振替として処理します。
仮置き場間の移動も重複を起こしやすい作業です。仮置き場Aで計測した量を総発生量に入れ、その後仮置き場Bへ移して再計測した量も加えると、移動した分だけ総量が増えます。
運搬回数と仮置き量の両方を総量へ加えることも避けます。運搬回数は土の移動を示す記録であり、仮置き量はその時点の保有量です。役割の異なる数値を同じ総量へ加えないようにします。
体積状態の違いも大きな差の原因です。撤去前後の地形差は地山に近い状態、運搬時はほぐれた状態、仮置き山は積み上げられた状態、完成形状は締め固められた状態です。同じ立方メートルでも、計測対象の状態が異なります。
数量表には、どの状態の体積かを明記します。状態が不明な数量を後から換算しようとすると、根拠のない係数調整になりやすいため、記録時点で区別します。
仮置き山の形状変化も見逃せません。降雨による侵食、表面水の流入、自重による沈下、機械走行による押し広げ、乾燥や崩れによって、計測時期ごとに形が変わります。
仮置き場の境界が不明確な場合も差が生じます。隣接する区分の山が接触し、裾の部分が重なると、計測者によって範囲が変わります。境界を表 示し、接触した場合の扱いを決めます。
少量の場内利用が記録されないこともあります。作業ヤードの不陸調整、仮設道路の補修、機械足場の造成などへ土を使うと、一回当たりは少なくても累積量が大きくなります。
仮置き場から土を出す際は、正式な施工箇所だけでなく、仮設用途も含めて払出しを記録します。現場内で使った土は消えたのではなく、保管場所から使用場所へ移ったものとして扱います。
撤去材に付着した土や、選別作業で廃材側へ移った土も差になります。コンクリート塊に付着した土を混合物として搬出した場合、土砂単独の数量には表れないことがあります。
完全に分離することが難しい場合は、混合物として処理した数量と計測方法を記録します。土量収支を見かけ上完全一致させるためではなく、差の理由を説明できる 状態にすることが重要です。
計測方法の違いも確認します。断面法、現況面と基準面の差分、仮置き山の表面計測では、点の密度や境界設定が異なります。担当者や機器が変わる場合は、処理条件と基準面を引き継ぎます。
土量管理と品質管理を同時に進める方法
裏込め土を分ける目的は、土量を把握するだけではありません。再利用する材料の品質を確認し、新設擁壁へ設計条件に適合しない材料が入ることを防ぐ目的があります。
品質管理と土量管理を別々に行うと、同じ土に異なる名称が付いたり、数量更新の時期がずれたりします。材料区分、仮置き番号、施工区画を共通化し、一つの流れとして管理します。
再利用候補土は、候補としての数量と、使用可能と確認された数量を分けます。候補土が百立方メートルあっても、全量を施工計画へ使えるとは限りません。
異物の選別、含水状態、用途への適合、必要な土質試験、設計図書との整合を確認し、使用対象量を確定します。使用できない部分があれば、別区分へ振り替えます。
品質確認の結果は、数量表にも反映します。品質管理資料では使用不可になっているのに、土量表では再利用候補のまま残っていると、必要な搬出量や新規材料量を誤ります。
仮置き中の状態変化にも注意します。撤去直後は使用可能と考えられた土でも、長期間の降雨、排水不良、異物混入、重機走行によって状態が変わる場合があります。
使用直前に状態を再確認し、変化した部分は数量を分けます。同じ仮置 き山でも、上部、下部、外周、内部で含水状態が異なることがあります。
既設背面から回収した粒状材料を、新設擁壁の排水層へ使用できるかは、見た目だけで判断しません。細粒分の混入、最大粒径、材料の均一性、設計条件との適合を確認します。
一般的な埋戻し用途と排水用途では求められる役割が異なります。用途を変更する場合は、区分名、数量、使用位置、判断根拠を記録します。
新設擁壁の埋戻しでは、施工区画と投入材料を対応させます。どの仮置き場から、いつ、どの範囲へ使ったかを記録すれば、後から材料の流れを確認できます。
締固め施工では、投入したほぐれた状態の量と、完成形状から求めた量が異なることがあります。品質上の施工記録と土量記録を照合し、体積状態の違いを整理します。
現場の定例確認では、仮置き量、品質判定、再利用予定、搬出予定、保留事項を同じ資料で確認します。数量だけを確認しても、実際に使用できる量は分かりません。
反対に、品質だけを確認しても、その材料が必要量に足りるかは判断できません。品質と数量を同時に確認することで、新規材料の手配や搬出計画を早めに調整できます。
異常な臭気、油膜、廃材混入などが確認された材料は、通常の品質判定だけで再利用可否を決めません。必要な調査、法令上の取扱い、受入条件を確認し、一般の再利用候補土と分けて管理します。
現場で共有しておきたい記録項目
既設擁壁の撤去では、撤去担当、掘削担当、運搬担当、測量担当 、品質管理担当など、複数の関係者が同じ材料を扱います。情報が一部の担当者だけに偏ると、交代時や工程変更時に区分が崩れます。
共有資料には、施工区画、発生位置、材料区分、仮置き場所、計測数量、数量状態、累計発生量、累計再利用量、累計搬出量、場内移動量、現在残量、保留量、不明差を記載します。
発生位置は、「擁壁背面」のような広い表現だけでなく、測点範囲、延長区間、深さ、左右方向などを使って特定します。後から状態の違いや数量差を確認するとき、位置情報がなければ原因を追えません。
材料区分には、現場で使用している正式な名称を使います。日報では「普通土」、仮置き表示では「再利用土」、数量表では「埋戻し土」のように名称が変わると、同じ材料か判断できなくなります。
仮置き場所には番号や区画 名を付けます。「現場奥」「擁壁横」など、状況によって意味が変わる表現は避けます。位置が変更された場合は、新しい場所、移動日、移動量を記録します。
計測記録には、計測日、計測者、計測方法、対象範囲、基準面、数量、材料の状態を残します。数量だけを転記すると、後から計測条件を確認できません。
写真記録には、撮影日、撮影位置、対象区分、撮影目的を対応させます。仮置き山の全景、区分表示、材料の近接状況、異物、境界、降雨後の状態を必要に応じて残します。
区分変更の履歴には、変更前区分、変更後区分、対象数量、変更理由、確認日、判断者、判断根拠を記録します。使用可否の判断、選別、含水状態の変化、用途変更など、理由を明確にします。
運搬記録には、発生区画、材料区分、運搬先、時刻、回数を残します 。場内移動と場外搬出を区別し、仮置き場間の移動を新規発生量として扱わないようにします。
払出し記録には、新設擁壁への再利用だけでなく、仮設用途や別工区への移動も含めます。少量利用を記録しない運用では、仮置き残量が少しずつ合わなくなります。
異常材料の記録には、発生位置、確認日時、外観、臭気や油膜の有無、周辺への広がり、隔離場所、報告先、判断状況を残します。調査前の段階で汚染土や通常土と断定せず、保留状態であることを明確にします。
日々の作業開始前には、その日に撤去する区画、発生が予想される材料、運搬先、一時保留の条件、安全上の注意点を共有します。作業後には、実際の発生状況、仮置き状態、未処理の保留事項を確認します。
夜間作業や担当者交代がある場合は、仮置き場の現在量だけでなく 、判断保留中の材料、区分変更予定、翌日の移動予定、立入制限箇所も引き継ぎます。
記録様式は、項目を増やしすぎないことも大切です。同じ数量を日報、表計算資料、報告書へ何度も入力すると、更新漏れや転記誤りが起こります。
発生、移動、保管、判定、使用、搬出の流れを追うために必要な項目を優先し、関係者が同じ情報を確認できるようにします。数量の更新日と更新者を明確にし、古い資料が現場で使われない状態をつくります。
まとめ
既設擁壁撤去後の裏込め土を適切に分けるには、撤去後に土の山を見て分類するだけでは不十分です。撤去前から基準となる形状を記録し、施工安全、区分方法、仮置き場所、計測方法、品質確認、再利用先、搬出方法を決めておく必要があります。
手順1では、既設擁壁と背面地盤の現況を記録し、撤去前数量と実績数量を比較できる基準をつくります。既設図面だけに頼らず、現地の擁壁形状、地盤高、変化点、掘削予定範囲を確認します。測量や確認は、擁壁や掘削面の安全を確保した範囲で行います。
手順2では、再利用候補土、既設粒状材料、異物混入保留土、高含水保留土、構造物混合物など、現場で維持できる区分を設定します。各区分には、判定基準、仮置き場所、予定する行き先、確認責任者を関連付けます。
現場独自の区分は、法令上の処理区分を代替するものではありません。土砂、建設汚泥、廃材を含む混合物、油分などの異常が疑われる材料は、関係法令、契約条件、受入条件に沿って個別に確認します。
手順3では、撤去と掘削の発生段階で、構造物、土砂、粒状材料、異物を可能な範囲で分離します。一度混ぜた材料を仮置き後に分け直すことは難しいため、発生場 所で混ぜない運用が重要です。ただし、分別よりも崩壊、倒壊、落下、重機接触の防止を優先します。
手順4では、区分ごとの仮置き場を設け、仮置き前の地盤と土砂山の形状を計測します。運搬回数、仮置き量、場内移動、搬出量の役割を分け、同じ土を移動のたびに計上しないようにします。
手順5では、再利用量、搬出量、区分変更量、仮置き残量を施工区切りごとに照合します。工事完了時まで確認を先延ばしにせず、差が小さい段階で原因を調べます。
現場で土量管理が合わなくなる原因は、測量の精度だけではありません。異なる区分を混ぜたこと、場内移動を新規発生として数えたこと、仮置き場からの少量利用を記録しなかったこと、体積状態の異なる数値を直接比較したことなどが影響します。
地山状態、ほぐした状態、仮置き状態、締固め後の状態では、同じ土でも体積が変わります。すべての数量を無理に一致させるのではなく、どの状態を計測した数量かを明記し、差の理由と計測上の不確かさを確認することが大切です。
また、裏込め土の区分は品質管理にも直結します。数量が把握できても、設計条件への適合が確認されていなければ再利用計画へ反映できません。品質判定と数量更新を同じ区分で行い、実際に使用できる量を明確にします。
既設擁壁撤去は、施工が進むほど元の状態を確認できなくなる工種です。撤去前、撤去中、仮置き時、再利用時、搬出時の記録を連続させることで、どこから発生した材料がどこへ移ったかを説明できるようになります。
現場での土量管理を効率化するには、施工区画、仮置き場、計測結果、写真、位置情報を関連付け、その場で記録できる環境を整えることが有効です。作業後に記憶を頼りに整理するのではなく、形状が変わる前に現況を残すことで、数量差の原因を追いやすくなります。
既設擁壁の背面や限られた仮置き場では、施工の進行に合わせて状況が短期間で変化します。スマートフォン等と連携できる測量機器や現場記録ツールも選択肢に含め、計測方法、要求精度、データ管理手順を確認したうえで、区画ごとの変化を継続的に把握してください。
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